2012のレビュー・感想・評価
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確かに映像はすごいが、で、結局??
マヤ歴の2012年は非常にミステリアスで、実際あり得そうな話なので、ふだんはこういう映画って見ないのだけど、気になって見に行きました。
予告編などでわかっていたけど、その通り「圧倒的な映像の迫力」は、映画館で見てこそ、という類の映画です。素晴らしいCGだし、リアリティもあります。ハリウッドの力をまざまざと見せつけられます。
ただ、ストーリー的には今ひとつ納得できない部分も。よくよく考えたら、主人公の一家だけが助かるために無茶をするストーリーじゃないの? 多くの人間が死滅していく中で、なぜ彼ら親子だけが救われねばならないのか、その疑問がずっと残りました。つまり、主人公に完全に感情移入できないまま、その「わがままさ」みたいなものだけが気になってしまいました。
でも、映像はすごいです。
長いし、新しくもない。 現代版「ノアの箱舟」
あえて言おう、クソであると!!
上映時間が2時間38分、劇場で見れば実質2時間50分と長大な割にやっていることは延々同じ繰り返し。
「災害だー!」「早くー!」「助かったー!」の繰り返しが続く。……苦痛。
たしかにCG?VFX?はスゴイ。金かかってるな〜、と感心した。
でも他には?
どこで泣けと?
箱舟に乗って助かったのは30万人ちょいで、アメリカや中国は完全に沈没。日本なんて余すところなく海の底と化した。
沈んだ大陸の代わりに隆起したアフリカを喜望峰として目指すところで映画は終了。
こういう、「みんな死んじゃったけど僕らは頑張って生きていこうね!」っていうのはどうかと思う。
全編で1時間30分くらいでいいし。
箱舟がザンジバル級巡洋艦みたいなデザインだったなあ。
ていうか、ノアの箱舟だよね?
鑑賞劇場:TOHOシネマズ梅田
ハリウッドらしい映画
つくづくローランド・エメリッヒという監督は、“ハリウッド的大作”を作るのが得意な人だなと思います。いわゆる、災害によるパニックシーンはもちろんですが、その中に秘められたヒューマンドラマもハリウッド映画そのものという感じ。でも、ハリウッドお得意の(?)「自己犠牲」的ドラマや、一見腹黒そうなおじさんが、最後は息子のために命を落としたりする展開は、ハリウッド映画だから受け入れられるのかなぁとか、個人的にそんなことも、ちょっと考えたりしましたが、その辺のストーリーも含め、いろいろな要素が上手くミックスされた映画でもあると思います。
ちなみに、映画を見た後に、ワイドショーなどで聞いたトリビアですが、地割れしたり、ビルが崩壊したりするシーンなど、全て綿密な計算の元にCGが再現されているそうです。ほんの少し前までは、ビル一棟が倒れるシーンを再現するだけでコンピューターの容量の限界だったそうで、この映画は、2009年の今だからこそ製作できた作品なのだとか。そういう話も知ると、そういうマニアックな人にとっても、リピート鑑賞に値する映画であるかもしれません。
最高!!!
エメリッヒ作で一番の、スペクタクル・ディザスター作品!
全人類に未曾有の天変地異が襲う様を描き出す、
ローランド・エメリッヒ監督“十八番”の超スペクタクル・ディザスター作品。
総製作費約260億円!
その半分以上を掛けたVFX映像だけあって、圧倒的な映像を魅せる。
大地震による地殻移動、火山の大噴火に巨大津波!
映画史上最大級でケタ外れの災害シーンの数々に、巨大建造物によるラスト。
この災害シーンの作り込みが非常に良く出来ている。
過去作品とは違い、比較的最後まで魅せ続ける仕上がり。
“全人類滅亡”規模で描かれる割に、やはり人間ドラマは希薄で散漫気味ではある…が、
エメリッヒ作に“それ”を求めてはいけない…。
“映像メインの作品”であるのは承知している方が多いと思う。
良くも悪くも、映像メインのアトラクション型ディザスター映画ではあるが、
この映像は一見の価値があり!
エメリッヒ映画
映像の大津波。
ディザスターの王者、えめりっひ先輩が2012年にはすでに
日本は地デジ化していることを含め(モチ描いてはいません)
古代マヤ暦による2012年終末説をドーン!と描いてしまった。
えめりっひ先輩のことですから、映像面での手抜きはおろか、
これでもか!いやもっとだ!どーだ、すげーだろ!とまでの
地震、地割れ、噴火、津波、洪水などCG技術のオンパレード。
2時間半強の長さをすべて勢いで突っ走ってくれています!
