「映像大迫力 ストーリーやや短絡」2012 redirさんの映画レビュー(感想・評価)
映像大迫力 ストーリーやや短絡
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いろいろ話題になっているので、Amazonプライムで拝見。ハリウッドすごいな、いろんな意味で。
2009年に2012という映画をここまでの壮絶な内容で作っちゃう度胸
最後のアメリカ合衆国大統領の設定、ダイアナ妃が事故死したトンネルなど細かいようで割と雑な諸設定、チベット仏教と中国日本仏教や文化がまじりいりくってしまっている適当さ、設定はそれなりグローバルでダイバーズなんだけど一元的なキリスト教的道徳感や家族観などのおしつけがましさ、ロシアとアメリカと中国の関係、チベットにこれを作る、とか最後アフリカが新世界になるなどの地政学的ポイント、この三国がそれぞれレペゼンする人やモノ、などなかなかに2009年に大雑把雑味ながら面白い作品を作ったなあと思う。これからますます気候変動リスク、脱炭素化化の加速など世界が大きく変わる今、ど迫力すぎる映像や今2021年に見ても啓蒙的で話題性も古臭くなくOKなエンタメ作品。
最初にチャーリーに聞いた連呼の、アクティビストチャーリーや、ロシア人のイケメンパイロットのクセ強いロシア訛り英語やいかにもなロシアイケメン的笑顔最期の瞬間まで良い表情など、脇役さんにも良いいキャラクターもいる。
これを観た日、正直もう生きていけないくらい辛いことがあり本当にこれからどうしようと悩み落ち込むことがあったのだが、、、
この映画のひび割れ崩れ落ちまくる大地と何もかもヒマラヤさえも飲み込む津波など見ていたら、我のちっぽけさを思い知らされ、どーでもいいか、なんとかなるかも、と思えたので良い映画なんだと思う。
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