劇場公開日 2008年5月31日

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「【”フェアトレードのエチオピアを始めとした貧民国の珈琲豆を買ってくれ!”美味しい珈琲の生産者の声は、先進国の珈琲好きに届いたのか・・。】」おいしいコーヒーの真実 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”フェアトレードのエチオピアを始めとした貧民国の珈琲豆を買ってくれ!”美味しい珈琲の生産者の声は、先進国の珈琲好きに届いたのか・・。】

2022年2月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

ー 今作は2005年度公開作品だが、当時で一日20億杯の珈琲が飲まれていたそうである。
  バリスタ大会や、スターバックス一号店女性店主の誇らしげな顔と共に、貧民国エチオピアで珈琲栽培をする農民たちの姿が、対比的に描かれている。-

・先進国では、農家への補助金が手厚く、エチオピアの様な貧民国の農家の収入はギリギリの生活を送れるかどうか、という事実。

・故に、珈琲豆から実入りの良い”チャット”という麻薬作物に切り替える農家の姿。

・当時、アフリカの珈琲豆生産量は世界の1%にまで、減少。
とともに、飢饉のためやせ細った子供たちの姿が映し出される。

<石油に次ぐ取引規模を誇るコーヒーだが、コーヒー農家に支払われる代価は低く、多くの農家が困窮している事実を描いたドキュメンタリー作品
 2022年の現代、この問題は少しは解決に向かっているのだろうか・・。>

NOBU