ベンジャミン・バトン 数奇な人生のレビュー・感想・評価
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数奇な愛の物語
フィクション映画の中でも現実には絶対あり得ないであろう設定だと思いますが、幅広い年齢を演じたブラッド・ピットとケイト・ブランシェットの好演に入り込むことができました。
とても切なかったですが、素敵な愛の物語でした。
タイトル先行
タイトルはよく聞くのに、観たことがない作品。
自分の場合だけかもだけど結構ある。
これもそう。
バトンがボタンだと、観て初めて知るという…何かバトンを渡すのかと思ってた。汗
どんどん若返るというのだけは知っていたが、想像もつかなかった。
そういうことか!と。
それはつらいね、特に結婚した場合。
でも、子供が出来て去っていくというのはどうかな〜。
無責任過ぎないか?
無責任な子供ということで、奥さんに理解してもらえればよかったのか?
この人の場合、お金には困らなかったからよかったんだよね。
お金がなかったら、こうはいかなかったはず。
これも人生で、また運命なのか。
ストーリーは興味深くさほど飽きずに観たけれど、娘が母親の入院先で日記を読む、弱りかけた母親が息も絶え絶え話す、という形式があまり好きではなかった。
おじいちゃんから少しずつ…ゆりかごまで一気に。
意図的にペースを変えたのか?
生活感があまりなくて、少しご都合主義だったかな。
でも一度は観るべき作品かな。
年齢差。
誰もが疑わない、時間の経過で老人になるという事。
もし、それが逆だったら…。
赤ちゃんの時、老人だった男が年齢を重ねる毎に
ゼロ歳へとなり、最後命を落とす。
若返りたいという願望がある意味恐ろしい結末である。
人間の寿命、不老不死、死について考えさせられる。
アレックス・シアラーや手塚治○先生の話にあった。そっちの方が良いと思う。なぜだろう?
情婦との経験が豊かと言いながら、初めての逢瀬とは?
日本の潜水艦がアメリカ沿岸に近づく事はなかったから、ドイツのUボート。そのUボートが小型船舶相手に撃沈される訳が無い。
兎に角、何が言いたいのか?
都合よく話は進む。
家族を捨てられるのは、子供を簡単に捨てる事が出来た父親譲り。
若くなる事にどう言ったコンプレックスがあるのか?
『自分を若く思うのは良いが、早く死んで欲しい』と言っているのか?
『PLAN75』と同じ位、出鱈目な話だ。
兎に角、何が言いたいのかまったく分からない。
1962春デイジーが戻った年。ベトナム戦争は始まった。
歴史は個人の人生の積み重ねではない。もし仮に若返る人生があっても、1962年にベトナム戦争は始まる。絶対に避ける事の出来ない出来事である。
出鱈目であっても、歴史を説明して、人生観を語らなければ、感動できる余地はどこにもない。
何もしないで、遊んで暮らしているだけなのに、年をとる事を嘆いて泣くことは無いだろう。1965年前後は黒人は公民権運動だし、ベトナム戦争は激化して世も末な時代だった。
ブラビどこまで通用するか?あと、20分位ある。兎に角、話の主旨すら出鱈目。
人生や人生の一期一会を語るには長すぎる。元々、短編が原作との事。
ショートムービーで7分位で語りあげれば、まだ、傑作になるかもしれないが。
人生の時を逆行しているが故に、普通の人と同じように時を大切な人とず...
