007 ゴールデンアイのレビュー・感想・評価
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シリーズの再始動を象徴する美しいアバンタイトル。
ピアース・ブロスナンがジェームズ・ボンドに就任した一作目は、後に『007/カジノ・ロワイヤル』も担当して「シリーズのリニューアル職人」として伝説化するマーティン・キャンベルが監督。映像的にも美しいアバンタイトルのダムジャンプからのツカミが素晴らしく、ブロスナン時代の幕開けに相応しい。
さらにファムケ・ヤンセン扮するゼニア・オナトップという、シリーズでも屈指の悪女が印象深い。アバンとファムケばかりが記憶に焼き付いてしまっていたが、改めて見直すと見せ場満点だし、ヒロインポジションのナターリアの背景も(比較的)しっかりしていて、1995年当時のアップデートが施された完成度の高いボンド映画だと思う。
ショーン・ビーンに裏切りキャラが定着したのも本作がオリジンな気がするが、これについてはビーンのフィルモグラフィーをちゃんと点検して確認してみたいところ。
やたら面白い。まるでミッションインポッシブルを見てるよう (007ゴールデンアイが先)。 ボンドガールのイザベラ・スコルプコが主役張りに大活躍。5代目ボンド役ピアース・ブロスナンもとても良い。Mが若い
見ていてまるでミッションインポッシブル(M:I)のようだと思った。特に崖から落下するセスナを追いかけてバイクと共に落下、セスナに追い付き乗り込んで急上昇なんて、正に「M:I」のようだと思った。
だけど実は「007ゴールデンアイ」の方が 「M:I」より6ヶ月早い。
・007ゴールデンアイ. 1995年11月17日🇺🇸公開、
・ミッションインポッシブル. 1996年05月22日🇺🇸公開
トム・クルーズも007シリーズに刺激を受けて参考にしたハズだ。もちろん逆に007シリーズもM:Iを参考にしてるだろう。お互いが刺激しあって面白い映画が出来れば、見る方としてはバンバンザイだ。
ボンドガールが自立していて、まるで主役のように大活躍する。これ迄のようにボンドに守られ助けられるだけではない、ボンドを守り、助けたりもして共に闘っている。本職はプログラマーなんだけど、軍事基地に配属されてるからか銃の取り扱いもバッチリだ(彼女が個人的にガンマニアだった可能性や、ロシアは射撃訓練もさせるのかも)。
今まで007シリーズはダニエル・クレイグのシリーズしか見てなかったが、007映画60周年記念ということで、今回のゴールデンアイの前に「ロシアより愛を込めて」(1964)、「007は2度死ぬ」(1967)、「女王陛下の007」(1969)を見た。3本とも1960年代の作品なので、今よりアクションが、おとなしめの感じがした。
今回の「ゴールデンアイ」は1995年公開ということで、セクハラなんて言葉も登場してより現代に近い。とは言え28年前だ。Mのジュディ・デンチが若い。恐いのは同じ。
コネリーボンド+ムーアボンド=プロスナンボンド
90年代初のボンド作品が出来た背景には東西冷戦終結により相次ぐ社会主義国が解体され軍事兵器の横流しや犯罪組織によるテロ等が起き始めている中での過去の遺物とも言えるスパイがどう活躍するかがありそれがプロスナンボンドになり上手く反映されていた。
今作のボンドのイメージはハードかつウィットな会話を嗜むボンド像になっておりコネリーもムーアもプロスナンボンドには絶賛していたそうである。
プロスナンに変わりアクションや銃撃戦がそれまでのボンド映画より派手になり街中で戦車で追いかけ回し敵から鹵獲した銃器も撃ちまくり弾が無くなれば躊躇なく捨て更に鹵獲しまた撃つという目立たないスパイとしてのマニュアルを無視して行動をする。
そんなボンドをサポートするMも初の女性を起用し、Qの秘密兵器もしっかりと活用しているがこの時ボンド御用達のアストンマーチンはプライベート用で公務にはBMWが使用されていたりと本来のイメージにはない路線で製作されていたが結果的にはプロスナン演じるボンドには合っていた。
ボンド、ピアース・ボンド
シリーズ17作目。1995年の作品。
6年の休止を経て、スパイ任務再開!