…まぁ細かいことはおいといて、そういう意味ですごい作品。
もう世界では何が起ころうと(本当にそうなりそうなんだから)
疑う余地なし。のような状況下、確かにタイムリーだとは思う。
実際こんな風にたった3日で世界が終ってしまうのだとしたら、
あれこれ考えている余地などなく(私なんか方舟に乗れないし)
あぁ…って世を儚んで、波にのまれるんだろうな…と思うと
けっこう悲しい。まだやりたいことを色々考えてみたりする…。
が、今作を観ている間は、なぜか自分に緊迫感が迫らない^^;
なんていえばいいのか…有り得ない展開とは分かっていても、
私的に有り得ないだろ。と思うところが今作の人物背景にある。
まず主人公の離婚理由が分からない。お互い未練タラタラだし。
なぜ国立公園で危機を察知したのに、わざわざ地割れしている
家に帰ってこい、なのかも分からない。余計危ないじゃないか。
地割れが追いかけてくる道路をカーチェイスする度胸も凄いが、
(雇われ運転手のドライブテクとはまず思えない。)
さらに、現夫T・マッカーシーは飛行機操縦までやってのける!
あんなに頑張らせておいて、あのラスト…?はないだろ~に。。
世界を壊す前に、家族を壊すなよぉ~と泣けてきてしまうのだ。
まぁそんなことを言ってみても…。
結局世界が滅んでしまえば、生き残る人間などほんの僅か。
中国で作った方舟だから中国人が有利♪なんてこともまずない。
怒涛のごとく一気に観入ってしまう本作の後に残る空気は薄い。
酸素を吸える有難み…どこかの感想にも書いたことがあるけど、
どうせなら私はこうして映画館の椅子で最期を迎えたい…などと
毎度同じことを考えてしまうのだった。昔から進歩がないけど。
えめりっひ先輩、私はもっと長く地デジが見たい!
(波よ私の過去を洗い流しておくれ。なんて冗談でも言えないな)
長いけどあっという間
アトラクションとして楽しもう
これは「映画」ではないかな。。。アトラクションとして楽しむのが正解だと思います。ほとんど内容はないのに結構長いので(2時間38分)見た後結構疲れてました。
それはないでしょう・・・
2012
エメリッヒの作品に中でも最大のスケール、映像技術を見せてもらえた。
大画面のメリットその迫力にはただただ脱帽。
ダニーグローバーの1シーンが印象に残りました。
方舟に乗るのは老人より若いこれからの人をと言うセリフ!!!
それと人類の再出発地点がアフリカというのも人類の発生がアフリカの中央構造帯からとに掛けているのですか? x-men
なんともハルマゲドン的な映画
あの『ハルマゲドン』のバージョン違い的な作品。
人類滅亡の危機を最新技術と自己犠牲的精神で乗り切って行く主人公、そしてその家族…ってヤツ。
出てくる役どころも合衆国大統領、各国首脳、若い科学者などお決まりです。
主役のキャラクター設定と地球滅亡の原因、そして人類を存続させる手段が唯一の見所でしょう!?
話はいたって単純です。
ただ、唯一感心したのは子役がよくがんばっていたことですね!
水中での演技なんかあの学齢でなかなか出来るものではないと感じました。
以上…。
手に汗、目に涙・・・
まさか、泣いてしまうとは・・・
この手の映画でおなじみの、各地での異常な様子の紹介から始まる。
今回は、目新しく、経済成長著しいインドから。
序盤の各々の設定がわかりやすくて良かった。
地球崩壊映画は過去にもあるけれど、今回の映像はすごい!!
地震によると思われる地割れも、ピシピシっと音と共に、地面が裂けていく。
ビルが、高速が、地盤が、都市が、何もかもが崩れて、壊れていく様は見ごたえあり!
地盤が崩れて谷ができて、その中に色々のみ込まれていったり、
また、土地が隆起してできた小さな山の中から、とんでもないものが飛び出してきたり。
スゴイ!
ジョン・キューザック一家が逃げる道は、「すごぉぉぉぉぉぉ~い!!!」
ぜひ、大画面で、音響設備の良いスクリーンで、ご覧になって。
地球崩壊の様子を疑似体感?!しておくのも良いかもと。
ジョン・キューザックはじめ、ダニー・グローバー、キウェテル・イジョフォニ、ウディ・ハレルソン、皆さん自己主張し過ぎていなくて、とても良かった。
自分だけは助かろうとする者。
そうかと思えば、国民と一緒に運命を共にしようとする大統領。
こんな非常事態の時だから、命令に従おうとする者。
こんな時だからこそ、イケナイ事はイケナイと言う者。
自分の身を守ることで精一杯のはずなのに、目の前に怪我人がいれば、助けようとする者。
親が子を想う愛。
子が親を大切に思う気持ち。
友人が友人を助けたいと思うこと。
誰かが誰かを守ろうとする優しさや勇気、愛。
「人々がお互いに助け合わなければ、人間性を失う」
これこそが、人間が持つ気高さ。
エンドロールで、ヴィジュアル・エフェクツに携わった人達の名前が延々と続く。何と多いこと。
それこそが、この映画の映像の凄さを表しているのだろうな。
ツッコミどころもあるけれど、いちいちツッコンでいたら、面白さが半減するので(それを楽しむという方法もあるけど)、とりあえず、やめておきます。
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