劇場公開日 2008年5月31日

  • 予告編を見る

「《珈琲、貧困、そして未来》」おいしいコーヒーの真実 邪悪ばうあーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0《珈琲、貧困、そして未来》

2020年11月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

難しい

主にエチオピアご舞台。

コーヒー豆は殆ど現地では消費されず、欧米が安く買い叩いている。そのため生産者は働きに全く見合わない生活を強いられている。

販売者が直接現地に行き、
高品質な豆の栽培を指導するだけではなく、
中間コストを省いて、生産者からは少しでも高く購入し、販売は少しでも価格を抑えて販売している。

単に金銭だけではなく、
現地の生活環境を向上させるための支援を行う。
直接生産者から、品質と労働に見合った値段で購入し、生活が向上することに寄与している。

それでも多くのコーヒー豆生産者は貧困の中で暮らしている。
家長は「子供が教育を受けられるように、幸せに生きられるように」と働き続ける。
地域がフェアトレードで利益が上がると
「子供たちのために学校を」と『贅沢より未来』のためにお金を使うことを選んでいる。

先進国は「自分」の権威欲と金のために人に犠牲を強いて、未来に負の遺産を沢山残している。
エチオピアの人たちの方が人間らしい、
恥ずかしいぞ、日本人!

フェアトレードのコーヒーを飲む度に、世界各地のコーヒー豆生産者が笑顔になれると思うことにしよう。

邪悪ばうあー