「等身大の良質B級ゾンビ映画」デイ・オブ・ザ・デッド M.Kotaroさんの映画レビュー(感想・評価)
等身大の良質B級ゾンビ映画
とても良くできたB級ゾンビ映画だと思う。
ゾンビの挙動は21世紀にふさわしいモダン型。主人公をはじめとする「追われる者たち」がごく普通の人間として描かれていることと,ストーリーがひたすらゾンビからの逃走を描くシンプル仕様であることが,実はこの映画の肝だと思う。等身大の登場人物にはとても親近感を感じるし,「世界を救う」とか「感染の拡大を止める」という壮大なミッションはわれわれ凡人には肩の荷が重すぎるのだ。戦闘力が高すぎる主人公がゾンビ問題を解決して地球を救うのは「バイオハザード」に任せておけばいい。
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