「古い時代の映画を見られること自体に意義がある上映」エレクション 黒社会 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
古い時代の映画を見られること自体に意義がある上映
今年53本目(合計1,145本目/今月(2024年2月度)6本目)。
(ひとつ前の作品「ローリング・ガール」、次の作品「恋人までの距離(ディスタンス)」)
シネマートで復刻上映されていたので見てきました。
香港が舞台のいわゆる抗争もので、香港でも台湾でも、あるいは日本でも韓国でも同じような類型は多い映画なので見やすいストーリーです。一方で、画面が全般的に暗い映画なので(帰宅してVODで見てもやはりそうなっているのを確認。そういう作風?)、「視覚的に」見にくい部分が多々あります。
1月に見た「ネオンは消えず」で、「現在(2023~2024)ではネオン街はもはや存在しない」とされる香港ですが、この映画が取られた当時では普通に(CGかどうかは別にして)存在していたのがやはり良かったところです。
ストーリーはそれほど複雑ではなく、大きく2つのストーリー(前半後半)で別れますが、時間ずらし描写等はあって1つかだったはずなのでそこまで混乱することもないところです(シネマートでは復刻上映ですがオンラインでもVOD課金すれば見られるようなのでネタバレ防止にならないように軽く紹介)。
採点上に関しては、中華圏(中国・台湾・香港)映画でよく指摘する「漢字表記ほかに字幕がなく日本語から類推するところしかない」部分がいくつかあるところを確認していますが、その大半はネオンサイン関係(残りは交通標識ほか)で、映画の理解を妨げるものではないので、一応指摘はしますが減点なしの扱い(0.2で引いても5.0切り上げ)です。
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