美しすぎる母のレビュー・感想・評価
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理屈っぽくないのがよかった
あらすじからして後味はよくない。なので、この作品、好きとは言えない。 でも、こういう人間関係って、結構表現するの難しかったんじゃないかな、この映画は頑張ってる作品なのかもしれないと思った。 理屈っぽい会話はなく、出口を見つけられないアントニーの閉塞感漂う気だるい日常と、言いたいことを言わない絶妙な表情、そして知に足がつかない母親の言動が積み重られていく。その結果、結末では違和感を感じさせない。やりきれなさって、こういうものだよね、と納得してしまう。 けっこう説得力があるように思った。
そりゃそうだよな
母親からされたことを考えたらそりゃ殺したくもなるよなー
中盤まではバーバラとトニーの関係性が、友達以上恋人未満みたいで親子だけどマザコンでもない、お互いがお互いの良き理解者のようで、家庭環境とか気持ち悪いとか全く感じず、むしろクールな親子がいるもんだなあなんて見てました。
しかしラストのシーンでやっとトニーがいっぱいいっぱいだった事にやっと気付きました笑(予備知識なしだったもんで)
自分には家族ってものに明確なイメージが無いことを改めて自覚しました。
情緒不安定な女の話は見てて辛い
もうなんなの?という思いが途切れない映画だった。 息子と寝た少女と付き合い始める父親、息子と寝た男を誘惑する母親、その二人のベッドに潜り込んで眠り込む息子。。 もうお腹いっぱい。と思っていた所にラストのトドメ。 二度と見ない。
愛と性のバランスを金銭に求める危なさ
生まれた時から貴族で優雅な生活をしてる人が達と成り上がってお金を掴んだ人達では間違いなく違いが生じるのは当たり前。遺伝子的に考えることも必要だと思うのだが、母はもっともっと息子エディ・レッドメインだけに愛を注いで欲しかった。この作品は事実だったらしいが、エディは母と祖母、そして自殺、そう考えたら他人には迷惑はかけてない気もする。そりゃ警察・病院・その他様々な迷惑があるのは間違いないが身内内の騒動で収まった話。で考えたら生存問題な話にも思えたりする。この作品、監督のメッセージ性は薄い見た人達に委ねる所が多いように思う。間違いなく良作だ。一人で見ずに彼氏彼女家族などなど多数で見て欲しい作品。まさに日曜ロードショーなどで流して欲しい作品。リリーのすべてのエディ・レッドメインは相変わらず美しすぎる。ジュリアン・ムーアとのラストは見る角度で何度も楽しめそう(笑)一人でも多くの方に見て欲しい作品である。
自分以外の人生知る事ができる作品
内容はともかく、エディがかっこいいです笑 本来の題名はSavage Grace Savageという言葉は日常、使われません。と言ってもいいくらい。差別用語です。 Savageは野蛮という意味ですが、未開人、私たちではない人と捉えました。他人の人生のノンフィクションと言っていいところです。こうゆう人もいますよ。みたいな。 Graceは優美と訳されますが、キリスト教では恩寵を受けていること。罪から解放された状態を指す。と捉えることもできるそうです。 これは、作品のクライマックスですね。
何かを学べる人じゃないでしょ?
映画「美しすぎる母」(トム・ケイリン監督)から。
タイトルに騙されて観てしまったが、(久しぶりの貸切)
中年以上のフランス人らしく(?)、白い肌は汚かったし、
しみやそばかすなんかも目立ったし、全然、美しくなかった。(汗)
原題は「Savege Grace」。直訳は「残酷な優雅さ」なるほどなぁ。
さて、その中で選んだ台詞は、ホモの息子が付き合う男性について
アドバイスをしたシーン。
物語に関係なく、あっ、これいただき・・とメモをした。
「何かを学べる人じゃないでしょ?」
裏を返せば、どうせ付き合うなら、
「何かを学べる人にしなさい」のような気がしたから。
いいことばかりでなくてもいい。悪いことでも・・。
「あっ、これはいけないことなんだ」と学べれば。(汗)
そうやって、他人との交わりの中で、人間は成長していく。
テレビやパチンコなど、相手が機械だと、
知識やお金は増えるかもしれないが、なかなか学べない。
勇気を出して、いつもとは違う人間とのコミュニケーションに、
時間とお金を費やすべきではなかろうか。
良くも悪くも、なにかを学べるはずだから・・・
すぎてないってば。
名画座にて。 どうでもいいことですが(というか拘ることはないくらいの) J・ムーアは、確かに美しいとは思います。 でも、美し「すぎる」っていうのはどうなんでしょうか^^; さほど「すぎてはいない」と思うのは私だけですか?(爆) どうもその題名から、グロテスクなイメージを持ってしまい、 ちょっと居心地が悪かったですね。。なんとなく。 でも冒頭から中盤、旦那に裏切られるあたりまでは、まだ… なんとなく彼女に共感も出来たのです。 これだけ上昇志向が強くなるのは、自身が貧しかったからで、 何をするにも空回りしてしまう無念さが、やがておぞましい 息子溺愛の温床となってしまったのでしょう。 いや、しかし…ねぇ^^; どうしても「母親」という立場で(しかも日本人的な目で) 観てしまう自分が、気持ち悪い~ダメだ~を心で連発し、 彼女の歪んだ愛憎に寄り添うことが出来ませんでした。 憐れ…なんだけど、でも自分で選んだ道でしょう?という、 私なら、ちょっと突き放してしまいたくなる女性ですね。 これが実際の事件だというのですから、さらに怖さも 増すところですが(汗) 時代背景は…なんとなく頷けます。 ともあれ。。 財産で愛は買えない。欲望で心は救えない。 根本を失った美しさはこれだけグロテスクになる、という 「すぎる」ことなくほどほどに、、の見本といえる作品です。 (さいきん物忘れが「すぎる」私は、いったいどうすれば?)
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