水の中のつぼみのレビュー・感想・評価
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思春期のエネルギーと不安定さ
遥か昔ですけど何となく感じ思い出しましたそうですよねガラスの10代ですよ。でも懐かしんでるばかりじゃ無くあの頃の初な気持ち瞳の輝きずっと持ち続けたいものです。
少女の心模様を描いた青春映画
採点3.6
思春期の少女三人それぞれの心模様を描いた青春映画。
思春期の足元がおぼつかない感じが危なっかしく、この常軌を逸するギリギリの描きかたがすごい。
林檎食べたシーンなんかは「おい!」って声が出てましたね。
そして時々入ってくる丸っこい友達が見ていて辛い…全然なんですよ。
皆そんな風に悩みながら傷ついて、少女から大人へ変わっていく姿が繊細に描かれていました。
ここら辺は女性監督ならではの世界でしょう。
ラストもとても良いカットでした。
感想
魅力的な女の子は性的に見られることが多くて、気丈にしてるけど被害に遭ってる。
同じ体験はしてないけど、わかってしまって反吐が出るね。
ゴミをとってきてしまうマリー。
女の子だからってキモい行動はキモい。
恋による暴走は男女問わずだと描いてるのか。
見ていて恥ずかしくなるとこも
つい笑ってしまうとこもあった。
監督出ててるのなんか嬉しい。
発育と年齢の割に幼い友達なんなん?と思ったけど、
見た目や年齢で大人だと思っても、10代は子供なんだということか。
最近は子供を大人扱いというか、賢く描くことが多い。
人として尊重するけど、守るべき子供ということを忘れてはいけない 的なのどこかの漫画で読んだの思い出した。
アデルエネルの振る舞いがかっこいい。
美しく堂々としててかっこいい。
フロリアーヌは自分の見た目に合った行動を取ろうと演じてしまってるのかも。でも体の関係を持つのは怖がってて慎重。
女の子の友達がいなかったからマリーがそばにいるのは嬉しかったと思う。
最後がよくわからなかった。
マリーに好かれてるのが性的な意味の好きだとわかって、男の子たちと同じだと思って一線引いたのかな。
友情ではないのに気づいてがっかりしたと。
フロリアーヌは今後も孤独が続きそうな終わりだった。
エロ映画では、ありません。
エロイ邦題ですが、エロ映画では、ありません。
残念でした(笑)
青春映画で、思春期の女の子が主役です。
なので、エロ要素あります。
良かったね(笑)
観る前は暗いイメージだったけど、笑いも入ってて、そんなに暗くないです。
内容は、あんまり…
少し考察いるかも…
『秘密の森の、その向こう』の監督です。
少し、怖い
ギリギリに描くロリコン的なエロさがありながら、一番見たくない物をハッキリと描写する驚きと恥ずかしさが印象的に映る。
思春期の少女三人それぞれに抱える悩みが常軌を逸している行動の数々に思える一歩手前の変態性、女性監督だからこその説得力は微かに残りながら、凡人には理解し兼ねる衝撃的な場面の数々。
彼女たちの親が出て来ないまるで大人が存在していないような世界観と、揺れ動き戸惑う気持ちはフラフラと着地出来ない背伸びしながらの向かう先!?
脚本で参加したジャック・オーディアールの『パリ13区』から気になり始めたセリーヌ・シアマ、気になるのが遅いのは御勘弁、映画監督として活躍する女性の勢いが特にこの20年位で凄く目立つのは気のせいか、好きな女性監督も増えて来たココ最近。
ゴミ漁り
いつの間にか、男共が勝手に行う評価尺に測られる。その理不尽を受け入れる準備もない。しかし、女性社会にその尺は敏感に応答する。そのピリピリ感に焦る。
初恋というよりも憧れのようにも思える。憑依したい相手とのシンクロ。子供でい続けることへの嫌悪、しかし身体と心は全く不正直であったりする。思春期の少女の揺らぎをよく捉える。
シンクロナイズドスイミングという舞台設定も冴えている。
すき
ストーリーは
15才の少女マリーがシンクロ選手の高慢で美しいフロリアーヌに心を奪われてしまい彼女に近づきたい一心でスイミングスクールに通いはじめる。フロリアーヌは、チームの女子達から冷めた目で見られながらも近ずく男達と遊んでばかり。マリーの親友は、早く初体験を済ませたくてスイミングの着替え中に鉢合わせした男の子にアプローチをする。
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マリーの初恋のゆくえや親友との友情の変化が繊細に描かれてて、プールのブルーと水着の鮮明な赤や口紅がすごく印象的。いちばん小柄なマリーが見た目子供っぽいけど中身は一番成熟してて精神的な繋がりを求めて恋をしてて行動もどこか知性的、見た目が美しく大人っぽいフロリアーヌは、大人ぶってるけど自分の成長に戸惑ってて意外と中身は幼稚で強がりな危なっかしい感じ、
マリーの親友は体が大きくってちょっと太っててけっこう子供っぽくってでも背伸びしたい普通のティーンてゆう感じ。すごくそれぞれの役が映画の中ですごく機能的に描かれてるなと思いました。
大人になる前の女の子ってすごく特別な生き物で魅力的でこうゆう映画ほんと大好き。あと、この映画の中に大人がほとんど登場しなくって親の姿とかがすっぽり抜け落ちてるのが余計に少女達の世界って感じが強くってそうゆう監督の目線とかすごく好きでした。終わり方も完璧!
ヒロインポジションのフロリアーヌが周りの女の子の冷たい目にも動じず男に色っぽい目を向ける潔さはカッコよくって好き。さらに美人だからこそ否応なしにそうゆう目で見られる生きづらさも描かれている。
この監督さんこのあと作品数本撮ってるみたいだけど日本未公開ですごく残念、新作観たい〜女性の監督でこんなに瑞々しくリリカルな映像が撮れる人大好きだ。
思春期の少女達
好きになってしまった人がたまたま同性だった故に 友人としてしか見られてない苦しさと どんなにその子の望みを聞いてあげてもこっちを向いてもらえない切なさをとても良く表現している作品だと思いました。
思春期という特殊な時期ならではの恋愛模様や他人からの評価、性への興味、恐怖など きっと誰もが共感できる(女性に限るかも...)であろうシーンが散りばめられていて、見ていると自分もまたその時期に戻ったように胸がいっぱいになりました。
キャストもそれぞれの役にぴったり合っていましたし、美しい映像に綺麗な発音のフランス語が流れてきて心地よくなれる そんな素敵な映画でした。
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