容疑者Xの献身のレビュー・感想・評価
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TVドラマは観ておらず、予備知識ゼロでの視聴だったが、十分に楽しめ...
TVドラマは観ておらず、予備知識ゼロでの視聴だったが、十分に楽しめた。
犯人にここまで肩入れしてしまう作品も珍しい。
「絶対に殺人を犯すような人間ではない」という堤真一が愛する女性を守るために罪をかぶり、しかも無関係の人間まで殺害してしまうという。
これも究極の愛か。
世捨て人の恋
福山雅治扮する湯川学教授は、電磁石を用いて海上クルーザーを狙ったと推理し、柴咲コウ扮する内海薫刑事に実証して見せた。
松雪泰子扮する花岡靖子は、つきまとい乱暴する別れた亭主を娘とともに殺めてしまった。堤真一扮する隣の高校教師石神が感づいて相談にのった。
現在公開中の沈黙のパレードに合わせて観たところ、、4回目くらいの視聴になった。事件を起こした後に刑事が来て聞き込みされると普通慌てるだろうね。堤真一の無気味さが光っていたし、美人と言う言葉に反応する湯川教授も微妙だね。美人と言えば松雪泰子もいいけど、柴咲コウも抜群だね。実に面白い。
実に面白かった
2022年9月24日
映画 #容疑者Xの献身 (2008年)
#東野圭吾 さんの原作がいいし、#福田靖 さんの脚本もいいし、#福山雅治 さん、#柴咲コウ さん、#北村一輝 さんもいいけど、なんと言っても #堤真一 さんが素晴らしかった
新作も見たくなった
松雪泰子に好意を持つ隣人の堤真一は死体の隠蔽やアリバイ作りなどで彼女たちを助けることとなる。 東野圭吾原作だけあって、終盤まで事件の真相は判らなくなっている。
関西テレビで映画「容疑者Xの献身」を見た。
劇場公開日:2008年10月4日
2008年製作/128分/日本
配給:東宝
福山雅治
柴咲コウ(KOH+)
北村一輝
松雪泰子
堤真一
ダンカン
長塚圭史
金澤美穂
益岡徹
林泰文
松雪泰子はシングルマザー。
高校生の娘がいる。
前夫(長塚圭史)に付きまとわれ、
はずみで前夫を殺してしまった。
松雪泰子に好意を持つ隣人の堤真一は死体の隠蔽やアリバイ作りなどで彼女たちを助けることとなる。
東野圭吾原作だけあって、終盤まで事件の真相は判らなくなっている。
新作の『沈黙のパレード』(2022)も見たくなってきた。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
堤真一さんの名演技に涙する
正直連続ドラマや原作には全く興味は無く、それでも今回改めて配信で再視聴し、堤真一さんの俳優としての迫真の演技力、役作りに感動しました。
石神は、隣人の母子に対する感情は愛だけではなく命を救われ生きるすべを与えてもらった恩人だからこそ、誰よりも幸せになってほしいという気持ちが場面全体に現れていました。
湯川との対比も友情も良かったけれど、警察はやはり無能な集団になっていたし、女性が虐められる組織の雰囲気は気持ち悪かった。
今後も何度見ても泣かされる作品の一つです。
原作の良さを残しつつ絶妙なアレンジ
2008年10月4日公開。
東野圭吾原作の「容疑者Xの献身」劇場版です。
小説を読破し、大昔に観た記憶のあった本作を改めて視聴。
石神は石坂浩二さんの記憶があったのですが、堤真一さんだったのですね。原作の「ダルマの石神」には忠実でないですが、何とも言えぬ表情の演技は流石ですね。(工藤はダンカンさんのイメージではなかった。)
湯川の人間味にフォーカスするというテーマや、ホームレスの伏線など原作の良い味を残しつつ、上手にアレンジしているので監督の手腕も素晴らしいです。以下の2点が、原作と異なる点でよかった点です。
①登山
原作になかった雪山登山は湯川と石神の友情を彷彿させる良いシーンでした。真相にたどり着いた友人を見捨てない石神の人間性を再確認させる名シーンです。
②石神の電話に出ない花岡靖子
工藤に惹かれていた靖子は石神の想いが重圧となり、電話を無視しようとします。人を殺めてなお、幸せになりたいと願う靖子の”甘さ”が浮き彫りとなる良い描写でした。
原作がとても良かったので映画にはいまいち期待はしていませんでしたが、期待をいい意味で裏切ってくれました。
