劇場公開日 2008年7月19日

崖の上のポニョのレビュー・感想・評価

全120件中、101~120件目を表示

3.5壮大な動く絵本

2008年8月1日

楽しい

単純

幸せ

この映画は、虎がぐるぐる回ってバターになっちゃうのと同じような、理屈を無視して見たままを受け止めるタイプの作品だと思う。

そういう意味で、大人が子供の心境に帰る事が否定されている気がする。

”トトロ”や”魔女宅”には大人が子供に帰れるだけの辻褄やノスタルジーがあったが、”ポニョ”は辻褄やノスタルジックさは完全に崩壊している。
海という壮大な舞台と演出の割りに、非常にミニマムな世界観がある。

これは絵本のスケール感だ。

息子の吾郎氏に対する”子供心”の押し付けにも思えた。
”ゲド”で泣きじゃくっている息子を見かねて、
駿監督は絵本を読んで聞かせる事で応えたのではないだろうか。

トトロを期待して観に行ったため物凄いしっぺ返しだったが、
この作品を子供の時に見てみたかったと思わせる何かがあったのは確か。
見た直後より、しばらくしてから思い返したほうが好印象というのも面白い。

大人の事情や屁理屈を抜きにして観れば、きっと素晴らしい作品だろうと思う。

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teyande

3.0正直な感想

2008年7月30日

笑える

単純

ん?これでおしまい? あ、そう…
これならレンタルで良かったかなと思いました。

たしかに嵐のシーンはすごかったが
世間でいうほど、映像がキレイってわけでもなかったし。

先生、息子さんのこと、酷評してる場合じゃないですよ。

ビジネス的なしがらみもあるんでしょうけど…。
それとも世間が期待しすぎなんだろうか。

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エディ

5.0「考える」映画ではなく、「感じる」映画

2008年7月29日

楽しい

興奮

幸せ

「考える」映画ではなく、「感じる」映画ですね。

目の前に起こることをどれだけ素直に受け止められるか、
そこがこの作品を傑作と思うか駄作と思うかの分け目・ポイントだと思います。
『ハウルの動く城』がダメだった人は、この『~ポニョ』もきっとダメなんだろ
うなあ。

『千と千尋の神隠し』から始まった“物語の解体”の試み。
『ハウル~』を経てそれはさらに進み、物語を完成させる労力はすべて、
躍動感・いのちの息吹きをフィルムに焼き付ける労力に割かれている印象を受けます。
(その意味で、宮崎氏はもう「完成された物語」を擁する『ナウシカ』『ラピュタ』的な
 作品を創る気はないと思いますよ)

画面で起こることの説明が、どうして作品内ですべて用意されていなければ
ならないのでしょう? 目の前で起こることを全力で堪能し、
説明されない世界の理は、観終わった後に自分の想像力でフォローする。
それじゃあダメなんですかね?

ぼくらが生きている現実って、まさにそういうものじゃないですか。

もちろん、『崖の上のポニョ』には大満足です。

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ムムム

3.5理屈抜きに楽しむべき

2008年7月29日
鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

この作品を見終わった後、様々な謎は残りますが、
余り深く考える必要はないと思います。
絵本の中のおとぎ話は何でもあり。
ポニョの愛らした、素直さ、純真さを素直に楽しむべきです。

途中スリリングなシーンもありますが、
宮崎作品のことだから誰も傷つかず、
最後は丸く収まるんだろうと安心して見てました。

今回はCGは使わず全てをセルで描いているそうです。
そのため絵の温かみが強調され、全体的にふんわりした印象を受けます。
親子で安心して見られるアニメって久々ではないでしょうか。

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たまねこ

3.5ポニョってきましたぁ~

2008年7月28日

泣ける

笑える

いやぁ~言っちゃ悪いけど、
思っていたより面白かったです。w

キャラクターはかわいいし、笑えるし、
最後なんか、涙なんか出しちゃったりして・・・・
ポニョで泣いてしまったぁ~
歳のせいか・・・(笑)
いやいや、ジブリのお話が温かいんですよ。

家族にお勧め確実ですね☆

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ラブコメ娘

2.0期待される映画って難しいですね

2008年7月27日
PCから投稿

私たちは宮崎映画という連作に何を期待して
劇場に足を運ぶのであろうか?

