愛のむきだしのレビュー・感想・評価
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最後まで見入る237分
4時間近くというかなりの長編かつ癖のある作品なので、園監督作品が初めての方はまず他の作品を観た方がいいかもしれません。暴力と性の描写は毎度のことながら含んでいます。園作品が好きな方には充実した4時間になるのではないでしょうか。
チャプターによって内容がガラッと変化するのは面白いです。飽きないポイントにもなっているかもしれません。たまに入っているギャグも笑えます。
役者の演技は圧巻でした。人間の様々な表情を鑑賞することができます。ラストは不意に泣いてしまいました。私は愛する人のためにここまで執着することができるだろうかと考えていました。
また、メインキャストの二人の美貌もこの作品の魅力であると思います。そんなこともあり、あっという間の237分でした。
どんだけ濃密な480分間をすごしたことがあんのだ
ストーリーとかはどうでもいい、どこからでも拾えるだろう。どれだけ濃密な480分間を過ごしたことがあるのか。理屈抜きにYESと言えない輩は観てもいいのでは。町田康の告白を彷彿とさせる、初めは馬鹿やって愛する美女が登場しやってシリアスに入って破滅ってパターン。見過ごされがちだが、おとこと男の繋がりは大事だんだなってよく分かりますね。愛に飽和した輩こそ観るべきだ。
騙されたと思って観て!
本当にね、一回観て欲しい!お昼に観始めて気づいたら、外が暗くなっていました。映画館で観たかったなー。その後はずっと「空洞〜♪」と口ずさんでいました。笑 園子温ファンになること確実です!
4時間ってこんな短かったっけ?
見ようと思ったきっかけは満島ひかりさんが大好きだから笑
愛が主なテーマだが、なんせ4時間もあるので様々なテーマやメッセージが押し寄せる。4時間という長さを全く感じさせない内容だった。本当に面白いし、内容も浅くない。実際、これを見てから自分の中で変化があったと感じている。特に、宗教に対して深く考えてみたいと思った。
多くの人におすすめしたいが、言いたい内容が多すぎて説明するのが難しい&面倒くさい。というわけで、とにかく見て欲しい!見れば分かる!!
てか、劇場で見たかったーT_T
こんな映画が5年前にやっていたと思うと、なんで気づかなかったのだろうと悔やまれる!良いものは時代に関係なく、誰もが感動するんだと思った。そんな映画にこれからも出会いたい!
また、挿入歌や主題歌になっているゆらゆら帝国にどハマりしている笑
「空洞です」すばらしいですね。
いろんな意味で忘れられない
不思議なもんで、この映画、最初「めっちゃ濃いストーリーだな!」と思っていたのに、最後の方まで来ると最初のことなんか頭からすっ飛んでました。
もちろん、父親が主人公に懺悔を強要するところなど、とても衝撃的でしたが、何ともゼロ教会本部に乗り込むあたりから、もうすごすぎて。まさか西島さんがあんなすごい演技ができるとはwww
しかも、私だけでしょうか、ストーリーが進むにつれ、西島さんの演技、磨かれてませんか?
ストーリーからしても、おそらくできる限り時系列のそって撮影したと思います(いきなり乱心のシーン撮影だったらもう役作りメチャクチャや笑)。
しかも4時間と、なかなか長い作品なので、撮影期間も長かったのでは…と考えると、進むにつれ、だんだん焼くも染み付いてきて、演技、やっぱり上手くなるんですかねぇ。
後は、他のキャストの方々は、安定した演技力ですよね。特に満島さんはデスノートの後編のテレビ局でのシーンや、最後にお父さんと駅から歩いてるシーンなどで、「なんや、この子めっちゃ演技上手いやん!なんで売れてないんだ??」と思っていたので、最近いろんな作品に出ていて、「おぉ、実力が評価されたのか」と思いました。
この作品に置いても、あの役は満島さん意外では想像できないかと…他の女優さんがやったらただクレイジーで暴力的な少女になってしまいそうですが、満島さんは彼女の深い闇を、彼女のいろんな精神状態の中できっちり表現できていました。
ただ、あの終わり方だと、二人がどうなったのか…ちょっと気になります。まさか自分がサソリと思い込んでるとは…笑
いやぁ、それにしても、いいもん見たわ。なんだか、脳裏に焼き付けられるって、こういうことを言うんですかね。
罪作り極まり、全てをぶった切る愛
・牧師の息子
牧師は失恋して、少し壊れてしまった。
