「混沌に包まれた人類を救うのはフロンティア」ザ・ムーン galient777さんの映画レビュー(感想・評価)
混沌に包まれた人類を救うのはフロンティア
この作品を映画として、そして、安易なフィクションとして観ると期待をはぐらかせられる。口当たりが良い娯楽作品に慣れた方には退屈このうえないと思う。なぜなら、この作品は厳然たる事実を映し出しただけのものだからだ。人類という種が「生きる」ことに関して考えることが要求される作品である。(アポロから40年も経って、次段階に進めない現状には歯痒さを禁じえないが。)
洋の東西を問わず、我々は知的好奇心によってドライブされてきた。猿人から原人、原人からヒトへと変化させたもの…我々はこれからも変わっていくのだろう。その意味で、アポロは近時点でのエポックメーキングなプロジェクトであったことが再確認できる。
このような経済状況の昨今に、この作品に出会えて、非常に嬉しく感じた。
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