「フィンチャーの異色作」ベンジャミン・バトン 数奇な人生 なおさんの映画レビュー(感想・評価)
フィンチャーの異色作
「デビッド・フィンチャーはよいフィンチャーとダメなフィンチャーの二人いて交互に監督している説」を半分冗談半分本気で吹聴していた時期があった。
△『エイリアン3』◎『セブン』✖️『ゲーム』◎『ファイト・クラブ』△『パニック・ルーム』○『ゾディアック』という認識でしたので。
良きにつけ悪しきにつけ、えげつない作風だったのに、本作は意外と普通のラブストーリーでした。
とりたてて立派な人でも悪人でもない普通の人々の普通の人生が、ベンジャミンの視点でいわば逆方向から照らされることで、より愛おしく感じられた。
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