それから毎日、高校生の息子に懺悔室で懺悔を求めるようになる。
父のためにリアルな罪を創り出していくはめに。
まず手始めに、校庭で蟻を踏み殺した。
少年は、あっという間に絵に描いたような不良グループの一員だ。
黒人相手に、喧嘩の極意を習得し、盗撮の技もプロ並みに・・・
少年は、取り付かれたように悪を食いつくし、気づかぬうちに普通から逸脱していた。
・牧師の息子と運命の出会いを果たす、少女マリア
父親の悪影響で唯一の敵は男と息巻く、男をぶっ殺すため、喧嘩の練習を毎日している。
・カルト教団の幹部の少女X
少女Xは父によって決定的に破壊されてしまった。
性は罪であると刷り込まれたのだ。異様なかたちで・・・
それからは、愛した異性を切り刻みたい衝動にかられる。
三人が出会い、悲劇がうまれた。
少女Xは少年を愛してしまい、少年はマリアを愛してしまった。
悪を尽くして備わった力で、少年は愛をむき出し、全てをぶった切る。
グロくて重たい映画だけど、エロとラブがコメディタッチで、緩和してくれる。
マリア奪還作戦あたりから、完全に引き込まれてしまった。
所要時間が長いため、内容的に薄い部分が点在していた。
それを引き締めるべく、圧巻の演技力で満島ひかりが貢献している、
男目線による、男のための国、青春活劇なり。
どこまで事実なのかさっぱりわかりません。
キネ旬4位になっているし、いろんな人が面白いと書いているから、見てみたけど、私はダメかな?
「この物語は事実にもとずいている」と最初に出てくるけど、ずるいんじゃないかな?
これだとほとんど事実で、ちょっとだけ演出というイメージになるけど、それはありえないです。
これだけの事件が起こって、こころあたりがないわけないし、どこまでが事実なのかさっぱりわからないです。
極端な話、主人公が高校に通っていたことだけが事実だったとしても、事実にもとずいていることになります。
ちょっとだけ事実で、あとはほとんど作り話というのが、本当なんじゃないかな?
刺激的シーンの連続で、次に何が起こるかさっぱり読めず、結局DVD上下2巻、4時間近くみたけど、最初にこの物語はすべてフィクションです、と注意書きが入っていたり、あるいは何も書いていなかったとすれば、とても4時間近く見ていられなかったと思います。
突っ込みどころだらけで、これがほとんど事実なのだとしたら、自分の方が気が狂っているのではないだろうか?と思えるほどです。
だいたいなぜ事実と言えるのでしょうか?作者の体験談なのでしょうか?聞き取り調査の結果なのでしょうか?
作者の体験談とは考えにくいし、聞き取り調査だとして、見ず知らずの人にこういうことを正直にしゃべる人がいるとは信じられないし、知人だったら、なおさら言えないと思います。
最初の「この物語は事実にもとずいている」という宣言から、ありえないような刺激的なエピソードを続けていって、見る人の興味を引こうというのが、ねらいのような気がします。
さらに、その刺激的なエピソードが、男の欲望というか、そうゆうところを刺激するものになっていて、頭の隅で否定したくないと思ってしまうところが悲しいです。
ドキュメンタリーならドキュメンタリー、ファンタジーならファンタジーで勝負して欲しい。
ドキュメンタリー風のファンタジーはやめていただきたい。
だまされたような気になります。
純愛部分以外は正直ビミョーです
終盤の純愛ハッピーエンドは素直に好きなのですが、4時間も主人公がヒロインに嫌われているもどかしい時間を過ごすのは正直苦痛でした。けっこう無駄なシーンがあると思います。
高い評価をされている方は、エンディングで感動できたし、全体も飽きなかったし、いい映画だったと思っているのか?と疑ってしまいます。
確かに、宗教とか家庭内暴力とか、いろいろ重たいテーマの内容が次から次へと出てきますし、盗撮だとか精神病患者だとか、自分があまり普段目にしない「社会の汚い部分」ばかり見せられているため新鮮で、飽きることはないのですが。別に純愛を伝えたいならもっと削って削ってストレートなものにしていいと思うのです。
ふつうありえないような過去を持つ人間が恋愛をするのはいいと思いますが、もっと脂っこくなくて、気持ち悪くならないぐらいのを作ってほしかった。
レオンとかの方がいいなぁ。
凄い映画だ!!
この映画を初めて見た時の衝撃は今も忘れられない。
見る前は、長いし、あらすじも何だか良く分かんないし、こりゃ途中でダレるな、と思っていたら…あっという間の4時間!