素直に 私は期待してる「この次何がおこるの?」
劇中で起こるストーリー展開から
え?w そんな事になるのかw
ウハ スゲェェー ヤッター ガンバレェェー 等

そんな斬新な展開に 私、そして今の幼き子供たちの
冒険心をくすぐらせ 感情移入できる
そんな映画を期待してる

今回、単純そうでポニョ良いかも?って期待しすぎちゃいました
結果 個人的に ダメ出ししちゃいましたよ^;
(どこが気に入らないとかは、とりあえず書きません)

しかし絵力(えぢから)は 買いです!さすがです。

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ヘイポー

1.5終わった…

2008年7月25日

単純

 もののけ姫以降の宮崎作品は衰退の一途を辿っていると確認出来た作品。盛り上がりも盛り下がりもなく、絵が綺麗だとも幻想的だとも思えない。見始めて少しして帰りたくなり、途中から眠くなってきたのはジブリ作品でこれが初めて。もう、あの人は一線から身を引いた方が良いのではないかと思った。

 同じ劇場にいた子供が一番盛り上がっていたのは、作品ではなく上映前のトトロの歌が流れていた時だったように思える。

 声は所ジョージ以外はまあまあの出来。山口智子さんの声や口調は三石琴乃さんに似ていた。

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眼鏡の男

1.5ジブリは終わっている!

2008年7月24日

笑える

単純

ストーリー的に、何も起こらない。ポニョが引き起こす大洪水、命の水の秘密についても、何も説明されない。あの結末のあと、何が起こるというのだろう。

「子供向けに作りました」というのは、明らかに野心が低すぎ、子供だましではないのか。
フルCGのアニメのピクサー『WALL・E』、ドリームワークス『カンフーパンダ』に対抗するために、宮﨑駿監督は「鉛筆への回帰」を表明し、17万枚というセル画を描いている。ポニョが津波の波頭を疾走する場面など、さすがと思わせる動的イメージが横溢するが、宮﨑アニメではおなじみで、デ・ジャ・ヴ感をぬぐえないのだ。ジブリなら、ピクサー打倒を目指してほしいものを。

宮﨑監督がいなくなったら、ジブリはどうなるんだろう? ピクサーはジョン・ラセターが抜けても大丈夫だが、ジブリは真剣に後継を育てないと。

この程度を、日本のアニメの最高だと言ってはいけない。

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佐藤睦雄

4.5最初は面食らったけど、童心に帰れた・・・

2008年7月23日

楽しい

幸せ

 映画を観る前から、なぜかあの♪ポーニョ、ポーニョ♪の歌が口についてしまい、期待に胸を膨らませて劇場へ。わけがわからない人も出てくるが、最近になく、シンプルなストーリーでわかりやすいので、えぇ~このままでいくのかな?と疑問を感じながら画面に魅入った。どんどんほのぼのとした気分になっていき、主人公二人の冒険を見守った。5歳の子にわかる映画がこれなんだと納得。ただ、私が気になったのは、両親のことを名前で呼び捨てにすることとポニョは一応金魚らしいのだが金魚には見えなかったことだ。やっぱり、パパ、ママかお父さん、お母さんの方が自然だと思うし、いくらデフォルメすると言ってももう少し金魚に似せてほしかった。CGを使わない手書きの絵は内容に合っていて、とってもすてきだったし、宮崎駿の青色は「ラピュタ」の時も美しかったが、魅力的だった。「ニモ」みたいに大人を泣かせたりせず、直球勝負も微笑ましかった。

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瑞

5.0いちいちかわいい(笑)

2008年7月22日

楽しい

単純

幸せ

ポニョのしぐさの一つ一つがとてもかわいらしい!

時間がたつのを忘れたひさびさの映画でした。

物足りない・・・って思ったのは正直なところですが
子供たちに映画館で映画をみせることを考えたら
ちょうどいい時間だと思います。

「ここがこうだからこうだ」というのではなく
もっと大きな塊でいろんなメッセージを優しくかつ重厚に
この映画から提示されたようなそんな気がします。

また、世界に誇れる日本のアニメーションが生まれた。
そんな気がしています。

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JUNNY

5.0ポニョかわいすぎる!

2008年7月21日

泣ける

幸せ

ポニョが可愛すぎます。
ここのフォトギャラリーの写真だけ見ると「?」って感じですが、実際鑑賞するとめちゃめちゃ可愛いぃです。
ストーリーはごくごくシンプルな宮崎ワールドですが、今回は幼い頃に「あるある」というような行動や感情が描かれています。観終わった後にふかーいふかーい感動はないのですが、幸せな気分になれます。キャッチコピーに偽りなしです。

最後にとにかくポニョがかわいかったです。今年の秋以降、丸顔でちょっと目の離れた女の子に「ポニョ」というあだ名が流行ることだと想像しますw

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あっち~

5.0子ども時代に必要なもの、それは友情と勇気と冒険!

