劇場公開日 2009年2月7日

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「なんとも言えない余韻が。養父母役にも注目!」ベンジャミン・バトン 数奇な人生 Marikoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0なんとも言えない余韻が。養父母役にも注目!

2020年4月29日
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あらためて観てましたが、素敵な映画ですね。
老人のような容姿で瀕死で生まれ、親に捨てられ養父母に貰われ育てられるベンジャミン。数奇な運命を辿りながら、彼は人と逆に徐々に若返っていく。そして最後は・・・

グッときた言葉

「人生は複雑とは限らない。
求めるものを知っていれば」

「もう二度と自分を憐れんだりしない。
完璧なものなどない」

さんざん回り道をして、ようやく結ばれたブラピとケイト・ブランシェット、実に輝いてます。
運命ってやっぱりあると思う。

人が生まれて死んでいくまでの、喜びと悲しみ、注がれる愛と、注ぐ愛…

愛する人と同じように歳を重ねることのできない不条理を通して、限られた時間の人生のきらめきをこの上なく美しく見せてくれる素敵な映画ですよね。

孤独で数奇すぎる運命が悲しくも、愛に溢れていて。
最後はじんわりと涙が流れました。

ちなみに養母役が「ドリーム」の主役の人、養父役が「グリーンブック」のマハーシャラ・アリでした。

Mariko