テンポの良さ、ハイテンションな演出には、爽快感すら覚え、見終わった後、もう一度見てしまったほど。
アクション、バイオレンス、コメディ、エロ、宗教、家族物語…ありとあらゆる要素を詰め込んでいるが、見終わって感じたのは、これは究極のラブストーリー。
と言っても、ただの甘っちょろいだけのラブストーリーではなく、凶暴なまでに純粋な、タイトル通りの“むきだし”のラブストーリー。
ラストの2人の姿には、拍手喝采を送りたい。
イケメンながら際どい役に挑んだ西島隆弘、迫真の熱演を見せた満島ひかり、独特の存在感を放つ安藤サクラ…映画を支えたこの若い3人にもう一度拍手。
僕はこの作品で園子温監督のファンになった。
毎回毎回、刺激的な作品を作ってくれる。
本当に次回作が楽しみな監督だ。
「愛のむきだし」、また見よう。
(この年の各映画賞でも話題になったが、唯一無視した日本アカデミー賞は極刑に値する)
ズッポシ見応えアリ!
上下巻長めだがそうは思わせない。長いがそう感じさせないってのは最高な映画だと思う。
西島隆弘はチョロっぽいヤツだな〜と思っていたが印象がガラッと変わった。今後注目したい俳優と思う。
なんと言っても満島ひかり。この子はなんだか分からないけどホントに魅力的な女性だ。引き込まれますね。
あともう一人の女の子
ブスだけど素晴らしい
全身全霊!
有意義な4時間でした。
映画は見直す余裕も欲しいからできれば2時間に収めてほしい私ですが、きちんと考えられた、一緒に疾走できるいい4時間を過ごさせてもらいました。
こんなに長尺なのにあからさまな無駄がないというか、覚悟していた「今中弛みしてるな〜」っていう時間が全然なくて凄いと思いました。しっくりこないのはラストのワンカットくらい。(あそこが好きな人も多そうだけど)
観る前はB級丸出しな宣伝に内容も内容っぽいし4時間はきつそうだな〜と作品を知ってからずっと気になってはいたのに観るまでにかなり時間を置いてしまったけど、観てみると逆にその軽さと重さのバランスがすごくよかったです。ああ、あえてそうしたんだなという監督のこだわりを感じました。
なんというか本当に全身全霊でむきだしな作品。園さんはすごくいいタイトルつけたものです。
登場人物たちもそうだしそれ以上に監督、役者をはじめとする作り手の魂がすっっっっごく伝わってもうそれだけで大満足。
きっとすごく体力も気力も使ったことと思います。心をむきだしにしなきゃ撮れないシーンをたくさん観ました。
ストーリーは二の次というかまあ細かいことはいいか(毛色は違うけどダンサーインザダークを観たときもちょうどこんな感じでした)、とにかくこの人たちが作ったこの作品がみれてよかったと心から思います。
全くアラがないわけでもないんだけどそのアラさえ愛おしいのです。
決して今のヒットしやすい邦画のぬるま湯には浸からずに、かといって自分だけ気持ち良くなってるのを見せつけられている気にもならない、映画ってこういうことだよね役者ってこういうことだよねという感動。
新しい可能性を積極的に取り入れる監督さんって大好きなのですが、園さんのキャスティング能力は頭一つ抜けてますよね。(ヒミズも楽しみにしています。)
逸材の見つけ方活かし方。無名(多分私2008年の時点だと名前を言える人が1人いるかいないかくらいだったかもしれないです。。)やハンデ(アイドル出身とか)のある俳優を信じて手を抜かず勝負にいく潔さ。もう本当に素敵。
そしてそれに100点以上で答える役者さんたち。上手とか下手とかじゃなく、とにかく惹き込まれる。
まずは今一番気になっていて、今作のお目当てでもあった満島ひかりさん。
空いてる席を次々自分の物にしているというか、代えがきかない女優さんですよね。
でも絶対今がピークじゃなくてポスト大竹しのぶは彼女しかいないと思ってますw
そしてもう一人安藤サクラさんとの出会いは衝撃でした。
今まで邦画を積極的に観てこなかったもんだから初めて拝見したのですが絶対他の作品も観ます。
彼女はお世辞にもべっぴんさんとは言えないけれど、その姿はまさに“女優”で本当に美しい。
私、女優という肩書を持ちながら外見の美しさだけ追求してやたら整形する人が本当に不思議で不思議で。