旧製作陣が死去や退陣し、新製作陣による新体制。その他スタッフやキャストも多くが一新。
まさしく、再スタート。
ティモシー・ボンドのような現代的な要素を残しつつ、作風はかつてのショーン・ボンドやロジャー・ボンドのような面白さやゴージャス感を取り戻し、作品は大ヒット。再びドル箱シリーズに。
その要因は多々あるが、最大の功績者は無論、この人。
5代目ボンド、ピアース・ブロスナン登場!
ボンドは世代によって推しがあるが、私にとってミスター・ボンドは、ピアース・ブロスナンである。
劇場で初めて見たシリーズは次作だが、本作もリアルタイム・ボンド。
それに、超ハマり役なんだもの!
ピアース・ボンドは歴代の魅力全て兼ね備えていると言われる。
ショーン・ボンドのようなセクシーさ、ジョージ・ボンドのような哀しみの一面、ロジャー・ボンドのようなユーモアさ、ティモシー・ボンドのようなシリアスさ。そこに、カッコ良さ、スマートさ、ナチュラルさ。
もう、完璧と言っていい。
4代目の時、ティモシー・ダルトンより先に決まりかけていたというのは有名な話。
Q役のデズモンド・リューエンは、「ショーン・コネリー以来最高のボンド」。
トム・クルーズのイーサン・ハントのモデルは、このピアース・ボンド。
ファンだけではなく、業界内にも影響を与え、魅了した。
ピアース・ボンドが一番のお気に入りという人は、思ってる以上に遥かに多いだろう。
さて、ストーリーは…
ソ連崩壊前、ソ連の化学工場で任務に就いていたボンド。任務は達成するも、盟友であった006=アレックが犠牲になってしまう…。
9年後、国際犯罪組織“ヤヌス”を探る任に当たっていたボンド。ヤヌスは最新鋭戦闘ヘリを奪取し、北極圏のロシア宇宙兵器管理基地を襲撃。あらゆる電子機器や防衛システムを無力化させる事が出来るディスク“ゴールデンアイ”を奪い去る。
ボンドは唯一の生存者の女性プログラマー、ナターリアの力を借りてゴールデンアイの行方を追うが、彼の前に現れた黒幕は、衝撃の人物であった…。
落下するヘリにバイクでダイブして乗り込み、間一髪脱出。プレ・シークエンスからいきなり圧巻のアクションを見せ、ボンド復活を謳い上げたと言っていい。
中盤はボンドが街中を戦車で追跡するビックリチェイス。迫力とユーモアのアクションの見せ場の一つだが、ボンドさん、目立ち過ぎです…。
アクションもCGも進歩。初登板のマーティン・キャンベル監督がダイナミックに。
クライマックスは敵基地のパラボラアンテナ上で。
攻撃目標を定めた衛星を止めなくてはならない。
迫るカウントダウンもスリリングだが、それ以上に、立ちはだかる思わぬ敵…。
黒幕は、死んだ筈のアレック。
同じ00エージェントなので英国人かと思いきや、そうではなかった。
祖国や両親を裏切り苦しめた英国や世界へ復讐。
友の為に私的な感情で復讐に燃えたボンドが、今度はかつての友と闘わなければならない。
シリーズで初めて00エージェントが敵に。
敵役に定評あるショーン・ビーンがさすがの巧演。
ボンドガールは、イザベラ・スコルプコ。
九死に一生に遭いながらも、ボンドに同行。プログラマーの腕を活かしてボンドをサポート。それに、仄かな色気漂う魅力的な美人さん。
まだホグワーツの森の番人になる前の“ハグリット”や「俺は英雄だ!」のアラン・カミングら周りも個性的。
だけど本作は、時代なのか女性キャラが一際印象に残る。
マネーペニーが3代目なら、Mも3代目。しかも、初の女性M。演じるは、言わずと知れた名女優ジュディ・デンチ。
元々シリーズの大ファンだったそうで、二つ返事で引き受けたとか。その就任もミーハー感じではなく、さすが後のオスカー女優、ディムの称号。歴代で随一と言っていいくらいの存在感。某英国首相のような鉄の女でありながら、ボンドを信頼。尚自分にとって、このお方の数々の名演や役の中でも、やはりM役がお気に入り。
そしてこの『ゴールデンアイ』を語る上で忘れちゃいけないのが、女が上…いえいえ、オナトップ! 殺人に快楽を感じ、SEX中に狂喜しながら相手を絞め殺す!
