「ずるいミュージカル」マンマ・ミーア! ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
ずるいミュージカル
ミュージカルは曲が重要だが、傑作と言われるミュージカルでもいいなと思う曲は数曲が普通だ。この映画に関しては、アバの曲を使っていることもあり、ほとんどが名曲で、ちょっとずるい感じもする。
それに風光明媚なギリシャの島でのロケであることもあり、その2点だけでもかなりのポイントだ。というより、それだけの映画という感じもする。
ストーリー自体にはそれほど面白さはなかった。延々とアバの曲のプロモーションビデオを見させられている感じだ。
ただ、ほぼ全曲が懐かしく、しかも結構気にいていた曲が多かったので、飽きることはなかったが。
特に印象に残った曲は、「The winner takes it all.」邦題:ザ・ウィナーだ。アバの曲の中では地味な方だが、この映画の中では一番印象に残った。今まで気づいていなかったが、歌詞の内容がこんなことだったとは驚きである。良い意味で。
日が沈みそうな綺麗な海をバックに、ビル(ピアース・ブロスナン)がドナ(メリル・ストリープ)にエスコート役を申し出るシーンで、ドナが歌った。知っている曲だったが、歌詞があんなに素晴らしかったとは思わなかった。ここだけでも見る価値はあり。
(以下、歌の一部)
私はカードを切り尽くした
エースも残ってない
すべて勝者のものよ
敗者は身を縮めて
勝者の横に立つ
それが運命なの
心の奥のどこかで
まだあなたを求めてる
でもいけない
ルールには従わねば
いとしいものは何もかも
勝者が奪っていくのよ
はじめまして
パディントン等、共感を
ありがとうございました。
このアバの曲でのミュージカル映画
懐かしく鑑賞したものです。
>特に印象に残った曲は、
「The winner takes it all.」
歌詞も素晴らしいですね。
印象的でした(^^)