蛇にピアスのレビュー・感想・評価
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身体髪膚、之を父母に受く。敢て毀傷せざるは、孝の始めなり。
最近、吉高のファンになったので、旧作だが鑑賞。正視に耐えないグロく気持ち悪く暗いシーンが続く。濡れ場は吉高のカラダの華奢さもあり、ロマンポルノのSM失敗作以下の出来。アマが行方不明になってからの展開で漸くまともさが少し感じられたが、前半の酷さを挽回するには至らず。題名だが孔子の時代から、こういう連中がいたのだなと納得した。
シバヤバい
メンヘラと性癖のコンボ
最後あれで終わるのは投げてる感
ストーリーとしてはどうかと思うけど
リアリティの凄まじさは素晴らしいものがあった
シバがアマにしたであろうことを察したルイのあの行動
情もあったはずで葬式でワーワー泣き喚いてたのに結局そこなのか
ルイにとっての愛って何なんだろう
依存心の塊、虚な器、生死への欲動
スプタンも遂げられず中途半端
最後のシーンは自分のしょうもなさに全身の力が抜けたのだろうか
生きる意味
ピアスやタトゥーに抵抗がないから見ていて嫌なることは無かった
シバの落ち着きある声やピアスかっこいい!
3人とも似た雰囲気に見えて考えてることや性格が違うけどいろんな視点から共感できた
結末は明るくないけどただのハッピーエンドな映画より全然面白い
生きる意味があるって大切だなと思った
吉高由里子
最初に観たときは、本当に舌ピアスしたのかと思ってしまった・・・この子の女優生命はもうだめだぞ!なんて余計な心配をしてしまった。さすがに刺青に関しては、最近のニセタトゥー技術は凄いことは知っていたが・・・録画して繰り返しチェックしてみて、ようやく舌の違いがわかった。
かなりアンダーグラウンド。と言っても、警察が捜査に来たときにはお咎めナシだったようだし、合法的なタトゥー屋だったのだろう。劇場では予告編しか見てないが、ARATAの存在感溢れるピアス顔にビックリしてしまうほどの男。そんな隠微な感覚に訴えてくる作品だ。
ストーリーとしては、アマが絡んできたチンピラに対して殴り倒したことが原因で、その後、その暴力団員(藤原竜也)が死亡。アマは知らないままだったが、徐々に捜査の手が伸びてきて、ある日、アマが行方不明となり、暴行を加えられて死亡したことがわかった。アマを殺したのは暴力団の報復?それとも、ルイを独り占めしたくなったシバが殺してしまったのか?最後までわからないままだが、殺した犯人であってもシバと付き合っていこうとするルイのドエス心がまたわかんない・・・
ピアス開けてませんが。
吉高由里子さんが脱いだ作品と認識はしていて、高良ファンなので気になっていました。蜷川幸雄さんが監督だったのですね。裂けてる舌や刺青ピアスとゾクゾクとした内容でした。新さんの風貌がすごすぎ。若いときは割と暴走をしていた方ですが、ピアスは開けていません。素手で歯を抜いてしまうシーンには、実際できるのかなと思え痛々しかったです。人と人とのつながりはどの程度なのか。新宿行きの電車のシーンが印象的でした。
チンピラ役豪華
吉高ちゃんが激中ほぼ裸で演じている。すごい。
あとチンピラの役豪華すぎてびっくりした。
吉高ちゃんの裸がみたいがために借りたようなものだったのに、
痛々しいシーンが多くて苦手な私は直視するのに勇気がいった。
ARATAよかった。でも2回目はないかなあ。
吉高由里子の演技に脱帽。
主人公達と同年代の頃に観ていたら、もっと共感できたかも。
原作が芥川賞を受賞したときに私自身ちょうど大学生くらいだったから、リアルタイムで読んでたら感動したのかなぁ。
最初に吉高由里子のナレーションで「暗いところにずっといたい」みたいなのがあったけど、そういうアンダーグラウンドなことを好んでいたのはもう十年くらい前の話で、今となってはあまりに露骨な性描写にちょっと、というかかなり引いてしまった。AVみたい。激しすぎて、なんだかなぁ。
でも、吉高由里子の体当たりな演技は良かった。ARATAも格好良かった。
アマのときもシバさんのときも、ルイが証拠隠滅にひた走る様子が健気というか狂気じみているというか。
ルイが嫌いと言っていたあったかい家族の風景に自らの身を投じて久しい私には、もうこういうグロテスクなのは無理だ〜。
セックス描写が激しいという点ではへルタースケルターも同じ類だけど、あれは好きだったんだけどなぁ。。。単に吉高由里子より沢尻エリカが好きってだけかな。
いいね、お前の苦しそうな顔、凄くいいよ
映画「蛇にピアス」(蜷川幸雄監督)から。
金原ひとみさんが芥川賞受賞の時、原作を読んだけれど、
さっぱりわからなかった。
なかなか自分で映像化できず、苦労した小説だった。
そういう意味では、今回は映像化されたので、期待した。
けれど、やっぱりわからなかった。(汗)
私の感性が、理解するまで達していないのが原因だが、
たぶん、死ぬまで理解できない気がする。
特に「痛い」のと「苦しい」のと「辛い」のに弱い私には、
「痛くないと、感じない。」という感覚が、わからない。
首都圏の電車が、蛇のように線路の上を動くシーンだけが、
妙に印象に残った。
この作品を思い出すのに選んだ、気になる一言は、
サディストの彫り師シバの台詞である。
「いいね、お前の苦しそうな顔、凄くいいよ」
「俺は、お前の顔を見ていると、Sの血が騒ぐんだ」
「もし死にたくなったら、俺に殺させてくれ」等々、
理解できない台詞は、増える一方だった。
単語では、やっぱり「スプリット・タン」かな。
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