2008年7月21日

楽しい

単純

幸せ

もののけ姫以後、某らのメッセージ性を帯びた宮崎作品。
でも『崖の上のポニョ』は、友情と勇気と冒険を子どもたちに示してくれる物語だ。かわいさと無邪気さ、子ども時代にこういった経験が、本当の意味での心の豊かさと社会で生きていく力を育んでくれるのです。
子どもたちがこの物語を楽しんだ後、この夏休みに夢のある出来事に出会えることを願います。

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播磨の国

5.0素晴らしい

2008年7月21日

楽しい

幸せ

「キング・オブ・ほのぼの」!!
今までに無いほどの純粋でシンプルな映画!!
宮崎監督がどれほど子供たちの未来に期待しているかが
窺える映画でした。
単純に面白い!67歳のおじいちゃんがこれだけ子供たちの
事を想えるのなら、若い僕らが彼らの為に何ができるか考え
られないはずが無い!!
と、思わされる映画でした。
所ジョージが「見終わった後に気持ちよく家に帰れる」と言って
いたのが納得です!!

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にゅらりひょん

5.0♪ポーニョポーニョポニョ

2008年7月20日

泣ける

笑える

楽しい

誘っても付き合ってくれる連れが居なくて独りで見ましたよ…家族連れの中をorz………ええ、それが、何か?
そんで、私は泣きましたよorz………ええ、それが、何か?

というかね…一言いいですか?
この映画を評する時にね、小難しい論評並べ立てて褒め称える評論家が多すぎるんですよね!マジでウザイです!何故に、ただ面白かった!と一言言えないのか…と思いますよ、私は。…あ、ここのレビュー書いてる方のことじゃないですよwちなみに…
原点回帰?手書きアニメーションの新しい挑戦?息子の作品に対してのアンチテーゼ?全部ね、下衆の勘繰りですよ!はっきり言ってね…監督がそんな意見を求めてるとは到底思えないんですけどね、私は…
今こそ私は訴えたいと思いました、このサイトでね…

面白いものを面白いと言うことに、あれこれ理屈を付けるな!

すいません…取り乱しました<(_ _)>

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ロロ・トマシ

4.5子供に夢を!!

2008年7月19日

笑える

楽しい

視覚のみで魅せる幻想的なオープニングで,
鷲掴みされたハートは,最後まで波打ったまま。

宗介とポニョの純真無垢な優しさ,
人が人が思う気持ちの心強さ,
アクションのカタルシス,
ファンタジーの創造性などが,
大きな泡となって,シンプルな物語を包み込み,
気持ち良く映画を満喫しました。

ハッピーエンドの絵本を観ている感覚。

大人は,子供に「大好き」と言ってあげよう。

説教臭さを裏に隠しながらも,
メッセージはちゃんと滲ませる。

原点回帰というより,
「ハウル」以降の「新しい宮崎駿」幕開けの予感。

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AKIRA

4.5昔の宮崎アニメを思い出します・・・

2008年7月18日

笑える

楽しい

単純

「ハイジ」や「コナン」を思い出させる作りとなっています。今回は小難しいテーマを敢えて持たせなかったゆえ、純粋に子供向けの作品に仕上がったようです。ちなみに、宮崎監督は瀬戸内海で夏目漱石の『門』を読み、その中の主人公が「崖の下」に住む「宗介」だったことから、本作の主人公のネーミングが決まったと言われています。そこに妙に感心してしましまいました・・・。

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モウリ

5.0人間ってすごい

2008年7月15日

泣ける

笑える

幸せ

大画面に映るオープニングの海のシーン、これを全部アニメーターが手で描いたのかと思ったら、人間ってなんてすごいんだと、泣きそうになった。
きっと同じものをCGで見せられてもなんとも思わないはず。
ただ鉛筆で描いた線に色がついた絵が動いているだけなのに、そこに宮崎監督のイマジネーションが加わると、それはCGなんてものをはるかに超えてしまう。
ハリウッドは2Dは古くてつまらないと思ってその技術を捨てたらしいけど、きっと彼らはこれを見たら後悔するはず。

お子さんがいる方で、うちの子わかるかしらと思っているひとがいたら、そんなこと考えずに、いっしょに見に行ってほしい。
宮崎監督は特集番組で「子供達はわかるんだよ、理屈で映画をみないから」と言っていました。「こどもにわかるか?」という時点で、理屈で映画を見る大人目線になってしまっています。子供達はきっと目を輝かせて見るはずです。
そして、いっしょに見たお父さんやお母さんたちは、宗介のように育ってほしいと思うはず。彼の存在は、この暗い世の中の希望でしょう。