人生の時を逆行しているが故に、普通の人と同じように時を大切な人とずっと一緒に生きられない、自分の子供と一緒に歳をとれないのは切ない。
若返れば若返るほどそんな孤独さが切なさが増していきます。
普通にはない設定もおもしろかったし、3時間は長いけど丁寧に描かれていたと思う。
そっちですか
いわゆるファンタジーで筋書はしっかりしていますが、全体的にシリアスタッチです。
もっとフワフワとユーモアな方が合うと思います。
登場人物が何気なくいなくなって、何気なく再登場するので、メリハリがなくて終始平坦、故にドラマチックに欠けます。アレン選手あたりに撮らせたらよかったような作品です。
アイデアが面白く、ブラッド・ピット登場が何とも格好良くなっている
デビッド・フィンチャー監督(ソーシャル・ネットワーク等)による2008年製作の米国映画。原題:The Curious Case of Benjamin Button。
お話のアイデアがまずは一番か。そして、ブラッド・ピットをかっこ良く見せるための映画とも思った。死にかけている様な年寄りから段々若返り、俳優2人を経て、待望のブラッド・ピット演ずるベンジャミンが登場し、実にさっそうとしていい男と思ってしまった。
ただその前のベンジャミンを演じたトム・エヴァレットも良かったし、更にその前のロバート・タワーズの演技も凄く良かった。外見上くたびれかけた爺いながら、海の男として一人前になろうとチェレンジするのに感心させられ、女性初体験とかで娼婦相手に何度もトライする姿に思わず笑ってしまった。また、あどけない6歳の美少女デイジー役エル・ファニングと仲良く遊ぶ姿が、何ともシュールで強く印象に残った。
血のつながった親子ではないが、ベンジャミンと黒人で育ての母親タラジ・P・ヘンソンとの親子愛が、べたつかずに干渉もしすぎない関係性が何とも素敵だった。彼女の老人の最後の場所を与えるという仕事とともに、家族を大切にするという米国の良い部分を上手に提示された気がした。
一方、幼馴染デイジーの方は、ニューヨークに出てバレリーナとして成功する。しかし、事故で骨折し、故郷に戻り、そこでベンジャミンと再開し娘までもうける。しかし、子供の養育費は難しいと考えたベンジャミンはある日デイジーの元を去る。彼女はその後結婚し家庭を築くが、ある日少年となったベンジャミンがやってくる。彼女は幸せだったのだろうか?
何も分からない赤ちゃんになってしまったベンジャミンの最後をしっかりと看取ったことから、ベンジャミンも含めて、多分幸せだったのだろう。
何処かにかなり抵抗感もあるのだが、家族愛に異性愛と思いやり、人間の一生の本質的な部分を考えさせる映画であった。
製作はフランク・マーシャル キャスリーン・ケネディ シーン・チャフィン。
原作は「華麗なるギャツビー」原作者として著名なF・スコット・フィッツジェラルド、
原案 はエリック・ロス (アリー/ スター誕生等)、ロビン・スウィコード。脚本はエリック・ロス(フォレスト・ガンプ一期一会等)。
撮影はクラウディオ・ミランダ、美術はドナルド・グレアム・バート、衣装はジャクリーン・ウェスト、音楽はアレクサンドル・デスプラ、編集はカーク・バクスター アンガス・ウォール。
出演は、ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット(ナイトメア・アリー等)、タラジ・P・ヘンソン(育ての母)、ティルダ・スウイントン(ロシアで出会う人妻)、ジュリア・オーモンド(娘)、ジェイソン・フレミング(父親)、ジャレット・ハリス(船長)、ロバート・タワーズ(最初の方のベンジャミン)、トム・エヴァレット(その後のベンジャミン)、マディセン・ベイビー(11歳のデイジー)、エル・ファニング(6歳のデイジー)。
エンターテイメント?
