「じゃぁ、のちほど〜」R246 STORY shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
じゃぁ、のちほど〜
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映画「R246 STORY-弁当夫婦」(ユースケ・サンタマリア監督)から。
原宿・渋谷といった繁華街を沿道に持つ「国道246号線」を題材に、
6人の著名人がメガホンを取ったオムニバス・ムービーのひとつ。
始まって5分くらい台詞なしで黙々と料理を作る、女優・永作博美さんは、
料理が上手なんだな・・と惹き付けられる。
その彼女の口から、何度となく発せられた「じゃぁ、のちほど〜」は、
文字にすると「じゃ、後ほど」であるが、
なぜか気だるそうな、いや事務的な会話のリズムまで耳に残っている。
ひとつの物語が20分ほどの長さなので「弁当夫婦」のタイトルに
てっきり、倦怠期を迎えた夫婦だと思っていたら、まだ同棲中だった。(笑)
場面や登場人物の設定が、理解できないまま、物語後半を迎えて、
やっと、そうか、そういうことだったのか、と全体像がわかってくる。
そんな時、彼女の口癖が、再び思い浮かんだ。
「じゃぁ、のちほど〜」
まさか、わからない部分は、後ほどわかるようにしてあります・・という
キーワードではあるはずがないのに、妙にハマった気がする。
今度は、ユースケ・サンタマリア監督のもう少し長い映画を観てみたい。
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