2012のレビュー・感想・評価
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そのとき、私だったらどうするか
予告を見て、「こういう映画はやっぱり劇場で見ないとね」と思って
映画館へ。
ひたすらどんどん何もかもが崩れ落ちていく迫力に
とにかく圧倒されしまって、
その中ですごい数の人間が死んでいっているはずなのに、
逆に真実味というか、恐怖感も感じられないくらいでした。
そんな瀬戸際で描かれる人々の良心には、涙せずにいられませんでした。
人類の危機を最初に発見した科学者とその家族、
数々の親子のきずな……
私なぞは絶対に生き残れないので、そのときは、愛するにゃんこたちを
抱きしめ、娘と手を取り合って波にのまれたいと思いました。
ストーリー自体は、確かに特にひねりもなく、予定調和的な感じですが、
それでも私は、時に大事なものを考えさせてもらえたと思って
評価いたしました。
エンタメと割り切るにゃ人の命が軽すぎませんか [スコア修正]
映画の中で死なせた人間の数ならギネス認定されるに違いないエメリッヒ監督の最新作。
正直、『デイ・アフター・トゥモロー』撮ったのにまた似たようなの作るの?と思ったが、そこはVFXを知り尽くした男エメリッヒだ。
災害シーンの迫力は今まで観たあらゆるパニック映画を軽く凌駕する凄まじさ。特に序盤、地殻変動で沈みゆく市街地を主人公らが逃げまくるシーンの迫力はとんでもなく凄い。思わず顔が引きつるほどの阿鼻叫喚の様相。
エメリッヒ版『GODZILLA』のクライマックスだったチェイスシーンを50倍パワーアップさせた感じだ。
だがドラマ部分は……。
人間の慈愛や崇高な精神は描かれているし、憎まれ役にもシンパシーを感じる場面を盛り込んだ点は良い。
にも関わらず、物語がちっとも心に響かないのは何故だ。
きっと登場人物が皆、物語の中の存在にしか思えないからだ。災害シーンはリアルでも人間が偽物臭いのだ。いつかどこかで見たキャラの切り抜きにしか見えず、深みが無い。
何よりも、人間が100人単位で死んでいく中で主人公らが交わす冗談がブラックユーモアを通り越して悪趣味に聞こえるのは僕だけか?
最後までエンタメ映画と割り切れなかった。
<以下追記>
東日本大震災が起こって1ヶ月が経過した。このレビューを書いた当初もスコアを低く付けようかと悩んだ覚えがあったが、
やはりこの映画は好きになれない。理由は、上のレビューに書かれている通りです。
そもそも自分、現実的な災害をエンターテイメントに仕立てる、
いわゆるディザスタームービー自体に疑問を感じている人間でして。
今更ながらスコア修正させていただきます。
想像通り。。。
たしかに、もしかしてこんな事起こるかもしれないという切迫感はあるものの、やっぱりストーリー的には「この展開か。。。」という残念感は否めませんでした。
VFXを純粋に楽しむには良いと思いますが、たぶん、自分は船に乗れないんだろうな、という寂しい思いだけが尾を引いた映画でした。
娯楽作品として非の打ちどころがない
この手のディザスター・ムービーは、人類の滅亡があり得るものとして説得力を持つ必要がある。この作品では、古代マヤ文明の予言と、科学的な裏付けをもって、否定できない現実味を出した。しかも、タイトルと現実の2009に3年しかないタイミングでの公開が、実体験のような感覚に連れ込む絶妙さは心憎い。その予測される数年の余裕などあっという間で、人間のシミュレーションなど及ばない早さで滅亡へと突き進む展開が息を呑む。それでも、それぞれの立場で前へ進む人々のドラマがあるからこそ、最大の見せ場、これでもかという大きな天変地異のスペクタクル映像が活きるのだ。登場する人物が、一般人から大統領まで多彩で、それぞれが抱える問題も浮き彫りにして、158分という上映時間が無駄になっていない。脚本に無理がなく、突っ込みどころがありそうだが、それを許さない。地球内部で何が起こっているのか、説明の演出も上手い。
終盤は、誰が倒れ、誰が助かるのか、方舟の乗員と映画を観る我々が一丸となって固唾をのむ。娯楽作品として、非の打ちどころがない。
p.s. 地質学者のエイドリアンが、新世界初代大統領になることを望む。
たぶん死なないと見れない映像。劇場でどうぞ
まったく期待しないで行ったせいか、なかなか面白かったです。
どこが良かったかというとまず映像ですね。
CMで見る限り、CGのレベルがどうかな?と思っていたのですが、十分作り込んであり、迫力あるリアルな映像に仕上がっていました。
「自分だったら、どのように切り抜けるか」なんて、考える余裕のないほどのスケール。
地球規模の災害なので、もう逃げようがない、実際に起こったとしても見ることができない(たぶん死んでしまってると思うので)、目を疑いたく様なシーンの数々。
地球(宇宙)という驚異的な自然の前で、人間になす術はなく、ただ最期のときの心の平安を祈るばかり。
ストーリーは、エメリッヒ監督のこれまでの枠を出るものではありませんが、映画としてはうまくまとまっていたと思います。
とにかく肝は映像(+音)、そしてその圧倒的な迫力なので、この映画を見ようかなと迷っている方には劇場でご覧になることをオススメします。
「ナンバー23」では23日では??
