「感動よりも重苦しさが際立つ」7つの贈り物 A.Camelotさんの映画レビュー(感想・評価)
感動よりも重苦しさが際立つ
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徴税官としての行動の不可解さに始まり、何をしているのか、なぜこんなことをしているのか、最後はどうするのかが見えてくるにつれ、重苦しさが際立つ。最期の浴室でのもがきが頂点。あまりに胸が痛い。泣けてくると言うより心が痛い。エンディングでもカタルシスはない。善行に繋がるからといって自殺が善行とはならないと思う。少し冷静に見れば、主人公は重度のうつ病であり、自殺念慮を実行に移してしまった。うつ病が彼に計画させ実行させたので、彼の本当の意志ではなかったのかもしれない。とにかく自殺を考えることは、極めて悲しいこと。彼を助けられるような周囲、社会であってほしい。
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