劇場公開日 2008年7月26日

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「ジャッキー・チェン×ジェット・リー2大アクションスター夢の共演?」ドラゴン・キングダム いきいきさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ジャッキー・チェン×ジェット・リー2大アクションスター夢の共演?

2008年7月25日

笑える

楽しい

興奮

 主人公はカンフーオタクの少年ジェイソン(マイケル・アンガラノ)で、
 日本同日公開のカンフー・パンダと同じで、同じ様なメッセージも。

 ジェイソンは質屋の老人から棍棒=如意棒を託されて、
 現代から大昔のような中国、キングダムへとワープし、
 ルー・ヤン(ジャッキー・チェン)&サイレント・モンク(ジェット・リー)
 &ゴールデン・スパロウ(リウ・イーフェイ)と共に、
 孫悟空を復活させる旅へと向かう。
 刺客(リー・ビンビン)に襲われながらも、
 悪の将軍(コリン・チョウ)に立ち向かう。
 このように、こちらはカンフー映画というよりも、
 現代の少年が夢見ていた世界で成長して、帰ってくるという青春映画で、
 ファンタジー大作のようなストーリー。

 そう、主役はジャッキー・チェンでも、ジェット・リーでもなく、
 師匠という立場で、どちらも2役で、
 どちらの出演時間も正確に同じなのではないか、と思ってしまうほどで、
 逆にホントに仲がいいのか?と勘ぐってしまう。

 ジャッキーは酔拳を披露してくれるし、
 リーもキレのある動き、棒捌きを披露してくれる。
 中盤にはジャッキーとリーの対決もあり、
 2人の長年のファンなら満足でしょうか。
 それとも、ワイヤーなどのエフェクトを使わずに、
 ガチで2人の真剣勝負的なアクションを見たかったでしょうか。
 それにはちょっと遅すぎたのでありましょうか。

 ストーリーは西遊記など中国の伝奇をベースに、
 単純でアクションシーンがメインであり、
 そのアクション監督はユエン・ウーピンが手掛けており、
 十分見応えはあったが、やっぱりハリウッド作品で、
 母国での2人の共演を観てみたいな、
 2人が作り上げたアクションシーンを観てみたいな、
 と思ってしまいました。2人とも楽しそうなんだけどね。

 弱々しかった主人公が修行を積んで、逞しくなっていく姿は悪くないし、
 思わぬものを浴びちゃったりして、そこそこ笑わせてくれるし、
 女優は2人とも結構好きなんだけど、
 これなら僕はカンフー・パンダを薦めちゃうなぁ。

 ラストバトルで止めの一撃は分かるけども、
 将軍はどうして孫悟空にしか本気を出さないのだろう?
 どうして、NGシーンがないのだろう?

いきいき