「無警戒と過度な期待は破滅を招く」ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 ドリモグさんの映画レビュー(感想・評価)
無警戒と過度な期待は破滅を招く
クリックして本文を読む
爽快な終わり方だ、素晴らしかったという意見が大多数だった破。
自分は今日の日は以降で時が止まってしまった少数派の一人です。
破の展開で新劇への期待もわくわく感も徹底的に打ちひしがれました。
そっか、私笑えるんだという台詞。
希望に満ちているとしか信じていなかった台詞が
死亡フラグであることに気付きもしませんでした。
アスカ退場と同時に蚊帳の外に放り出されて時間ばかりがすぎていく。
破を見て奈落の底に叩き落された気分だけが残りました。
3号機事件、退場、貴重なサンプル、生きているがどんな状態かも不明。
序で登場しなかった分破でのアスカの活躍を期待していたせいで
余計に憤慨と絶望を思い知りました。
まわりはアスカ不在のゼルエル戦の超展開に感動している。
周囲との温度差が恐ろしいくらいにありました。
「綾波をかえせ」
アスカは助けられなかったのに綾波にはシンジの手が差し伸べられた。
今日の日はさようならは史上最大のトラウマソングになりました。
普段聞きなれた音楽が使われ方次第でこうも恐ろしいものに
化けるとは。
当時TVCMで今日の日はさようならを使っていたCMを目にするために
引き裂かれそうになるのでチャンネルを躍起になってかえるくらいに
ざわざわさしました。
ミサトさんがアスカのことを聞かないのねとシンジにいう時に
なぜ聞かないんだと思うばかり。
望んでいたものを与えてくれなかった破。
与えられる情報を鵜呑みにし、期待すればするほど
そうではなかった時のショックは大きい。
以降続編は疑って疑って覚悟して、心して鑑賞したいと思います。
コメントする