Sweet Rain 死神の精度のレビュー・感想・評価
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雨が少し好きになる
千葉さんを金城武ってとこがよかった。
ちょっぴしたどたどしく感じる日本語が逆に死神感を出してた気がする。
原作をはしょるのはしょうがないし
映画だからドラマチック要素を加えてしまうのもしょうがない。
ということを前提にしてみると
伊坂さん映画化シリーズの中では好みのアレンジだった。
なんせ添付してる金城武×雨×黒犬の描写がすき。
死神は「死に値する生き方をしたか」を判断するだけ
職場の現役保育士が、病により他界した。
老若男女を問わず、驚くほど多くの弔問客が訪れるのを目にしながら、
思い出したのは、映画「死神の精度」(筧昌也監督)のワンシーン。
さすが、伊坂幸太郎原作の映画化だ、と納得しながら、
映画館を後にしたのは、つい最近のこと。
物語の冒頭「おじさんは死神でしょ?殺しに来たの?」と
少女に訊かれ「死神は誰も殺さないよ」に続けて応えた台詞。
「死に値する生き方をしたか(生きる目的を果たしたか)を
判断するだけ」と言い切るシーンがある。
「それは、命の長さに関係ない」とも・・。
「死に様は、生き様」、この台詞の意味がわかった気がする。
亡くなった彼女は、42年間を一所懸命生きてきたし、
病に冒されてからの1年間は苦痛に耐えながらも、本当に頑張ったことが、
ご主人の挨拶からも知ることができた。(涙腺がまた緩んだ・・)
大切なことは「彼女の分まで・・」と通夜のその場で感じた気持ちを、
明日からも持ち続けることではないだろうか。
「死に値する生き方が出来るかどうか」、死神に試されている。
金城ファン向け
期待が高すぎたせいか、ちょっとがっかり…。
どうにもこうにも監督と演出が残念。
だって小西真奈美と富司純子が同一人物って、ナットクできない。
小西真奈美が晩年まで演じるべきだったと思う。
それに、この映画では音楽が重要ハズなのに、小西真奈美が歌う曲もイマイチだったし。歌声に魅力がある新人のミュージシャンに演じさせたほうがよかったんじゃないかな。「タイヨウのうた」のYUIみたいに。
金城武が出てなかったら、この映画は成り立たないと思う。
2時間ドラマなら、それなりによかったと思うだろうけど、映画としては残念賞。
ただひとつ良かったのは伊賀大介のスタイリング。
どの衣装も素敵で、金城くんのコスプレを楽しめたから、その点は満足。
ちなみに一番のお気に入りはヤクザファッション。
金城ファンとしては満足だけど、映画ファンとしては不満が残る映画だった。
DVDを買おうか迷うけど、金城くんの素敵な映像特典が収録されてたらつい買っちゃうんだろうなー。
連続ドラマでやったほうが…?
原作読んでないのでわかりませんが、真面目にそのまま映画化したという感じなんでしょうか? 3つのエピソードが見事にぶつ切りというか、3つ並べましたという感じで、もう少し構成に工夫があってもいいのでは? 独立した3つの話を見せられているようで、果たしてその3つを2時間かけて見せられる必要があったのか…。それだったら、連続ドラマで1話ずつ見せていけばいいんじゃないのかなぁ…と思いました。
真ん中のエピソードなんて、結局必要だったのは一恵に息子(石田卓也)がいるってことを示しただけな気がします。また、千葉が一恵との出会いで変化していく過程を見せるならば、オープニングでそれ以前の、なにも躊躇なく死の決定をしていく彼の姿をもっと見せるとか、なにかもうちょっと見せてほしかったと思います。
話そのものは悪い話じゃないと思うんですけど、なんか見せ方が退屈でした。
ミステリーの精度。
「アヒルと鴨のコインロッカー」の伊坂幸太郎が
原作者だということで、どうしても観たい作品でした。
久々の金城武も観たかったし~♪というわけで
意気揚々と劇場に乗り込んだ私でしたが、内容は…。
正直いって、案外普通でした(爆)
それほど突出した仕掛けが(あるにはあるけど)
凄いというより、死神と彼が関わる人間たちの半生が
その解釈の違いもあって、奇妙でもあり面白かった。
自分が死ぬ7日前にフラッと現われて、「死」を
実行するか見送るかを決める係の死神。(イケメン^^;)
まぁ、彼に判定されちゃ~仕方ないか♪みたいな。
コニタンが演じる薄幸のOL。自分の周りの人間が
みんな死んでしまう…という哀しい現実を抱えており、
自分でも死を恐れてはいないという彼女。
そんな彼女も金城死神に出逢い、少しずつ心を拓き、
生きていれば良いこともあるんだ…と思い始めた矢先。
この彼女を最初にどう判定したかで、あとの話に続く
ような内容なので、あまりネタバレできませんが…。
金城死神が選ぶ判定基準は、私は正しいと思います。
もしも自分が判定されるようなことがあったら、
やはりそうしてもらえると助かる?といいますか…^^;
結局は同じ運命を辿る。とはよく言われることですが、
どう生きたのかが、その人なりの人生なんだから(汗)
私はやっぱり、内容を重視したいですね~自分本位に。
というわけで話はどんどん進み、最後の豪華キャスト、
富司純子に辿り着くのですが、彼女が誰であれ(汗)
この人の説得力ある演技によって、ラストの心地良さが
生み出されたような感じがします。自分の運命を知る
という時期が、早かれ遅かれ、誰もがそうやってきっと
いちばん守りたいものを守ろうとするんじゃないかな。
そして、それを受け入れてなお(諦めるということでなく)
前向きに生きられるような自分でありたいですね。
そしてやっぱり、お迎えはイケメンに…。(爆)^^;
(今作は、エンディングまでしっかり観聴きしましょう♪)
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