劇場公開日 2008年9月13日

「中島哲也監督との三度目の遭遇」パコと魔法の絵本 カサキショーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0中島哲也監督との三度目の遭遇

2009年3月5日

楽しい

知的

偶然にもこの監督の作品は三本とも見ている。
しかも三本とも、劇場公開から少し、
日を置いてから鑑賞。

中島監督の作品の中では、
フカキョンと福田麻由子ちゃんが出ていた
「下妻物語」が一番良かったと思う。
それでは、この作品は。。

この監督にとってはごく普通だが、
日本の映画作品では珍しい、ファンタジー映画。
パコを演じたアヤカちゃんは可愛いし、
土屋アンナの看護婦も決まってた。
相変わらず 阿部サダヲの演技は絶品だし、
妻夫木クンの情けない役も笑えた。

そして、私がもっとも感心したのは、
加瀬クンの奥さん役をしたドS女。
観ている時は
最後まで誰がやっていたのかわからなかった、
が、エンドロールで彼女の名前を観つけて
えらく納得してしまった。
切れ味鋭いS女なら松雪さんだが、
肉感溢れる迫力あるドS女なら、小池栄子だ。

さて、肝心の作品の方は、
役所演じる大貫老人が、何故
パコにだけ優しい気持ちになったのか、
その必然性が飲み込めず、
最後まで合点がいかなかった。

と、言う事で、スコアの評価になってしまいました。

カサキショー