「心に、ジーンと来ました。」おくりびと 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
心に、ジーンと来ました。
2008年モントリオール世界映画祭グランプリ受賞作品。ベネチア国際映画祭に、北野武(『アキレスと亀』)、押井守(『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』)、宮崎駿(『崖の上のポニョ』)の3監督の作品が出たと騒いでいる陰を縫って、こちらの作品が、別のところで世界的評価を得ていました。放送作家の小山薫堂が、映画初脚本と言う事でも話題です。
劇中、結構食べ物を食べるシーンがあったような気がするのは、気のせいでしょうか? しかも、静かに食べると言うより、ムシャムシャ食べると言う感じの食べるシーン。山崎務のセリフにも「生きるためには、食べなければならない」と言う趣旨の意味のモノがあったのですが、納棺(=死)と食事(=生)と言う対比を表したかったんですかね? ちょっと印象的でした。
多くは語りません。って言うか、語れません。物凄く、心の奥にジーンと来ます。いいものは、言葉が違っても、文化が違っても通じると言う事が分かりました。それが、モントリオール世界映画祭の評価だと思います。不覚にも、二回ほど泣きそうになりました。それにしても、納棺師と言う職業があるのは、全く知りませんでした。近親者の葬儀に出た事はあるんですが、納棺は全く経験なし。こう言う事をやっていたのかな?
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