「いい国作ろうモンゴル帝国。」モンゴル AKIRAさんの映画レビュー(感想・評価)
いい国作ろうモンゴル帝国。
日常茶飯事の略奪,
古くからの因習に縛られたモンゴルに変化をもたらす,
まるで異邦人のようなテムジン(後のチンギス・ハーン),
優しさと愛情に裏打ちされた不屈の闘志を抱く男を,
浅野忠信さんが人間味とカリスマ性をもって見事に体現。
一目惚れ,一途な愛の強さ,
太い絆を持つ奥さんのボルテ,
新旧対比,表裏一体のようにテムジンと対を成すジャムカ。
主人公像を盛り上げて形成させた
脇の二人の存在感も印象に残る。
要所が駆け足で展開が早いせいで,
おざなりになっている細かい部分が残念であるものの,
伝説もののファンタジー,
あるいは西部劇を観ている気にさせるドラマは,
なかなかに見応えがありました。
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