闇の子供たちのレビュー・感想・評価
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梁石日さんを偲んで
作家の梁石日さん
2024年6月29日東京都の病院にて87歳で他界
恐ろしい反日在日朝鮮人の代表格
彼の主義主張には一理あるものの全体的にはとてもじゃないが共感できるものではない
危険思想を拗らせてテロリストにならなかったことだけは褒めたい
表現者としてテロリストだったかもしれないが僕的にはそれはそれで良い
原作は『月はどっちに出ている』『血と骨』の梁石日
監督と脚本は『どついたるねん』『半世界』『せかいのおきく』の阪本順治
2度目の鑑賞
16年前の作品
タイを愚弄するな
タイの首都バンコクの正式名称
クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロック・ポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット
日本語訳
天使の都 雄大な都城 帝釈天の不壊の宝玉 帝釈天の戦争なき平和な都 偉大にして最高の土地 九種の宝玉の如き心楽しき都 数々の大王宮に富み 神が権化して住みたもう 帝釈天が建築神ヴィシュカルマをして造り終えられし都
粗筋
タイの片田舎の子供たちが貧しい親から売り飛ばされバンコクで臓器移植や売春を強制され最後はゴミとして捨てられる状況を日本のジャーナリストが取材する話
事実に基づいた映画として公開されたがタイ人の国民感情を大きく傷つけた問題作
そののち激しい抗議を受け謳い文句は取り下げてフィクション作品に変更した曰くつき作品
原作者も含め裏付けできる取材が甘かったのではないか
日本のリベラルの正義感がとうとうタイ人にまで迷惑をかけた
いい意味でも悪い意味でも純粋なためかレビュアーの多くがタイの事実として勘違いしてる
多くの現地の人々が参加しているがジャパンマネーで反論を捩じ伏せたのだろう
タイのイメージはこの映画のせいでガタ落ちでそれだけでもとても罪深い
タイ側としてはタイの観光につながる楽しい映画を作ってくれると期待しただろうに日本人としてたいへん申し訳ない
民衆は事実よりも自分の思想にとって都合が良いイメージを信じたいものだがそれが罷り通ってはいけない
立場として直接関係ないがあらためて謝罪したい気持ちだ
問題なのはいまだにこれを真実だと思い込むレビュアーと制作者側がでっちあげだと認めたのに関わらず今もなお撤回することなくこの作品をタイの現実だと宣伝する媒体が存在する事実
それはどんなグロ画像より悍ましい
内容が内容だけに当然のことながら『闇の子供たち』はタイでは上映されることなく上映禁止のまま
監督はグロいシーンはカットしてタイでの上映を目指しているらしいが根本的問題が理解できないようだ←アホか
世の中にこんな酷いことはないとは言わないがだからと言ってタイを巻き込んでいいことにならない
日本のリベラルには中華人民共和国や大韓民国に対する配慮と同様な態度を他外国にも示して欲しいものだ
「あると思います」それならお前らには何ができるんだ
タイを見下して終わりだろう
韓国人を見下すネトウヨと同じじゃないか
1番の見どころは宮﨑あおいの迫力ある演技力
この映画で可愛いだけは卒業した宮﨑あおい
パヨク映画だろうと捏造映画だろうとフィクションだというならサスペンスとしてまずまずの評価は与えたい
ある意味において駄作だが客観的視点でいえば駄作ではない
タイ王国には悪いが傑作という評価には真っ向から反論できない
せめてタイではなく某国として架空の国として取り上げて欲しかった
リアルを追求するあまり多数の人々に多大なる迷惑をかけてまで出鱈目なことをしてそれが許されることでない
僕は音羽恵子に負けないくらい怒りに燃えている
配役
日本新聞社バンコク支局の記者の南部浩行に江口洋介
NGOメンバーの音羽恵子に宮崎あおい
フリーカメラマンの与田博明に妻夫木聡
日本の商事会社の課長で心臓病を患う息子ツバサのためにタイで違法な移植手術を求める梶川克仁に佐藤浩市
資産家の娘で手術費用を工面した克仁の妻でツバサの母親の梶川みね子に鈴木砂羽
違法な移植手術の情報を日本新聞社バンコク支局にタレこんだフリージャーナリストの清水哲夫に豊原功補
日本新聞社バンコク支局長の土方正巳に塩見三省
タイで梶川に移植手術のセッティングするコーディネーターの大山に外波山文明
タイで子供を回春して逮捕される売春宿の客の矢田に三浦誠己
是非見てほしい
命の重さを考えさせられます。
桑田圭祐の曲がテーマ曲であることにも驚いたが、タイ人が「みなしごのバラード」を口ずさんでいたことにビックリ!
