「21歳で最愛の人を失い人生が終わってしまった女」あの日の指輪を待つきみへ Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
21歳で最愛の人を失い人生が終わってしまった女
総合65点 ( ストーリー:65点|キャスト:75点|演出:80点|ビジュアル:70点|音楽:75点 )
若き彼らの透明感のある描き方は純粋で質感が高いし、そのころのまま「21歳で人生が終わった」というシャーリー・マクレーン演じる主人公エセルの過去に興味を覚える。だが時代は前後するし、米英と場所も動くしで複雑で、登場人物や設定を把握するのが最初はちょっと大変。エセルとテディとチャックとジャックの歩んだ辛い長い人生と強い愛の話には共感するが、本筋にあまり関係がないIRAの話を入れて二つの話を展開する必要性があっただろうか。最初から若き彼らが愛に燃え上がり、思い通りにならなくてみんなが若き頃の悲しみを背負ってその後も生き、そして現在の娘との関係や生き残ったジャックとの話だけに絞ってもっと彼らの人生を描いてくれれば、もっと素直に入り込めただろうにと思うと惜しい。
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