「脚本が杜撰すぎる」相棒 劇場版 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
脚本が杜撰すぎる
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予想通り映画化作品として、ドラマ版とは一線を越え様とスケール感を出そうとはしているが。所詮はドラマの枠組みを越える事は無く、粗ばかりが目立つ。
しかしテレビシリーズのファンならば2時間の上映時間内をそこそこ楽しめる様には作られている。
だからこそレイトショーでの観賞にも係わらず、劇場内はかなりの混雑振りで、ファンの多さには驚いた。それだけ最近の映画にはお金を払ってまで観たい作品が無いのだなぁ〜…と。
特に大人の観賞に耐えうる内容の映画が…。
今後はこの層を引き留めるだけの出来の良い作品を連発して欲しいところです。
先ずは第一に脚本から見直して欲しい。
幾ら社会性が売りでも底が浅い内容ではいずれは観客からソッポを向かれるのが目に見えている。
第一級の殺人犯を相手にしていながら、単独行動が許されてしまう。(だか、そこが売りでもあり、またダメダメなところでもある)
一般社会及びマスコミの扱いが余りにも杜撰。
殆どの出演者やカメラ・演出に、映画的拡がりや工夫が皆無。
その他諸々。数え挙げたらきりが無い。
その中でも特に酷かったのが、まるで犯人が用意していたのか?とさえ思わせる様なチェスの盤の大きさに加えて、捜査室内にある都内の地図が寸分違っていない凄さ!
馬鹿でしょ、この脚本。
他にも沢山あるんですが…、尤もそんな事は先刻承知の介で観なければいけないのでしょうが。
(2008年5月4日楽天地シネマズ錦糸町/スクリーン1)
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