劇場公開日 2008年6月14日

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「恐怖の向こう側、そこには絶妙な笑いが隠されている」REC レック カメさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5恐怖の向こう側、そこには絶妙な笑いが隠されている

2019年1月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

個人評価:3.7
登場人物のカメラマンからの主観映像のみで、最後まで本作を描写する。
設定やストーリーもありふれており、見る側を驚かすだけの映像で、ホラー映画としての作品性は低い。
後半はカメラワークも忙しくなり、ホラーシューティングゲームにしか見えない。
この状態で撮影を止めないカメラマンのジャーナリズムには頭がさがる。
しかしあるラインを超えると、主人公である女性リポーターの恐怖っぷりと、カメラワークが絶妙にリンクし、恐怖描写が突き抜け、込み上げる笑いへと変換されるタイミングがある。
見る側は逆説的な恐怖の向こう側をその瞬間感じる事ができる。
なるほどこの瞬間こそが、この映画の伝えたいテーマだ!と勝手に解釈をしている。

カメ