だって一番大切な表情がなくなるから。その人にしかない特長まで仮面に覆って芝居って何?と思うし魅力ってそういうことじゃないんですよね。
安藤さんも満島さん同様、引く手数多な存在であり続けると思います。
AAAの西島さんは、彼らの音楽も全く知らないほどだったのですが、時間が経てば経つほど彼をオファーした理由に頷けました。
この作品はなるべく順番通りに撮っているような気がするのですが、そう感じたのは西島さんのお芝居がだんだんだんだん良くなるからです。
最初は中性的な声と雰囲気がサソリとユウの切り替えにぴったり!とか少し離れて見てたのに最後のサソリにはもう本当に釘付け。
もちろん無駄にアクロバティックな盗撮には笑わせて頂きましたw
ていうかあの盗撮教室?とかああいう美術さんとかエキストラさんが「私何やってるんだろう…w」ってなりそうなところまでディテールを落とさず真剣にふざける姿勢が大好きw
珍しく話の内容にほとんど触れてないレビューになりましたw
なんかそこじゃないというか、ずしんと何が心に残ってはいるもののそれをうまく言葉に表せないこの感じ。
思ったのは愛って教科書通りでも理屈でもないし、綺麗なだけでもなければすごく不確か。でもそれがいいんだなあってこと。
まだの方はぜひ観てみて下さい。
むき出された愛
皆さん、こんにちは(いま8月27日pm2:45頃です)
なんで、今頃になってレビューかよ?
ってお思いでしょうが、さっき、ある人にこの映画を勧めたんです。
「まあ、はじめのほうはカッタルイ感じで見てたんだけどさ。
後半になると、乗り出してみるようになったんだ」
とか、言っちゃったんです。
で、この映画のこと、ちゃんとレビューしたいという欲求が出てきたんです。
忘れた部分ももちろん、多いのですが、
やっぱり、このふたつは忘れないし、書いておきたい。
ひとつは、
満島ひかりが、まさにひかりを放った場面。
そう、キリスト教のマタイ?の説教をいうところ。
主人公の上に乗って、延々と、唱えていた。
いつ終わるんだろう。
まだ言ってるよ。
忘れないのかな。
こんなむずかしい言葉を。
計ってはいないけど、10分以上。
満島ひかりはしゃべっていたのだ。
ふたつ目は
精神病院を逃げ出すところ。
たしか、ひかりが彼を助けるんだよね。
ここは定かではないんだけど・・・
彼が精神的におかしくなってしまった。
それをひかりがやってきて助けだす。
どっちが、どっちを助けるというのも、あまり重要ではない。
最後にふたりの手が結ばれる!
そこに大きな感動があるのです。
というわけで、すごいインパクト。
このパッションはほんものだったのです。
空洞と充血
「めっちゃオモシロイけど、なんじゃこりゃあ!?」という出会いが
人生には何度かある。
たとえば・・少年ジャンプに「ハレンチ学園」が連載開始された時、
「ロッキー・ホラー・ショー」の巨大な真紅のクチビルが舌なめずりした時・・(古い話デスネ)
私に映画の面白さと奥深さを教えてくれた先生(といっても同い年)が、
「愛のむきだし」を昨年の邦画ベスト1にしたらしいとのウワサを聞き
ワクワク見たが、「なんじゃこりゃあ!?」の1本だった。
このさわやかなエンディングは何?
コイケは空洞に刀を突き立てたかったの?
と色々ギモンが残ったが、
親の虐待に苦しむ、ユウとヨーコとコイケの3人が見た白昼夢が
ショートして生まれた花火のようなストーリーと思えば納得できる。
A級映画とは言い難いのでRATEはB+++としたかったんだけど・・・
重いテーマを軽くB級に味わわせてくれる映画で、好みだったので、
園子温監督の他の作品も見たくなった。
気がつくとYouTubeでAAAの西島隆弘を見ていたり、
満島ひかりの出演作をチェックしていたり、
素顔で四谷怪談のお岩さんを演じられるであろう安藤サクラの
ブキミな微笑も忘れられない。
おまけに「俺は空洞~でかい空洞~~」と、ゆらゆら帝国の主題曲が
頭の中で時々響いている。
オソロシイ・・
この映画には中毒性がありそうだ。
空洞です。
今さらながら、愛のむきだし。
もう何度劇場で観たことか。。。
この映画の主演である西島隆弘さんも満島ひかりさんもアイドルなので、正直演技は全く期待してなかったんです。それが期待を裏切るほどに素晴らしく、まさにむきだしの演技をしています!安藤サクラさんの怪演も必見です!
