劇場公開日 2009年4月25日

  • 予告編を見る

「この映画のセールスポイントは?」レイン・フォール 雨の牙 カサキショーさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5この映画のセールスポイントは?

2009年5月1日
鑑賞方法:映画館

泣ける

「逃げる二人に、東京が牙をむく」
そんな,威勢の良いキャッチコピーに誘われて、
観に行ってしまいました。

日系アメリカ人のジョン・レインは元秘密工作員、今は暗殺者。
日本の高級官僚川村を殺害する依頼を受けて東京へ潜入する。
依頼人から受けた仕事を粛々こなしていると、何か違和感を感じ
いつのまにか追われる身になってしまう。
それは殺害された川村が持っていたはずの
メモリー・ステックが見当たらないせい。
それをもっていると疑われる川村の娘と一緒に、
東京の街を逃げ回る。
追い廻しているのは、CIAと日本ヤクザだ。
メモリーステックに一体何が隠されているのか?
それを手に入れたレインは、反撃に出る。

こんなストーリーなのだろうか、
観ていて良くわからなかったが、
ストーリー以上にこの映画の魅力がもっとわからなかった。

そもそもこの映画の売りは一体なんだったのか?
原作のストーリーが良く、ストーリー本位の映画にしたかったのか?
それとも、ハードボイルド系のアクション重視の作品にしたかったのか?
はたまた、椎名桔平&長谷川京子の魅力で魅了しようとしたのか?
少なくともアクションを充実したかったのならば、
配役はもっと違う人になっていたはず、真田広之とか。
椎名桔平&長谷川京子の魅力で何かとしようとしたならば
いまどき、まったく濡れ場の無い夜はナンセンスだろう。
(期待したわけでは、ないですけど。。)
とすれば、この映画のセールスポイントは、
メモリーステックが持つ衝撃度なのだろうと思うのですが、
なんとも平凡で、他愛も無い衝撃なのです。

ゲイリー・オールドマンも
やたらわめき散らしているだけにしか見えなかったし
ほんと、この映画の良さが理解できませんでした。
これって、私の感受性の問題?

カサキショー