劇場公開日 2008年6月14日

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「リアリティ溢れる構成で怖さ倍増」REC レック カピバラさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0リアリティ溢れる構成で怖さ倍増

2016年4月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

先日、やっとのことでBlu-rayボックスを購入し、観賞しました。
本作は主観撮影を用いたスペイン製のゾンビ・ホラーですが、想像していたよりもはるかにリアリティがあり、それが恐怖感や面白さを増幅させています。スペイン国内で話題となった理由もこれで分かります。症状の発症要因も独創的で他の作品と明らかな差を作り、観る者に鮮烈な印象を与えるよう工夫が施されているなど、アイデアの詰まった作品だからではないでしょうか。
主観撮影を取り入れたモキュメント・ホラーとしても、ゾンビムービーとしてもかなりの高水準な仕上がりだと思います。
日本での劇場公開時はR-15指定を受けましたが、ゾンビの補食シーン等スプラッタ描写は極めて薄く、雰囲気や生々しさに重点を置いているようで、画面酔い以外では気分が悪くなることは少ないと思います。何と言っても恐怖感が強いので、本編77分弱と短めにも関わらず長く感じられます。

この記念すべきシリーズ第1作はゾンビ映画史に残る傑作だと思います。

カピバラ