「邦画史に残る傑作」容疑者Xの献身 k aさんの映画レビュー(感想・評価)
邦画史に残る傑作
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ガリレオ最新作が公開されたため何度目かの鑑賞…
いやぁ、傑作ですね。
愛の証明は時間の無駄、という冒頭から数学、四色問題と絡め、それら全てを美しく繋げた石神の計画と、至上の献身。
そして天才数学者石神ですら(勿論湯川ですら)計算できない、「愛」によって突き崩された石神のロジック。様々な事柄が連立的に作用して、映画として余りにも美しい…
特に獄中での「隣同士が、同じ色になってはいけない…」のパワーたるや。絶句ですね。
無辜のホームレスが犠牲になるのが胸糞だの、最後の石神の慟哭は「なぜこの美しい計画を突き崩したのか理解できない」からでしかない、とかいう意見も散見されるが、今ひとつ理解に苦しむ。
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