タイの闇組織で働くチット(プランドン・スワンバーン)が日本ではお馴染みのタイガーマスクの裏テーマソングを歌う。幼児売春や臓器移植にも関わってる男で怖い奴なのだが、変態男の「咥えろ!」には反応してしまう。彼自身も親に売られ異常性愛者の餌食となったトラウマがあるようだった。ちなみに“みなしご”は放送禁止用語。『タイガーマスク』が放映されるときにはピー音だらけになりそうだし、『みなしごハッチ』もタイトルにモザイクがかかりそうだ。
序盤から「心臓移植のドナーは生きた人間である」という衝撃台詞があったため、その後はちょっとのことでは驚かなくなってしまいました。それでも、太った変態男や、夫婦で少年少女を買う夫婦など、大人の汚い部分をこれでもかこれでもかと見せつけてくれる。そして、自分の子供を売った親等々・・・
『亡国のイージス』ではがっかりさせられた阪本順治監督だったけど、セミ・ドキュメンタリー風の社会派ドラマというジャンルに挑戦したことは評価できる。タイの現状、それもスラム街と言われる貧困地域に特化して、人身売買もエイズの問題も考えさせられるのです。そして命の問題。日本では15歳以下の臓器移植が認められないため海外で心臓移植手術を受けることになる少年。しかし、タイでは脳死したドナーではなく生体移植であるという・・・心臓取ったら死んじゃいますよね・・・この患者を突き止めた新聞社の南部(江口洋介)、ボランティアの恵子(宮崎あおい)が患者宅で言い争うシーンが印象的。
東京から20cmの地域で命の価値が違うかのような問題提起。根本には貧困と無知があるんだと、赤ひげ先生なら言うのでしょう。そして、暗に日本人の買春ツアーなんかも風刺しているのでしょう。メッセージがありすぎたため逆に弱くなっているのは残念でしたけど、誰もが無関心であってはならないことばかり。ラストでは異常性愛者の新聞記事が張り付けられた壁の真ん中に鏡があったのが不気味だったし・・・誰もが犯罪者になる可能性だってあるのです。
衝撃の問題作であることは間違いない。ただ、NGOのゲーオが警官に向かって発砲する意味がわからないとか、終盤になってドンパチで解決しようとするストーリーが納得できなかった。それより、ジャーナリストが目の前の被害者を助けられるか?といったテーマを最後まで主軸にしてもらいたかったなぁ。
〈2008年8月映画館〉
凄惨な現実
独自の設定はGOOD!しかしインパクト弱し
フィクション要素の有無などは抜きにして、あくまで創作物を観た感想だけを述べます。
映画独自に用意した設定は結構好き。主にふたつ。
・南部(江口洋介)の重大な秘密
・音羽恵子(宮崎あおい)のキャラクター
南部の秘密に関して
全てを明らかにせずに締めくくるやり方も、観るものに考察の余地を与える効果があり、より深みをもたらしていたと感じる。
音羽恵子のキャラクター
原作ではただ純粋に正義感の強い実直な女性という印象であったのが、独自に追加されたシーンや宮崎あおいの演技によって映画オリジナルのユニークな女性像が更に構築されていたように感じた。
自分の正しいと思ったことをすぐ口に出してしまうくだりなどは頭が悪くてこちらをイライラさせつつも、エイズを発症してしまった子供にキスするシーン、ゴミに捨てられそうになった子供を救うシーンなど、我が身を犠牲にしてでも貧困にあえぐ子供達に寄り添う強き信念を持った女性であることを原作以上に印象付けられ、感じ入るものがあった。
ただ単純にインパクトという点では遥かに原作よりも弱かった。映像作品である分、制限がより強くなってしまうのは仕方がないが、原作は映画よりも遥かに目をそむけたくなるような凄惨な描かれ方がなされていて、特にエイズを発症して捨てられた子が地を這って故郷の村にたどり着き、肉親や村人からまるで家畜のような扱いを受けつつ息絶えるまでの描写の衝撃の強さは、全く映画の比ではない。
とはいえ、映画単体でもなかなか良い作品だと思いました。
これが現実。。?
