劇場公開日 2008年9月27日

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「一瞬で忘れる典型的ハリウッド映画」アイアンマン 因果さんの映画レビュー(感想・評価)

1.0一瞬で忘れる典型的ハリウッド映画

2023年2月2日
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アラブ人の過度な悪魔化とか安っぽいノブレス・オブリージュ的正義感とかやってることはだいたい『トップガン』と同じで、まあアトラクション映画というか映画館を出るなりどうでもよくなる映画というか、要するによくある大作ハリウッド映画だった。

これが単発の映画なら「あ〜つまんね~笑」の一言で終わるのだが、マーベルとかいう21世紀を代表する超巨大メディアミックスコンテンツの発端がこれだと思うと前途の暗さにうんざりしてしまう。幸い本作はマーベルシリーズの中でもそれほど評価が高い部類ではないらしいからまだ救いがある(と思いたい)。

ただ俺自身ちょっと神経症的なところがあって、シリーズ物はきちんと順番通り見ないと気が済まないという性分が本作以降のマーベル作品を見るにあたっての大きな障壁となっている。本当はタイカ・ワイティティの手がけた『マイティ・ソー』シリーズまで一気にぶっ飛ばしたいんだけど、うーん、気が引けてしまう。グダグダ言ってねえで見ろよと言われれば返す言葉もないんだけど、何事も始めが肝心と言いますものね…

因果