「どんどん若くなるブラット・ピットに目が釘付け」ベンジャミン・バトン 数奇な人生 asicaさんの映画レビュー(感想・評価)
どんどん若くなるブラット・ピットに目が釘付け
禿げてシワクチャの赤ん坊期
まだまだ頭頂部に毛がない時代の幼少期
立って普通に歩けるただの老人に見える十代
少し老けてる二十代
どんどん若くなる四十代
まったくティーンエイジャーにしか見えない老年期
見た目は子ども でも中身は認知症の進んで来た老人
赤ん坊に返って愛する人の腕に抱かれて永遠の眠りにつく。
ベンジャミンの人生を実際の歴史も挟み込みながら描く物語。
そう言えば
相手役のケイト・ブランシェットも若い頃はより若く
歳を経た後ろ姿は、脇の肉やお尻の弛みなど、もうまさしく。
なんだけど、実際はどれ?ってわからない。
今はどれが本当なんでしょ?
少し引用
「このストーリーには、寓話的な要素がたくさんあるとはいえ、リスクを冒してでも、できるだけリアルに描きたいと思った」とフィンチャーは説明する。
「僕はこの映画を『昔あるところに……』のような昔話の世界にはしたくなかった。俳優たちに思い込みで演技をさせたくなかった。観客に勝手に想像させたくなかった。美術監督に突拍子もないセットを作らせたくなかった。場所の様子、人々の服装、彼らのメガネや補聴器など、すべてが時代に合っていなければならなかったんだ」
とこのあたりのところを読みなるほどと、
そのハリウッド映画のお金の掛け方をずっしりと感じる。
養母の女優さんは、あのNASAで活躍するドリームの人で
相手役の俳優はグリーンブックの人だなあと思いつつ
それより
幼い頃のシワシワの子供時代の特撮が凄すぎて
どうやって撮ったんだろうかと気になって仕方なかった。
もともとこの、老人で生まれて赤ん坊で死ぬというこのストーリーは有名で、だいたいの大人は知ってるんだと思うが実際に映画を見たのは(どうした訳か)初めてだったので、つい
特撮に目が行ってしまったのはもうどうしようもないのだけれど、ストーリー自体の深みも十分に堪能できる良作だった。
今晩は
今作のブラッド・ピットの姿(特に、青年期)は、どのように撮ったのだろうと思いますね。
”ハリウッド映画のお金の掛け方をずっしりと感じる。”
至言だと思いました。
では。
コメントありがとうございます。
ヒューマン・ドラマとファンタジー、フィクションだけどノンフィクションのような、不思議な余韻の作品ですよね。
アメリカ公開時は21世紀の『フォレスト・ガンプ』なんて評も。
そのドーバー海峡横断エピソードも、史実を基に織り込んだのかもしれませんね。
asicaさん、コメントありがとうございます。あの美しさは腰を抜かしますよね、、、。特殊メイクの技術力にも腰を抜かされます。一度見てから、だいぶ時間が経った今観ても、初めて鑑賞したときのようにこの作品すごいなって驚けると思うんです。