悪者は出てきてますが、なんだかんだ皆、いい人だったのです。
父親が子供に対する愛情が伝わってきます。
とても父性感じられる作品です。
そしてなんだかんだいっても皆、いい奴なんです。
そしてお約束の主人公が乗っている車や飛行機はどんなことがあっても絶対に大丈夫!
どころで終末の21日ですが・・
確かジムキャリー主演の「ナンバー23」では21日ではなく23日でしたよね?
これって本当はどっちなのでしょうか?
おおむね予想通りの展開
エメリッヒ映画は世界観を楽しむ映画だと思う。スターゲイトではゲイトの向こうの異世界が、紀元前一万年ではワイルドな太古の世界が、インディペンデンス=デイやデイアフタートゥモロー、そして今作では終末へ向かう世界が描かれた。
序盤で世界観の一端をチラ見せし、少しずつディティールを描いていく手法は毎度おなじみ。ただ今回は、もう少しほかに描くものは無かったのか、というのが正直な感想だった。
たとえばインディペンデンスデイでは、雲に覆われた巨大円盤に、壊滅した都市に、生き残った人々のキャラバンに、政府の秘密基地に、クライマックスでは超巨大な母艦と、世界観が少しずつ明かされていくにしたがって、新鮮な驚きが感じられた。
今作は強烈な映像表現に圧倒される一方、「次は何だ?」とその向こうに広がる世界にドキドキを感じられず、結果的に薄っぺらな印象に終わってしまった。
世界の終わりと政府の隠蔽、そしてノアの箱舟。生き延びようともがく人々と、運命を受け入れた人々。材料は十分にそろっている。カーアクションと飛行機アクションと津波をそれぞれ3回も描くくらいなら、もっとゾクゾクするような世界を創ってほしかった。
余談:B級ホラーを思わせるような、わかりやすすぎるキャラ設定なので、最初の20分でだいたい誰が死ぬのかわかる。その中には、やたら地味な死に方をするキャラもいたけど、「あ、殺し忘れてた」って感じがして可哀相・・・。
CGは最高だけど脚本はアメリカン
CGはとにかく細密だし、迫力満点の映像でしたので文句のつけようがありません。
しかしですね。
アクションシーンは同じことの繰り返しで、ちょっと単調だと思いますよ。
ストーリーで興奮するのではなく、CGで興奮する映画ですね。
結局、何を語りたいのか?
マヤの暦が、2012年12月21日で終わっているという事から、いま巷で囁かれている2012年地球滅亡説を映画にした作品。
いやぁ、事前にいろんな評論を聞いていたので覚悟していきましたが、酷いですね。かなり期待はずれ。公開初週末に全米で6千5百万ドル、全世界で2億2千5百万ドルを稼ぎ、3日間で製作費の2億ドルを回収したとは、とても信じられません。
まず、パニックを描きたいのか、あるいは、助け合う人類を描きたいのか、逆に人々のエゴを描きたいのか、焦点が全く定まっていません。その意味では、同じくローランド・エメリッヒが監督をした『インデペンデンス・デイ』の方が、一致団結して危機に立ち向かうと言うテーマが判りやすく描かれていますし、自然の驚異であれば『デイ・アフター・トゥモロー』の方が判りやすいです。いろいろと盛り込みすぎて全てが中途半端になり、かえって判り難くなってしまったんじゃないんでしょうかね。
とは言うものの、このところ世界の政治の世界で存在感を増している中国を物語の終盤の舞台に持ってきたのは、新しい試みで面白いと思いました。これまでの映画で、中国がこの様に舞台に現れたのは、非常にまれだと思います。これが、ハリウッドの世界観なのでしょうね。
と、注目すべきところは、残念ながらその位。地球の破滅が進行していく様子は良くわからないし、それに対して行われている対策も良くわからないし、人々の生活も良くわかりません。人類滅亡モノの映画は沢山ありますが、それらに共通していたドキドキ感が無いんですよね。全く残念。余り期待しないで、見に行くと良いと思います。
ムチャだらけの驚愕映像!!!!
