「原作がとても良かったので」ひゃくはち flying frogさんの映画レビュー(感想・評価)
原作がとても良かったので
早見和真の原作小説がとても良かったので、映画化されていると知ってレンタルで鑑賞してみた。
あ~、そういうことなのね。
原作は20代後半の雅人が恋人に「実はあなたとは高校時代に出会っていて、しかも自分の初体験の相手はあなただ」と打ち明けられ、その記憶がまったくない雅人が焦るところから話が始まり、現在と高校球児時代を交互に描いていく作品だった。
その「高校球児時代」だけを映画にしたんだ。
つまり「現在」に繋がる重要な人物である恋人の佐知子は出てこないし、同じく「現在」に繋がる重要なエピソードであるノブの退部騒ぎも映画には出てこない。
うーん、良い話なんだけどな~。佐知子が出てこないのか~
とがっかりはしたのだけど、この映画はこれはこれで良い。バカばかりやっていた自分の高校時代を思い出した。バカな高校生、大好きだ(笑)
タバコを吸い、合コンで女の子を追いかけながらも、名門野球部のベンチ入りの最後の1人を争う、多くの「男の子だった」男に身に覚えがある話だった。
…いやでも佐知子が出てこないのはやはり寂しいけど(笑)
それよりクリスマスパーティーのノブの「野風僧」の替え歌がなかったのは納得できないけど(笑)
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