「【”良く喧嘩する程、相性は抜群!”今作は、嫌な事がありベガスで泥酔し、4時間で結婚した相性抜群のおバカ男女のラブコメである。”ハングオーバー”キャメロン・ディアスバージョンでもある。】」ベガスの恋に勝つルール NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”良く喧嘩する程、相性は抜群!”今作は、嫌な事がありベガスで泥酔し、4時間で結婚した相性抜群のおバカ男女のラブコメである。”ハングオーバー”キャメロン・ディアスバージョンでもある。】
■証券会社で働く完璧主義のジョイ(キャメロン・ディアス)は恋人メイソンに誕生日パーティサプライズを仕掛けた際に振られ、家具屋の息子ジャック(アシュトン・カッチャー)は、余りのいい加減さにより父から首になる。
二人は憂さ晴らしのため、夫々、友人のティッパー(レイク・ベル)、弁護士のスティーヴ(ロブ・コードリー)とラスベガスに行き、ダブルブッキングで知り合った二人は大酒を喰らってばか騒ぎの末に結婚してしまう。
翌日、正気を取り戻した二人は、婚姻の無効手続きをしようとした矢先、ジャックがジョイの25セントを入れたスロットでナント!300万ドルを当てるのである。
2人は互いに賞金の所有権を譲らず、裁判に持ち込むと”半年間、一緒に暮らしてみ給え!”と裁判官からご宣託を下されるのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・ハッキリ言って、ジョイもジャックもおバカであるが、裁判所のご宣託で一緒に暮らし始め、最初は最悪の関係だが、徐々にお互いのそれまで見えなかった良いところを見つけて、惹かれて行くのである。
・それにしても、最初は最悪の関係シーンの描き方が可笑しい。ジョイがジャックに”トイレで小をする時には便座を上げて!”という、日本の夫婦でもあるある便座問題のシーンなど、非常に笑えるのである。
・ジョイがメイソンに嫌われた完璧主義が、”相手に嫌われないように・・。”という想いだったのであるが、彼女はジャックが相手だと、そんな気遣いはしなくても済むのである。
二人の相性が良い証拠である。
・そして、裁判でジョイは”全て、ジャックに譲渡する。”と言った時に、ジャックは彼女の気持ちを察し、彼女を探し回り、探し当てた海岸で初めて真面目にプロポーズするのである。
<今作は、嫌な事がありベガスで泥酔した4時間で結婚したおバカ男女の実は相性が良い事が徐々に分かって行くラブコメなのである。>
■今作では、途中からザック・ガリフィナキスがジャックの友人として矢鱈出て来る。そしてエンドロール後のジョイとジャックの泥酔シーンは、明らかにハングオーバーシリーズに影響を与えたのではないかな。