劇場公開日 2008年11月8日

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「尺縮めすぎじゃね?」櫻の園 さくらのその 遊んでるつもりはありますさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5尺縮めすぎじゃね?

2017年5月6日
PCから投稿

尺をもう少し伸ばして2時間ぐらいにすればストーリーがもっと観る人に伝わったんじゃないかと思います。序盤の主人公桃のヴァイオリンの演奏が荒れる場面や桜の園の上演を諦めていた桃が再び上演に熱心になる場面も突然なので、もう少しその辺の心の変化や葛藤みたいな物の描写があればよかったと思います。それとも説明的な場面はいらないっていう硬派な考えなんでしょうか?この映画の最大のライバルは1990年版で、どうしたって比較されてしまうのでスタートから不利で、おまけにキャストの事務所のテコ入ればかりが注目され攻撃の対象になり、観てもいないのにけなす人ばかり多くさらにそのことがまた観客数減少に拍車をかけるという無限ループにはまってしまったとても不運な作品だと思います。DVDでしか観たことはありませんが、いつかどこかの映画館で再上演されることを願っています。

遊んでるつもりはあります