人身売買、幼児売春、臓器売買と思いテーマを描いたフィクション映画。
映画としてはおもしろく見られましたが。。
なんとなくもやもやした気持ちになったので評価は低くなりました。(理由は後述)
日本人に心臓を提供する為に健康なタイの子供を殺す、という事を知り、目の前の子供が可哀想、という感情でただ突っ走って空回りするNPOの宮崎あおいと、そんなところはもう通り越して1歩引いてありのままを社会に伝えようとする江口洋介が対比的に描かれる。
さらに臓器を提供される側の日本人の子供の親、虐待される子供を管理するマフィアなど、
それぞれの視点が絡み、一概にお前が悪い、と線引きできないような複雑な心情、葛藤があるのはよかったのですが、そのあたりをもっと深くえぐって欲しかったように思います。
少し気になったのは日本人母親と宮崎あおいがヒステリックになりすぎていて、もう少し理性的な方がリアリティがあって良いと思いました。(バカに見える)
ただ、それをフォローするように母親に対しては父親(佐藤浩市)のセリフ、宮崎あおいに対してはキスシーンの描写があったため、そこは良かったです。
それにより宮崎あおいが成長したするのかなと思ったけどそうでもなかったように見えましたが(笑)
そしてラスト。
もっと大きな問題、深いテーマを扱っているのになぜ個人の小さな問題にしちゃうのかなあ、と思いました。
日本人に他人事ではない、と思わせる為っぽいですが、ラストがなくても他人事、と割り切るほど観客に想像力ないとは思わないし、思う人はこのラストでも他人事としかと思います。
最初に言ったモヤモヤしたこと、ですが、
インタビューやレビューを見るにこれが「タイの闇」、「あなたが知らない現実」つまりドキュメンタリーという観方、伝え方をしているのが気になりました。
どこまでが現実でどこからがフィクションなのかがわからない。
例えば、この映画に取材協力されたという医師の話では日本人がタイの子供の臓器を移植、しかも生きたまま、という事実はないそうです。
(ここが違うとしたら以降はただの勘違いです。)
実際には知らないだけであるのかも、とは思いますが、この映画は取材を重ね、裏をとった事、つまり江口洋介のやっていた事をやろうとしているようと思ってました。
一番ショッキングな出来事がフィクションというのがなんともモヤモヤしてしまいました。
おそらく、人身売買、幼児売春、臓器売買は世界中に、なんなら日本にもあると思います。
その行為が悪なのは当然としても、スパッと勧善懲悪で解決出来ない大きく深い問題も孕んでいることと思います。
そこをもっと深堀したものを観たかったです。
フィクションを勝手にドキュメンタリーのように捉えた私が悪いのですが。
宮崎あおいファンは観ない方がいい。
宮崎あおいファンは観ない方がいい。
今回の役の、人の気持ちを考えない、自分の言いたいことだけをいうばかな女っぷりに、いらりとするから。
闇に生きる子供たちを目の前にして、
NGOの人は、目の前のその子たちを必死に助けようとする。
記者は、その子たちは犠牲にしてでも組織を壊し多くの子供を助けようとする。
このコントラストが目に余るくらいハッキリと主張されていた。
そのせいでの、バカさ加減なんだろうけど、ちょっとやりすぎ。
そして、最後のオチはかなり賛否両論になるのではないだろうか。
最後のオチのせいで映画が一気にサスペンス映画に転じ、
映画で言いたいはずの人身売買のテーマが薄れてしまったように思う。
そしてとっても気になったのが、妻夫木君がシャッターを連射するシーンで、音だけはパシャパシャパシャって鳴っているのに、指がただ添えられているだけだったこと。すごく隠密に写真を撮ったのに、そのあとすぐなぜか外に出て話してしまっていること。など、細かい点での手が抜かれているのが露呈していたのが非常に残念です。
よって、映画の内容も最後のシーンのせいでまとまりきれていない。映画の表現も手を抜いた感が露呈している。惜しい映画。
2011/04/26 @おうち
鑑賞注意‼︎
「主人公の闇」は必要?
人身売買という題材や生々しい描写は見る価値があった。
気持ち悪いおやじが少年を買ったり、買われていた少年が大人になって仲介人をしていたり、
さらに売春した子供が病気になり使えなくなったらごみ袋に入れて投棄するのは衝撃的だった。
ただ、そこにストーリーが上手くはまっていなくて残念。
特に最後、主人公が過去に少年を買った、という事実がわかるが、、。
もし主人公もペドフィリアであるなら前々からそういったヒントをわかりやすく入れるべきではないか。
私がみた感じでは、そのシーンがいきなりすぎて、江口洋介の絶叫も興ざめでした。
あと妻夫木君のカメラマンがやっぱり仕事やります!とタクシーから降りる下りもクサすぎる。
ラストに向かうに連れて、ストーリーが収束せずまとまりが感じられなかった。
映画にするなら軸に沿った何かしらの結論のようなものを提示してほしい。
半ドキュメント的に見るにはいいのかなと思う。
映画として割り切ることが出来ない。
知らなければならない現実
重たいテーマではあるが、かなり覚悟してから観たので、それほどの衝撃はなかった。しかし、少なくともこのような残酷な現実があることを我々は知らなければならない。
特に臓器売買については、子供を生かそうとする日本人の夫婦の気持ちを考えると、こちらも考えさせられる。その夫婦の家での恵子の叫びは、理想のみ振りかざしているお譲ちゃんのようだった。
ラストは分かりにくく、南部は泣き崩れた後、どうなったのか?泣き崩れるのと並行して流れる車の爆発と何か関係があるのか?
エンディングのサザン曲はテーマにマッチしていて良かった。
これは映画
これが現実
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