あるインタビューで園監督が満島さんを起用した理由について、「こいつはくるだろうな」と思ったそうです。そう思ったのは吉高由里子さん以来だとか。
2009年の邦画ベスト1ではないでしょうか。
むきだされた愛の行方は・・・
劇場公開時からいろんな雑誌で【今年1番の傑作】みたいに
大絶賛されてたんで レンタルしてちょっと観てみた
この作品の感想はかなり難しい
議論してたら1晩かかりそうだ
なんてったって 上映時間がなんと【4時間】
ついでに『愛のむきだし』とタイトルが出るまでに【1時間】
『レザボアドッグス』みたいに登場人物ごとに【章】が分かれていて
何章かある
個人的な感想は 肯定も否定もできない感じだけど
あえて言うなら【長い】
特に無駄なシーンが多いとは思わないけど
2時間位だったら恐らく大好きな作品だっただろう
そして若干【エンターティメント性】が薄い
前半は結構なインパクトでグイグイ引っ張ってくれるが
作風が変わり笑いも減る後半の展開が微妙に弱い
その理由の1つは 恐らく【セックスシーンの不足】
この作品は 監督のカラーで【エロ&バイオレンス】が容赦ない
大量の血が噴出する【強烈なバイオレンス】は何度かある
(血の量をもうちょい控えめにしてほしかった)
しかし それに対し【エロ】が少な過ぎた
特殊な愛のストーリーだから もっとエロが多い方が良い
ズバリ【愛】がテーマの作品だし
観たら分かるが このテーマで【濃厚な濡れ場】が一切ナイ
これがかなり不自然
なぜかセックスが1度もない 誰もしない・・・
【愛がむきだし】な話なのに・・・何故
生々しくエロいシーンは盛りだくさんなんだけど・・・
もしも原作にセックスシーンが全く無いにしても
映画版には絶対に入れるべきだと思った
なにもスケベ心で言ってるんじゃない
強烈な愛の物語だから・・・ もったいない・・・
ポルノ業界の『ブギーナイツ』は同じく【愛】をテーマにした群像劇だが
【エロ&バイオレンス】がズバリ描かれていた
もちろん ちゃんと激しいセックスシーンが何度もある
【恋愛】【同性愛】【家族愛】【友情】【レイプ】・・・
すべて『愛のむきだし』と完全にリンクするテーマばかりなんだけど
3時間ダレる事なく突っ走る展開で 【もっと長くても良い】と
思えるくらいだ セックスシーン無しには愛を語れないという事
しかし『愛のむきだし』が駄作ってことでは全くない
TVじゃ絶対にできない【特殊なテーマ】や展開やバイオレンスがあり
それぞれの役者の演技も 時に自然で 時に凄まじく
みんな素晴らしい演技をフィルムに焼き付けている
上映開始1時間で出るタイトルというアイデアもカッチョイイし
タイトルが出るタイミングも最高にクール
後半の失速は物語の展開上しょうがないが
【娯楽】として観た場合 ちょっとだけ残念だった
もちろん この作品がズバリ好きな人から言わせると
【完璧な4時間】と思えるだろう
そこは人それぞれなんで あまり否定はしたくない
そんなこんなで 賛否両論あるであろう問題作
個人的には心にグサッとくる 深く忘れられない作品だった
久々に観た人のいろんな感想を聞きたくなった
「満島ひかり」にヤラれました
満島ひかり演じる「ヨーコ」の鮮烈な登場に始まるが、「ヨーコ」が宗教に洗脳され自分を失いボロボロになっていくのを、最後まで助けようとした人が、本当に自分を愛してくれている唯一の人だと気づき…。
あっという間の3時間57分+休憩10分でした。
機会があったら、ぜひ観て欲しい作品です。
ただのパンチラ作品ではない、邦画史に残る名作!
素晴らしい作品にであった。
棺おけの中まで、引きずっていきそうである。
元はといえば、
「プライド」の満島ひかりにしびれた所から始まる。
今まで注目の女優といえば、
蒼井優、宮崎葵ぐらいだったのに、
彼女もしっかりノミネート。
本物かどうかを確かめるつもりで「愛のむきだし」を観たのだが、
彼女は言うに及ばず、園子温監督にも
打ちのめされてしまった。
おちゃらけたストーリーの中に、
剥き出しにされた「本物の愛」とは何かを、
観るものに投げつけてくる。
この作品は観た人でないと
きっと理解できないと思う。
ただただ、是非観てくださいと
勧めるばかりだ。
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