「グロ要素強めのパニック系ホラー」パラサイト・バイティング 食人草 k2kpさんの映画レビュー(感想・評価)
グロ要素強めのパニック系ホラー
ちょっと思ったのと違いましたが、これはこれで良かった。
人を食べる草が主人公グループを襲って、その草から身を守りつつ逃げるという植物系モンスターが出るストーリーを見られると思ったのですが、どっちかというとじわじわと侵食する草に対して怯え心が壊れていくようなパニック系の映画でした。
なので襲ってくる草の弱点を考えて撃退したり、起源が明かされるなどの植物モンスター中心のストーリではありませんし、物語序盤から主人公たちを包囲する森の原住民や草から脱出することが目的となるので、遺跡を活かした動きやイベントもほとんどありません。
そのため特に説明がないためか、遺跡という名のザスピリチュアル要素も人を食べる草とあまり上手くかみ合っていないように思えます。
ただし、じわじわと草が浸食する恐怖とそれによって不安定になった人の狂気的な行動、自称治療という名のグロ要素があるのでハラハラと不安な気持ちはけっこう味わえました。
植物系モンスター中心のパニック映画と思って見るとがっかりする人もいるかもしれませんが、人の狂気や不安という感情を主題としたパニック映画だと思って見ればおすすめかな。
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