パラサイト・バイティング 食人草のレビュー・感想・評価
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邦題のセンスは最悪
今夜(2024/04/20)観ました。 まず、書き残しておかなくてはならない事は、タイトルからお分かり頂ける通り、邦題に関してです。 これを付けた人は、恐らく日本人だと思いますが、完全に作品のネタバレになります。原題は『The Ruins(遺跡)』なので、ネタバレにはならず、映画の中盤頃まで恐怖の根源がどこか分からないので、存分にこの作品を堪能出来ると思います。 しかしながらこの邦題のせいで日本人である私達は映画の序盤から何が起こるか想像出来てしまいます。この邦題を付けた人が誰かは知りませんが、転職した方がいいのではないでしょうか。 邦題は最悪ですが、映画の内容には関係ないので、評価には反映しません。この件を評価に加えてしてしまったら本作に対して余りにも理不尽です。 作品そのものは90分でサクッと観られる尺、分かりやすいシナリオ、胸糞悪くなる様なシーンの数々、しっかり片付けてから少し余韻を残してエンドロールと、文句無しの恐怖映画です。 マイナス点は、黒人と黄色人種の登場人物が無かった点です。そういう世界観があっても良いと思いますが、個人的にはちょい役でも入れて欲しかったです。 U-NEXTのレンタルで観られます。怖い映画が好きなら必見です!!
グロ要素強めのパニック系ホラー
ちょっと思ったのと違いましたが、これはこれで良かった。 人を食べる草が主人公グループを襲って、その草から身を守りつつ逃げるという植物系モンスターが出るストーリーを見られると思ったのですが、どっちかというとじわじわと侵食する草に対して怯え心が壊れていくようなパニック系の映画でした。 なので襲ってくる草の弱点を考えて撃退したり、起源が明かされるなどの植物モンスター中心のストーリではありませんし、物語序盤から主人公たちを包囲する森の原住民や草から脱出することが目的となるので、遺跡を活かした動きやイベントもほとんどありません。 そのため特に説明がないためか、遺跡という名のザスピリチュアル要素も人を食べる草とあまり上手くかみ合っていないように思えます。 ただし、じわじわと草が浸食する恐怖とそれによって不安定になった人の狂気的な行動、自称治療という名のグロ要素があるのでハラハラと不安な気持ちはけっこう味わえました。 植物系モンスター中心のパニック映画と思って見るとがっかりする人もいるかもしれませんが、人の狂気や不安という感情を主題としたパニック映画だと思って見ればおすすめかな。
意外な掘り出し物
いかにもな邦題だが、きちんと原作のある作品である。日本では未公開だったが、今なら「未体験ゾーンの映画たち」なんかで上映しそうである。 物語の序盤は良くあるホラー的展開であり、若い二組のカップルと弟を探す男が地図にも乗ってない遺跡に行き、現地の住民が立ち入り禁止とするエリアに入って酷い目に逢うというもの。冒険心が強いメンバーだとは思うが、しっかりと「弟を探す」という明確な目的があり、どこかしこでもイチャつく馬鹿な連中では無い為、かなり気の毒に思えてしまう。そこに自生する蔦(つた)に触れた途端、話せばもしかしたら分かるかもしれない現地の住民らが牙を剥く。このシーンで現地の言葉に字幕が入らないのが不気味さを煽る。 邦題のサブタイトルに「食人草」とある様に、その蔦は人を喰らうのである。蔦が化け物の形になってガオーッと襲い来るのではなく、人体への侵食という生理的に不快な攻め方をして来るのである。ここで怖いのが、極限状態に置かれた人間という物だ。この構成としては自然であり、疑心暗鬼に陥るシーン等、かなりの恐怖度であった。また、蔦が傷口から侵入するシーン等、グロめな映像がかなりあり、人体破壊シーン等この手のワンシチュエーション作品の味付け役としてかなりの効力を発揮している。Blu-rayは未発売だが、DVDに特典が付いており、別エンディング版が存在する。個人的には別エンディング版の方が絶望的で好みだった。蔦の正体や、周りを取り巻く住民等の描き込みが足りない気もするが、背筋がゾクッとするホラーを観たい人にはオススメ出来る作品だ。
普通にグロい。
仕事のことを思い出したくなくて、現実逃避のため鑑賞。
ちゃんと映画のタイトル見ないでみたから
何が起こるのー?くらいだったが、
まぁ、グロい。
草が人を食べるというのは、いまいち?だけど、
体の中に入ってきてたり、連れていかれたりは
普通に気持ち悪くてこわかった。
見終わることには、ウチにある観葉植物
大丈夫だよな…?って見つめちゃった。
着信音の下りは良かった!!
序盤で部族に遭遇して絶体絶命の状況でも、次のシーンではいなくなっているご都合展開を何度か繰り返して萎えました。中盤の着信音の下りは伊藤潤二的でかなり良かったですが、特に盛り上がらず終わって残念です。
普通に面白かった
邦題を聞いたとたん、「また下らない映画を」と思った訳です。笑 しかも本作は日本劇場未公開作品。 CGくさい人食い植物が出てくるんだろうな…と思いつつ観賞。 だがしかし、面白いではないか!ツッコミどころはあることはありますが、劇場未公開映画特有のオイオイ…そりゃないだろう……は一切ありません。 作りもしっかりしてます。 舞台は、古代マヤ神殿のてっぺんのみですが、閉塞感か伝わって良かったです。 ラストは嫌な感じです。DVD特典の別エンディング版はもっと最悪です。 アメリカでは公開された本作、日本でも劇場公開しても良かったと思います。
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