「盛りだくさん!愛情たっぷり。新たな才能発見!!」R246 STORY ジョン・ポールさんの映画レビュー(感想・評価)
盛りだくさん!愛情たっぷり。新たな才能発見!!
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全部観ると2時間半を超えるということもあり、かなり盛りだくさんな映画。ルート246という道をテーマに、6人の著名人が監督した個性的でチャレンジングなショートムービーだ。どれもそれなりにレベルに達していると思うし、意外性やアイデアに溢れていて面白い!
個人的に特に印象に残った作品は、m-floのVERVALが撮った「DEAD NOISE」という日本のHIPHOP界のキーマンへのインタビューを紡いだドキュメンタリーだが、中村獅堂監督で河原雅彦脚本による「JIROル」という清水の次郎長や森の石松が現代にタイムスリップするヘンテコながらちょっとイイ話、それと、ユースケの「弁当夫婦」という同棲中のカップルの話、浅野忠信監督のブっとんだ作品、リップスライムのILMARIが監督した、彼らの音楽に通じるような、ゆるさが心地よい遊び心たっぷりの物語。須藤元気の作家としての才能と文学の匂いを感じさせる作品、とそれぞれに何かひっかかるものがあり、“愛らしさ”みたいなものを感じてしまった。たぶん、6人の監督がクリエイターとして、愛情こめて創ったからだろう。その匂いが良い!!
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