REC レックのレビュー・感想・評価
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恐怖の向こう側、そこには絶妙な笑いが隠されている
個人評価:3.7
登場人物のカメラマンからの主観映像のみで、最後まで本作を描写する。
設定やストーリーもありふれており、見る側を驚かすだけの映像で、ホラー映画としての作品性は低い。
後半はカメラワークも忙しくなり、ホラーシューティングゲームにしか見えない。
この状態で撮影を止めないカメラマンのジャーナリズムには頭がさがる。
しかしあるラインを超えると、主人公である女性リポーターの恐怖っぷりと、カメラワークが絶妙にリンクし、恐怖描写が突き抜け、込み上げる笑いへと変換されるタイミングがある。
見る側は逆説的な恐怖の向こう側をその瞬間感じる事ができる。
なるほどこの瞬間こそが、この映画の伝えたいテーマだ!と勝手に解釈をしている。
カメラを止めて…
2007年のスペイン製モキュメンタリー・ホラー。
シリーズ化され4本、ハリウッド・リメイクも2本製作された。
それほど人気なら、特別斬新で面白いのかと思いきや、そこら辺のモキュメンタリー・ホラーと何ら変わりない。
消防士の密着取材をする女性TVリポーターが、同行した出動先であるアパートで遭遇した恐怖。
突然狂暴化したアパートの住人が襲い来る…!
ゾンビのように噛み付いて襲撃。
一応TV取材って設定だが、グロ描写もばっちりカメラに。
何かのパンデミックか、それとも得体の知れないものの存在か。
パニックと緊迫感は臨場感たっぷりで充分だが、話の面白さは無い。
原因は謎のまま。ただパニックを見てるだけ。
クライマックスの方はもう、画面は暗くなり、映像も揺れに揺れ、何かがチラッと映ったりするけど、見てて頭がクラクラするほど疲れる。
過剰演出し過ぎ。
1作目が面白かったらシリーズ一気見しようと思ってたけど、いいかな…。
あの映画のタイトルみたいな台詞が何度か出てきたが、こう思ってしまった。
カメラを止めて…。
全てが周到に計算された作品
バイオハザードやってるみたい
Pablooo! スペイン発POVホラー
ハラハラしたー
全編主観映像で臨場感あった。
何箇所かなんで?ってところもあったけれど、(部屋開けたなら鍵閉めて待機すればいいのにーとか暗闇でカメラ向いてないとこ見えるの?とか)
撮影の必然性は一応あるしそれほどストレスなく見れた。
屋根裏、来る来ると思いつつもびっくりした。
突発的、瞬間的な恐怖
POV作品としては良質作品
タイトルなし(ネタバレ)
POVって得意じゃないんだよなぁって思っていたけど実際見たらとても楽しめた、わざと目線を隠して来ると思わせて来なかったり、見る側の心が読まれているようでした。ラストの女?のビジュアルはとても完璧だと思う、ゾクッとした。
主観撮影
リアリティ溢れる構成で怖さ倍増
先日、やっとのことでBlu-rayボックスを購入し、観賞しました。
本作は主観撮影を用いたスペイン製のゾンビ・ホラーですが、想像していたよりもはるかにリアリティがあり、それが恐怖感や面白さを増幅させています。スペイン国内で話題となった理由もこれで分かります。症状の発症要因も独創的で他の作品と明らかな差を作り、観る者に鮮烈な印象を与えるよう工夫が施されているなど、アイデアの詰まった作品だからではないでしょうか。
主観撮影を取り入れたモキュメント・ホラーとしても、ゾンビムービーとしてもかなりの高水準な仕上がりだと思います。
日本での劇場公開時はR-15指定を受けましたが、ゾンビの補食シーン等スプラッタ描写は極めて薄く、雰囲気や生々しさに重点を置いているようで、画面酔い以外では気分が悪くなることは少ないと思います。何と言っても恐怖感が強いので、本編77分弱と短めにも関わらず長く感じられます。
この記念すべきシリーズ第1作はゾンビ映画史に残る傑作だと思います。
この作品で終わったら良かった
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