フォレストガンプと違って面白みを感じなかった。
ヒューマンドラマとしてもラブロマンスとしても中途半端だった印象だ。ヒューマンドラマであればベンジャミンの苦悩や葛藤をより深く描いて欲しかったし、ラブロマンスであれば運命などではなくデイジーと惹かれ合う理由やエピソードがもっと欲しい。
子供や再婚した夫、仕事などを病気を理由にないがしろにしていたように見え、共感や没入は出来なかった。
しかし、デイジーの事故が起きる要因の語りや演出は見事という他ない。
昔、映画館で観て
また観たくなったので
再視聴しましたが、昔観た時より
面白かったです。
自分が歳をとったせいかな、、
とにかく主演の2人が良かった。
設定も良い。
流石に無理もあるけど
そこを気にしたら話がつまらないので
目をつむりました。
人生なんとかなる
前から気になっていたのと、ブラッドピットが出てるので見る。
結論、色んな人の人生を垣間見れる映画。人生、どうなるかわからないし明確な夢なんてなくても、お先真っ暗だと思っても、なるようになるんだろうなって思った。
ただ、逃げちゃだめだ…あとから後悔するような生き方はだめだ。
子供の頃から関係性が少しずつ変わりながらもずっと続く関係って素敵だと思った。もう恋愛なのか家族愛なのか区別はなくなって、人として愛している感じが素敵だった。
色々あったとしても、接点を持ち続けていたらこんな風になれるのだろうか。
最後の時間が水に流されていく描写が美しくて良かった。すごく芸術的な演出。
デビットフィンチャー期待したけどそれほどでもない
ブラピ好きだから観たけど…
小説は読んでないけど映画だけでみればそれほどで面白さは感じなかった。
時代背景やアメリカの事情にもそれほど思い入れもないので余計かもしれないけど、フォレストガンプとかの方がエンターテインメント性があったかな。
若かれしブラピはリアルな青年期を知ってるが故に無理やりオジサンを若返らせた感が垣間見れた。映画終盤はそこへの興味が大半となってあまりストーリーに入り込めなかった。
生活が描かれていない。
どこで、どんなふうに働いて、生活していたのか。
唐突に、ある年代のある場面だけを見せられる。
養母クイニーに育てられ、青年期になり自立して船乗りになり、従軍して…。時折、故郷に帰り?
と、一か所にとどまらずに居場所・職を転々としているように見える。
だとしたら、さまようのはなぜか。
普通の人とは違う自分。
『ポーの一族』のエドガーが年をとらない自分を周りに悟らせないようにしたように、一か所に落ち着けないのかと、鑑賞直後はその運命に涙した。
けれど、彼には、彼の特性を知っても受け入れてくれる居場所があった。
そこで暮らせば?なぜ?離れる?
職場とした船長や仲間は感づいていたように私には見える。
なのに、その仲間とも別れて帰郷し、再び故郷を離れて別の働き口を見つけに言ったように見える。
ずっと一緒に働けばいいじゃないと思うのに。”仲間”に思えない?
妻とのやりとりも切ない。
●●になる勇気が持てない。一見思いやりに満ちた言動だけれど、妻の気持ちは考えていない。
存在してくれるだけで心強いことがある。『トトロ』のさつきとメイのお母さんだって入院していて子どもたちの世話はできないし、世話される方だけれど、家族の話を聞くだけでも母・妻としての役目を果たしている。子どもなんて意外に、心の繋がっていない世話よりも、多少行き届かない世話であっても心の繋がりの方が大切ってわかっている。
妻だって「~してくれない」族もいるけれど、このデイジーは老人の体に子どもの心を見つけた女性。子どもの体に父・夫の心を見つけられる女性だと思うのだけれどな。
マージナルマン。
一つの文化・社会にコミットできない・しない。
「自分は~というものである」という規定ができずに、境界線にたたずんで、どこかに根付くことをあきらめて(回避して)いるように見える。
私から見れば、ベンジャミンを理解して一緒にやっていこうとしていた人に囲まれていたように思う。だのに、なぜその手を自ら振り払う?
このあたりの葛藤がぼやけて掘り下げていないので、ただ雰囲気だけの演出(特殊な運命だからと簡単に片づけたよう)に見えてしらけてしまう。
ベンジャミンとデイジーの運命の恋が描きたかったんだったら、余計な描写はいらないから、もっと幼いころからの二人の付き合いを丁寧に描いて欲しかった。
日々二人の時間を積み重ねていたら別の想いも生まれただろうに。ちゃんと積み重ねられた時間は意外に強いと思う(積み重ねずにいた共同生活は、定年離婚を生みますが)。
今ひとつ話にのめり込めなかった。
こんな特異な設定にしてまで描きたかったことが私には掴めなかった。
特殊メイクとCGを駆使した人物造形が話題になった作品。そのお金のかかった場面を見せることに重きを置いた作品にしか見えない。
ただ、ケイトさんの後ろ姿に妙に感動してしまった。
20代のバレリーナと、40・50代の後ろ姿が違う。単に肉付きの問題ではなく、背中の丸めかた、後ろ姿の足の形が違う。
そこだけが、見どころ。
(原作未読)
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