「珍品」レイン・フォール 雨の牙 ダース平太さんの映画レビュー(感想・評価)
珍品
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一向に盛り上がらない凡庸な脚本、テンポの悪い演出、そして椎名桔平(ボソボソとしか喋らないので、セリフが聞き取りづらい)と長谷川京子(話すと映画が止まるw)の退屈な演技・・・映像こそ凝っているけど、とにかく「何をどうしたらこうなっちゃうんだろう?」というレベルのつまらない作品。観ていて、何度睡魔に襲われたことか。。
そもそも椎名は日系アメリカ人にはとても見えないし、高級官僚が危険を顧みずに職場から盗み出すデータは、ソニーグループに配慮してかメモリースティックだったりする(苦笑)。ほかにも椎名と長谷川が会話している背後でデカデカと映るプロミスの看板とか、椎名と長谷川が身を隠すアパートの明治時代みたいな調度品や、同じく身を隠した旅館で、布団を並べて寝ながら子ども時代の思い出を語り合うへんてこなシーンとか、ポカーンとしてしまうシーンが満載。
まあ、上で述べたのはあら探しだと言われればそれまでだけど、何より致命的なのは、椎名演じるジョン・レインが、優秀な暗殺者にはとても見えないこと。中でも逃避行中に長谷川京子に対して説教するシーンは爆笑もの。なお、いい点を挙げておくとゲイリー・オールドマンの演技。彼だけ突出してます。でも、無駄遣いです。
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