大風呂敷監督の面目躍如。
こう表現したら、失礼に当たりますかねw
でもでも、今迄のエメリッヒ作品より断然面白かったのは確かです。
近年のディザスター映画の中でもダントツじゃないですか?
素直に映像の洪水に身を委ねていればいい訳です。
只、いつものことながら指摘されるステレオタイプな人間模様や、突っ込み所満載の脚本内容…
もうそんなことぁどうでもよろしいじゃないですか!!w
だって、エメリッヒだもん!!エメリッヒだよ??何を求めてるの??
ムチャだらけの驚愕映像でしょ??
圧倒的な自然の驚異を俯瞰、鳥瞰で体感できるこの興奮度!!
倒壊、崩壊していくビル郡の中を疾走していくリムジン!!
火の玉飛び交う、道なき道を駆け抜けるトレーラー!!
飛行機から眺める崩落し、海に沈んでいく大都市!!
だからその間に挟まれるヒューマンドラマが逆にイラつく訳です。
早く次の驚愕映像を観せろ!!とw
むしろ人間模様要らね!!とw
…いや、まあそこまで悪くはなかったですけどw
家族愛がテーマとして貫かれてますし、妥当ですよね。
エメリッヒの映画って、何て言うんですか…
『インデペンデンス・デイ』を例に挙げると、宇宙人が姿見せた途端、ワクワク感が急にトーンダウンする…あの感じ、分かりますか。
出オチのパターンが多いっていうか…あの感じをチョイチョイ味わってきたんです。
しかし!!今回は最後まで興奮しっ放しだったし、いっやぁ~、ホントに楽しかった!!
こういう映画なら、大歓迎ですぜ!!ローランド・エメリッヒ監督w
劇場で見ないと意味ない映画。
良くも悪くも、2004年の同監督作「デイ・アフター・トゥモロー」と同じ印象を持つ作品でした。
まぁ、ローランド・エメリッヒも、日本での知名度はそこそこ上がっているでしょうから、ストーリーにはあんまり期待しなくて良い、っていうのも観客にはわかっているだろうし(苦笑)、純粋に、物凄いスペクタクル・シーンを楽しむ映画と割り切って見れば、楽しめる映画だと思います。
観賞時のポイントとしては、視界の全てが、丁度スクリーンの端から端で埋まるぐらいの距離で見るのが良いかと。
そうすれば、大迫力の映像&音響で、2時間半の時間を満喫出来ると思いますよ。
『われわれが救うべき人類とは?』と知的な議論がずっと続いていること。そこにただのパニック映画と一線を記する違いがあると思う。
他作品の試写会の時から何度も予告編を見せられて、凄い映像だと感じてはおりましたが、本編では予告編ので感じていたこんなものであろうという予想を超えたスペクタルでした。
ロサンゼルスのビルが次々崩壊してくスペクタルな画像は、まさにその場にいるかのような臨場感でハラハラドキドキの連続でした。ヒマラヤの頂を飲み込む超巨大津波なんて想像できるでしょうか?
これが全てCGかと思えないくらいのリアルさ。エメリッヒ監督のチャレンジ精神に脱帽です。
ディザスター映画(災害映画)の分野では、ダントツの第一人者であるエメリッヒ監督のこれまでの作品では、仕掛けはでかいが突っ込みどころも満載で、人間ドラマが甘いという特徴がありました。
本作では、過去の作品以上に、世紀末に至るプロセスについて、どう描いても科学的には眉唾に見えてしまいます。
もう一つの突っ込みどころとしては、主人公を政府関係ではなく、一般市民に置き、主人公が家族を守るために命がけの行動に出るシーン。主人公一家が助かるためには、どうやって極秘に進められている政府の人類生存計画を突き止め、便乗するのか?普通なら相当に無理をしないと繋がらない設定です。
そのためのガイド役として大統領の科学顧問エイドリアンを登場させ、太陽の活動の変化に伴い地殻が異常に高温となり、地殻が溶けて薄くなっていく過程について、根拠を示しながらストーリーを進行させていました。一般の観客レベルでもエイドリアンの語る説明ならあり得るかもと納得されることでしょう。
そして主人公のジャクソンがヒマラヤの奥地に国家連合で建造した『ノアの方舟』に当たる船まで到達するまでは、エイドリアンが彼の著作の読者だったり、自家用機を所有する富豪の運転士手を努めていたりなど、よく練られた伏線を張り詰めて、次々と関門をぎりぎりながら突破していきました。
パニックが起きてからというもののジャクソン一家の逃亡シーンは、常に紙一重なんです。地震や津波にのみ込まれる寸前まで追いつまれるところばかり。
面白い作品は、短く感じるものですが、本作の場合余りに緊張が続いたため、逆に長く感じるほどでした。
けれども映像表現以上に、本作で訴えかけるメッセージにも凄く考えされられました。 それは世紀末を覚悟した人類にとって、誰を残すべきか、残す価値があるのかというテーマです。ノアの方舟プロジェクトを統括したエイドリアンは悩みます。権力者とお金持ちしか救えないのか?もっと平等に救われる機会を与えるべきではないかと。
