「気持ちはワカルけど」僕らのミライへ逆回転 ゆきだるまさんの映画レビュー(感想・評価)
気持ちはワカルけど
ミシェル・ゴンドリー監督によるジャック・ブラックとモス・デフ出演の
映画愛に満ちた作品。
いや、それよりもミア・ファローが出ていたことに驚いたけど。
ゴンドリー監督ってことで ちょっと期待しすぎたみたいで。
どちらかといえば 監督色よりも ジャック・ブラックのおバカ色が
強い映画に仕上がってました。
レンタルビデオ店の画像が全部消えてしまったところから始まる
おバカ達のSwededリメイク版の手作り映画製作。
20分のビデオが何故か街で大ブレイクしてさぁ大変・・・!
こういう映画でリアリティを求めるのはナンセンスって分かってるけど
全てのストーリーのきっかけとなるのが 妙な感電って・・・
あまりにも 突拍子がなさすぎな気がした。
ゴーストバスターズやロボ・コップ、2001年宇宙の旅あたりは楽しめたけど
キャリー、ラッシュアワー2あたりは観てないのであまり笑えず、残念。
元ネタをどれだけ知っている(観ている)かが この映画をどれだけ楽しめるかに
大きく関わってくるので、90年以降に産まれている若者には
あまりおススメできないかも知れません。
だって なんか置き去りにされてる感じがするだろうから。
とかなんとかいいながら、最後にはなんかウルウルしている自分がいて
自分の単純さ、いや涙腺の脆さに逆にビックリした。
Be Kind Rewind =(テープを)巻き戻してね、というタイトルが
まぁ 日本語にしたら分かりにくいっちゃ 分かりにくいけど
だからって 何でこんな邦題になるのか 理解に苦しむ。
逆に覚えにくいタイトルになっちゃってるよ。
こういうのって 配給会社さんがつけるのだろうけど、
たまにセンスを疑う。マーケティングのつもりなのかな・・・。