演じたファムケ・ヤンセンの美貌とセクシーさと役柄のクレイジーさが見事にマッチ。強烈な印象を残した。
イイ女…いや、イカレ女? やはりイイ女…いやいや、やっぱりイカレ女?
劇中でMに皮肉たっぷりに言われたように、女性軽視の太古の恐竜の冷戦時代の遺物。
しかし、新しい時代。
ボンドもたじたじになるようなオナトップ(=女が上)。
SFチックな悪の組織でもなく、冷戦時代も終わり、コンピューター時代。
そんな時の流れでもボンドが尽くすのは、祖国と女王陛下の為、任務の為、そして自分の為。
変わらぬ魅力と全く新しい魅力を重ね合わせて、007の新時代と新しい任務が始まった!
GOLDENEYE 意外とコメディよりだ!
2020年公開の第25作に向けて観直し007。ダニエル・ボンド最終作のコロナでの延期にショックを受けていたのですが、それならばと開き直って過去のボンドに進んでいこうと決意しました。と言うわけでブロスナン・ボンド編第1回です。
観直して始めて気が付きました。なるほど、007ってアクションコメディだったんですね!思ってたよりコメディ要素が強かった!!そりゃ、ダニエル・グレイクの時にいきなりリアル路線になったらビックリされるわ。登場人物もロシア人でも皆英語喋ってたりしますし、90年代ってまだあまりそういう事気にしない時代だったんだなぁ。
ジュディ・デンチのMは既に本作の時からMだったんですね。ここから観てればスカイ・フォールももっと感動できてたかも?おじいちゃんQの工房が楽しいですね。変な道具を作ってて、とりあえず爆発する物が多いです。後ろでいっぱい失敗してるのが面白い!あの謎の光線が出る腕時計1つ欲しいです。
そして、今では「生きる死亡フラグ」として有名なショーン・ビーンがまだ若い!「死亡フラグ」の称号を得る前ですね。でもこの006、なかなかダメなボスだと思います。自分で動かないと気がすまないボスって、トップとしての自覚に欠けてます。いくら因縁があったとはいえ、わざわざ自分で007を追いかけなくても良いのでは?更にわざわざラダーを下ってトドメ刺しに行こうとするし、返り討ちにあっちゃうし。ああいう時には上から物を落とせばいいんだよ!っと教えてあげたい。
ファムケ・ヤンセンってX-menシリーズのジーンの優等生イメージだったのですが、本作では180度違いますね。エキセントリックなオナトップ役も、とても似合ってました。下手すりゃショーン・ビーンよりインパクトあるかも?太ももで挟んで人を圧死させる技って、夜な夜なレッグマジック(足を開いたり閉じたりする健康器具)で鍛えたのでしょうね。
街中を戦車でカーチェイスするシーンは面白かったです。戦車に追っ掛けられるとか本気で怖いわ。全体を通してやたらと物が爆発してたのが90年代アクションって感じでした。最後のアンテナはどう考えても爆発する要素ないのに、とりあえず爆発させとけみたいな。
それにあの秘密基地、デスクワークしている所の近くに爆発する可燃物大量に置いてちゃダメですよね。あまつさえ液体窒素があるとか職場の安全管理が全くできていません。きっとあの基地はISO認証されなかったに違いない。
GoldenEye
007シリーズ第17作
『ゴールデンアイ』
ついに登場ピアース・ブロスナン!!!
スタイリッシュでカッコいい!!!!
今までのボンドの良いところをまとめた感じでした!!!
スゴく良かったです!!!!
あと
こちらも新登場
初の女性M!!!
キッツ〜いおばあちゃんて感じでした
が
なんだかんだボンドを心配しているという…
イイですね!!!
タナーやマニーペニー、お馴染みのQなども登場!!
なかなか新しい世界の007も面白いと思います。
アストンマーチンDB5でのカーチェイス、戦車での追跡、旧友006との戦闘など
今までよりも何もかもがパワーアップしていました!!!
華麗な復活を遂げた007
とても楽しめました!!
4.0にしたいけどー…
3.5で!!w
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