本作の特徴として『われわれが救うべき人類とは?』との問いかけを通じた知的な議論がずっと続いていることです。そこにただ世界が滅ぶだけのパニック映画と一線を記する違いがあるのではないでしょうか。
その象徴的な存在として登場するのが、黒人大統領のウィルソン。彼は危機を早期に知り得たのにも関わらず、多くの国民と共にホワイトハウスに居残ることを決断します。そしてエイドリアンに、わたしよりも君のような若い才能のあるものをひとりでも多く連れて行きなさいと諭すのです。ウィルソンの国民への深い愛に打たれました。
そしてパニックのなかで、離婚後に息子からも馬鹿にされていた哀しいパパ、ジャクソンが、命がけで立ち回ることで、家族の信頼を取り戻していく家庭もなかなかよかったです。命をしのぎ合う体験を共有してしまうと、どんな疎遠な家族でも愛を取り戻してしまうものなのですね。
●2012危機説の信憑性
さて、肝心の2012危機説の信憑性ですが、本作も触れている太陽フレアが地球を灼熱地獄にするという予測については、科学的には可能性が低いとされています。
また木星ぐらいの大きさの惑星二ビルが太陽系に接近して、地球の重力にも干渉。天変地異を起こすのではとする予測もあります。
さらには宇宙を漂うフォトン・ベルトという光子のベルトが太陽系に突っ込んできて、未曾有の事態を引き起こすという説もあります。フォトン・ベルトはNASAも認定していて、これが危機説の一番有力な説になっています。
但し、これら天変地異よりももっと確実に起きそうなのは、人災です。2012年には人口が70億人を突破して、もし異常気象が続いたら深刻な食料不足を招いてしまいます。食料を奪い合うための国際紛争が起きる可能性も否定できません。
2012年は、中国が空母を建造し、ハワイ以西の日本と「琉球」を含むアジア諸国を事実上の属国として支配下に置くことになります。軍事的に膨張する中国に対して、核を持つインドがどう反応するのかが気になります。
また、アメリカが中東から完全撤退した場合、タリバンは世界中のイスラム革命を目指して、各国で武装蜂起を始めることでしょう。それはやがてかつてノストラダムスで予言されたイスラム対欧米+イスラエルの核戦争にまで発展してしまうことでしょう。
さらに新型インフルエンザの猛威も2012年初頭が本番となる可能性が大です。
いろいろな宗教に世紀末の予言が伝承されてきていますが、なぜか2012年以降は存在しなくなります。ノストラダムスがその予言で語ったとおり、人類は無意識に新しい「太陽の時代」へ脱皮を始めだしたのかも知れません。世界はまだ混沌としておりますが、現代文明が抱える諸矛盾がピークにさしかかる2012年頃には、危機を乗り越える叡知が湧きいでて希望となることを小地蔵は信じています。
ヤーベなど砂漠の神々は、ジコチュウだらけの人類に怒り、かつての文明のように一度リセットして、作り直すべきだと主張しているだと思います。きっと本作のような天変地異の引き金を引こうと虎視眈々と狙っているのでしょう。世紀末を引き起こすのは、悪魔でなく神々の御業であることが、やっかいな点なのです。
そうした悲劇を繰り返さない秘訣は、国境も民族も宗教も越えた普遍的な愛なんだと思います。
皆さんの潜在意識には、1万5千年前のアトランチスも27000年前のムー大陸の最後も、別れがたい悲しみともに魂に刻印されているはずです。
本作のような作品が作られるのも、単なる脅しではなく、これからの時代に、皆さんひとりひとりがどういう未来ビジョンを描いていくべきなのかを提起しているのだと思います。もう二度と、箱船なんて造ることがなくなるように。
加えてあなたさまの大切な存在に感謝をしたくなる作品です。神仏を信じていない人でもね。今日という日が穏やかに過ぎていくことが、なんと有り難いことでしょう。日々の見過ごしな幸福。それが当たり前すぎて・・・。
もし2012年になって、箱船に乗るような事態になって初めて、しみじみと平穏な日々を噛みしめてしまうのでは、なんか哀しいことですね。
ノア「を」方舟に乗せる・・・
ハリウッドのSFXとVFXの醍醐味を観る映画。
ストーリーが単純明快な分、ディザスター・ムービーとしての
出来の良さは際立っていると思います。
突っ込み所も満載ですが、例えば、地殻変動で大陸移動が
起こり、北極と南極が極ジャンプを起こした状態でも、
携帯電話が繋がっていて、家族や友人に別れを告げられる
3年後の技術力ってスゴいな思ったりして…。
そういえば、「ノアの方舟」ならぬ、「ノアを方舟に乗せる」
という映画なんだなと、途中で気付きました(笑)
みごとな超B級大作!