ありえない、わからない、おもしろい・・・
TVシリーズは未見のままでしたが、土曜プレミアム『ガリレオΦ(エピソードゼロ)』を何気なく見て、「おもしろい!」と思い立って映画館へと直行しました(2008年の話)。原作者東野圭吾もそうですが、主人公である“ガリレオ”こと湯川学の理系頭脳のユニークさに惹かれてしまったためです。そして、バットマンの名をタイトルから外した『ダークナイト』のように、ガリレオの名を外したタイトルに期待も抱いていました。
反面、不安といえば素人を煙に巻くような難解な兵器なんかが出てくるんじゃないかと予告編のシーンがあるんじゃないかと・・・しかし、それは冒頭だけ。むしろ物理学的なトリック解明なんてのは一切なく、重厚な論理思考で人間ドラマを探るような内容でした。こうなってくるとTVシリーズも見たくなったきましたけど、各タイトルだけから想像すると『怪奇大作戦』みたいだ・・・
湯川学(福山雅治)が主人公であることは間違いないけど、本作では湯川とは学生時代の友人でもある数学の天才・石神(堤真一)と花岡靖子(松雪泰子)が中心になっています。殺人事件をきっかけに石神の所在を知り旧交を温めるシーンが印象的で、学者肌の二人が酒を飲んでも学問を語るところがいい。四色問題も気になるところですが、「仮説、実証、真実」をとる物理学と頭の中で展開する数学という方法論の違いも興味深い。
東野圭吾が悲願の直木賞を受賞した小説ですが、「本格ミステリ・ベスト10」で1位を獲得したことに「本格推理小説ではない」といった論争も起こったりしていて、ミステリのジャンル分けにも興味が出てきました。調べてみると、観客・読者には最初から犯人がわかっていることから“倒叙”と呼ばれる手法であり、アリバイ崩しの謎解きを加味したものと言えるのかもしれません。そして、「幾何と思わせて・・・」といった台詞通りのコペルニクス的発想の転換!そんなのガリレオしかわかんない。
いやはや、泣かされました。終始暗い表情の堤真一に感情移入してしまいました。押入れに見えたコタツのコードから最後の手段は想像できたんですけど、ストーカーに思わせる行為やどこまでが真意なのか掴みづらかった。最初は高校教師なんだから安泰だろ!と羨ましく思ってしまったことを反省してしまいました・・・純粋に数学が好きだったからこそ思いつめてたこともわかり、“献身”という言葉も重くのしかかってくるのです。堤、松雪の演技は最高でした・・・
【2008年10月映画館にて】
俳優冥利に尽きる映画ではなかろうか
この映画で私は一発で何ていう名前か知らないけど容疑者 X をやったあの俳優が好きになった感がある。この映画は何と言っても原作が優れていてとても面白いサスペンスになってた。サスペンス映画の脚本を考えるとき原作が複雑すぎるとちょっと映画では客がついていけないものがある。のだがこれはある程度単純なトリックで映画を見ながらでも考えれば解けるというところが面白いと思う。人間ドラマも東野圭吾か作品に非常に多い家族ネタがこの作品では抑えられていてよかった。犯人とヒロイン犯人と探偵の人間関係がとても良く描けていたと思う。
東野圭吾作品にはいいものがいっぱいあるのでうまく プロデュースをすれば日本映画が世界に通じる起爆剤きっかけにもなり得ると思うのだがな映画会社はそういうことをする気が全くないらしいのが残念だ
ガリレオで有る必要はない
テレビドラマ、ガリレオシリーズの一端として見始めたけど、想像していたのとは違い堤真一の映画だった。
素人の私にはこの事件に数学とか物理とか殆ど関係ないんじゃないかとしか思えないが、隣に住む母娘を守りたいという石神を演じる堤真一はとにかく素晴らしい。
実に面白い! これは原作が素晴らしいんだと感じます。流石は超人気作...
実に面白い!
これは原作が素晴らしいんだと感じます。流石は超人気作家東野圭吾。
私はドラマは知りませんが、この映画の主役は福山雅治ではないですね。
堤真一、松雪泰子、この演技派二人が主役の物語です。真相はちょっと…の感ありですが、それさえも納得せざるを得ない素晴らしい演技でした。お見事!
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