「誇りと驕り。」プライド ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
誇りと驕り。
映画サイトなどでの感想が、あまりに高評価なので^^;
そんなに面白いのかと半信半疑で観に行ってしまった作品。
(すいません)
一条ゆかりといえば、、、「りぼん」派だった私にはリアルで
大人気だった漫画家先生だけど、この作品は知らなかった。
最近「有閑倶楽部」とかもドラマでやっていたし、再ブーム!?
ともあれ…。いやはや(爆)すんごいお話でございました。
面白い面白くないでいえば、、面白い!ってか、観たことない^^;
こんな描き方をする物語といえば、昼ドラか、韓国ドラマ…?
そう思ってしまうくらい唖然呆然とする別世界が繰り広げられ、
しかしそれがまた!原作漫画なら有り得るキャラ立ちの凄さと
ピッタリとハマっているのだ。さすが監督、金子修介の世界観。
ドロドロ&ギンギラギンの世界観を見事に映像化している!
そりゃもう、気味が悪いくらいにおぞましく…^^;
オペラ…?というほどオペラ界の描きには足りず、
高級クラブでの歌合戦(爆)さながらに二人とも上手くハモる。
謙さんの息子、渡辺大の女装姿など^^;ある意味見所は満載。
しかし母親・高島礼子の美しい着物姿には見惚れてしまった。
ステファニーの演技力はともかく^^;
満島ひかりには驚いた。怖いくらい役にハマっている。
漫画から飛び出してきたかのような突拍子な演技は必見!!
及川光博(ミッチー)のいかにも、な御曹司演技も面白かった。
とにかく…キャラ立ちがモノをいう感じの、スペクタクル系
泥沼・エンターテインメントだ。退きながらも興奮できる~!
プライドは守るべきものなのか。捨てるべきものなのか。
要所要所で語られる見解が、かなり的を得ているのも一考。
どんな人間にも必ずある「驕り」を上手く浮き彫りにしている。
(ラストの緊張感!いっさい目線は合せなかったな。すげー^^;)