ド迫力の映像が,
沢山のツッコミと薄いドラマ,
共感できない生存者たちを補って余りある迫力!!
世界が崩壊していく様子をスケール感満点に,
息を呑む空前絶後のスペクタクルで描き,
ただただ圧巻で,モノ凄いっ!
この映像だけでも,観る価値あり。
ただ,地震国に住む日本人からすると正直怖い・・・。
生存者とそうでない人々の線引きが厳しくて,
結構ヒドイ話でげんなりしつつも,
パニックの後に感動と泣かせの場面を配置する
緩急をつけた編集バランスが絶妙で,
2時間超えを長いと思わせず,
笑いも適度に盛り込まれ,
最後まで飽きずに楽しかった。
やっぱり大味でも,
既存のディザスターものの集大成と呼べる大作は,
驚きの映像を申し分なく堪能できて満足。
これでもかと崩壊していく地球の大地・・・大迫力の映像とドラマにかなり感動!!
ローランド・エメリッヒ監督のディザスター・ムービー、すごかったです。地球が怒っているのか・・・・間近にせまる2012年に本当に起こりそうな不安な気持ちになってしまいました。父親役のジョン・キューザックとかわいい子供達の家族を中心に展開される人間ドラマもとても感動的で胸に熱い思いがこみ上げてきたり、とてもすばらしい映画でした。“世界の終末”なんてつくづく来てほしくないと思えた映画でした。もうすぐ12月、見ごたえ有りの映画です!!
『にせんじゅうに』と読みます(^^;。
“世紀末バカ映画監督”(←最大限の褒め言葉(^^;)ローランド・エメリッヒ最新作。古代マヤ文明の予言~“2012年世界終末説”~を題材に、お約束の“超トンでも映像”が、スクリーン越しに我々を襲ってきます。しっかし、このカントク一体何回地球(人類)を滅亡の危機に直面させれば気が済むのでしょうか?
もお、笑っちゃうくらいにトンデモない映像のオン・パレード。『これでもか!』『コレでどうや!?』と言わんばかりの“超スペクタクル映像”が2時間38分(!)テンコ盛り!もお、いいです。お腹イッパイ。超満腹!ここまでやっちゃうと、ハッキリ言って“やりすぎ”を通り越して、少々“悪趣味”かと…(^^;。吾輩この映画が、今流行りの“3D”じゃなくて良かったと思います。もし“3D”だったら、恐らく見ている我々の身が持たないんじゃないかと思います。はい、エメリッヒ映画に“3D”は無用です。
で、この“トンでも映像”に対して、こちらもエメリッヒ映画では毎度お馴染みの“中途半端に地味なキャスト達”によって繰り広げられる物語の、ま~何とも薄っぺらいこと(^^;!ものッ凄く壮大なスケールの危機を描いているのに、メインとなるのは“平凡なアメリカ人家族の、大災害からの脱出劇”でございます。しかもこれがまあ何とも『お前らそれって、ただただ“ラッキー”が続いただけやん!』とツッコミたくなる“超ご都合主義的な展開”でラストまで突っ走っちゃうんですよ。これでは決して感動できません!もしこれを見て、泣いちゃう方がおられたら、それは恐らくこの映画の持つ“恐るべき勢い”って奴にやられちゃったんだと思いますよ。
まあ、それでもこんなのはエメリッヒ映画では、端から折込済みのこと。この監督の映画に面倒くさい、高尚なストーリーなんぞ不要です。“凄すぎる映像”と“薄っぺらいストーリー”で、充分に楽しむことが出来ちゃいます。これからの年末年始、映画館の大スクリーンで観るのに相応しい、典型的な“ハリウッド製娯楽超大作”だと思います(チョット長いんですけどね)
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