「少し、怖い」水の中のつぼみ 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
少し、怖い
ギリギリに描くロリコン的なエロさがありながら、一番見たくない物をハッキリと描写する驚きと恥ずかしさが印象的に映る。
思春期の少女三人それぞれに抱える悩みが常軌を逸している行動の数々に思える一歩手前の変態性、女性監督だからこその説得力は微かに残りながら、凡人には理解し兼ねる衝撃的な場面の数々。
彼女たちの親が出て来ないまるで大人が存在していないような世界観と、揺れ動き戸惑う気持ちはフラフラと着地出来ない背伸びしながらの向かう先!?
脚本で参加したジャック・オーディアールの『パリ13区』から気になり始めたセリーヌ・シアマ、気になるのが遅いのは御勘弁、映画監督として活躍する女性の勢いが特にこの20年位で凄く目立つのは気のせいか、好きな女性監督も増えて来たココ最近。
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