最近のうんざりするような、漫画やテレビドラマの映画化の中にあって、巨匠と言われる人たちが真摯な気持ちで、子供達に向けて(もちろん大人にも)オリジナル映画を作っているなんて、もう他にはいないんではないだろうか。
しかも、俳優を使うことに「商業的」なんて批判もあるようだけど、その俳優達は宣伝目的でテレビに出まくることもしない。

最近の宮崎作品が公開されると、決まって俳優起用や物語がわからないことが批評の対象になることが多いけど、作品を見る目がそこだけというのは余りも悲しい。様々な機会で監督は、お決まりの論理で映画をつくることに興味はなくなってると言っているのだから、私たちも理屈なんて考えず映画をみたらすごく楽しめる心が洗われるような素晴らしい作品になってます。そう子供の目で。
そして、映画が終わって外に出たら、この世の中がすこし綺麗に見えるかも。

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takahiro

5.0面白い!

2008年7月15日

楽しい

試写会で一足先に観てきました。
まず映像の綺麗さにびっくりしました。
ジブリは空の映像が多いのですが、海もこんなに綺麗に!と関心しました。
話もとても面白かったです。
お子さんも大人も楽しめる素敵な映画に仕上がっていると思いました。
試写会はよく行くんですが、満員御礼と言う感じ。
注目度の高さを感じました。

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明

4.0だって元気な男の子と健気な女の子が頑張る話って悪くないじゃあありませんか!

2008年7月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 ポニョや主人公の男の子の設定が5歳にしているなど、ターゲットをファミリーに絞り込んで、よりファンタジックな映像になっていました。とにかくポニョのキャラと声はかわいいの一言に尽きます。これならお子さんは大喜びでしょう。
 懐かしい感じの絵柄だなぁと思ったら、CGは一切使っていないとのこと。

 監督自身が「人魚姫」と形容したストーリーですが、もの凄く元気いっぱいの人魚姫でした。
 トトロをはじめ、今まで森と空の話が多かった宮崎作品ですが、初めて海を舞台にすることで、ファンタジックさはより一層際だった映像を見せてくれました。
 特にポニョが人間の女の子になるところでは、作り手の想像力の豊かさに舌を巻きましたね。よくまぁこんな発想が次から次へ思いつくものだとつくづく感心しました。
 ファンタジックさというか売れ線を意識したのか、今までのジブリらしさは影を潜めています。宮崎監督のベースにははっきりしたアミニズムがあって、自然をないがしろにした人間は自然から祟られるという主張が色濃く表されて、作品のスパイスになっていました。しかし、今回はオブラートに包んでしまったようです。
 ポニョがトロール船に追いかけられるとき、海底のゴミやヘドロが描かれるなどチラリとは触れられます。
 けれども、なぜ突然水位が上がって街中が水没したのか、ほとんどネタバレしないで終わってしまいました。
 宮崎作品らしい世界観や主張をオブラートに包んだまま、ポニョかわいかったねで終わらせているところでは、これまでのファンから酷評されることでしょう。
 でも、そういううるさ型の宮崎ファンでなければ、大橋のぞみちゃんかわいらしい歌声とともにポニョのかわいい仕草に癒され、満喫できますよ(#^.^#)

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流山の小地蔵

5.0アニメーションが進化した

2008年7月6日

笑える

楽しい

幸せ

試写会で観てきました。
試写会お決まりの音質の悪さはぐっとこらえ、それを差し引いても素晴らしいアニメーションでした。

ず~~~っとこういうアニメーションを観たいと思っていました。
ジブリ美術館ではこういう作品を作っていましたが、まさか劇場用長編で成立するスタイルだとは思わなかったので凄く嬉しいです。

ジブリが脱皮して、また一つ新しい場所にたどり着いたようです。
文句なく素晴らしいアニメーションです。
おそらく賛否両論で酷評されることもあるかもしれません。
しかし、この映画は間違いなく素晴らしく素敵な映画です。

整合性やダイナミズムばかりを追い求め、ロジックでつじつまを合わせるような映画ではない、本当の映画でした。

こんなに気持ちのいいアニメーションはありません。

テーマとかメッセージとかそういう低次元ではない、素晴らしく素敵な世界。
公開がとても待ち遠しい!!
何度観ても気持ちよくなれるアニメーションだと思います。

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ghibghib