劇場公開日 2009年2月7日

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「すべてを受け入れざるを得ない人生って悲しい・・・」ベンジャミン・バトン 数奇な人生 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5すべてを受け入れざるを得ない人生って悲しい・・・

2009年3月4日

知的

2時間47分という大作だが、不思議に長さは感じなかった。私の関心はもっぱらどのように若返っていくかだった。ブラピはどんどん美しくなっていき、一番美しかった「リバー・ランズ・スルー・イット」の頃のようだった。一人の女性を想い続けるという点で、原作者の代表作「グレート・ギャッツビー」が思い出された。考えてみれば、その映画化「華麗なるギャッツビー」はレッドフォード主演だ。レッドフォードの再来と言われたブラピとの因縁を感じてしまった。主人公は人生に流されていくだけで、それに抗おうとしなかった点が、ストーリー的に無理かもしれないが、物足りなかった。

瑞