「人の一生は濃い」ベンジャミン・バトン 数奇な人生 なにわさんの映画レビュー(感想・評価)
人の一生は濃い
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人生は出会いと別れの積み重ねであり、その積み重ねによって、村上春樹が言うところの人の「年輪」が増えていくんだろうな。ベンジャミンを観ていると、その積み重ねによる精神的負荷が重そうで、耐えられるんだろうかと自分は不安になった。それでも、喜びを得るために出会いを求めて進みたいし、別れにより訪れる悲しみも自分の年輪になると信じて生きるしかない。
ケイトブランシェットとティルダスウィントンの2人が高貴だった。プラピの演技は、彼が過ごしてきた時間の密度の高さを伺わせる。
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