崖の上のポニョのレビュー・感想・評価
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難しく、考えないで…。
そんなわけで、“ポニョ”であります。予想通り、夏休み映画興行ブッちぎりの1位を独走中!宮崎駿監督、4年ぶり(オリンピックかい!)の新作。我が娘とワクワクドキドキしながら、行ってまいりました。
最初から非常に、ワクワクさせてくれました。ポニョやその妹たちの絵がとてもカワイくて、何か見ていて単純に楽しくなってきました。昨今のジブリ作品には、久しく感じられなかった“素朴さ”“懐かしさ”が感じられて、吾輩とっても嬉しかったです。何よりも隣で見ていた我が娘は、始まってからず~っと、『わあ、わあ!』と小さな歓声を上げながら、目を輝かせてスクリーンを見つめておりました。それだけで、吾輩は充分でございました。
ただ途中からストーリーが、『う~ん、何を言いたいのかよくワカラン??』と吾輩には思えてしまいました。何か、事前の予備知識では『環境問題を訴えたいらしい』とか『生命の尊さを描いている』といったような話を聞いておったのですが、正直見ていて『だから何?、それがどうした?』と思ってしまいました。それよりも何よりも、CG全盛のこの時代に、全編手描きで描かれたアニメーションの圧等的な“映像力”に吾輩は感激してしまいました。そう吾輩世代には、昔のTVアニメを彷彿とさせる絵のテイストが、何となく懐かしくて、それでいて改めて今の時代に観てみると、非常に斬新に感じられる…今回、宮崎カントクがこだわったこの作画は、本作の作風にもマッチしていて、非常に素晴らしい仕上がりになっています。
そして、音楽!毎度お馴染み久石 譲さんの壮大なスコアと、この夏耳にしない日はナイんじゃなかろうか?とまで感じられる、あの『♪ポ~ニョ、ポ~ニョポニョさかなの子~♪』の主題歌。もうね、小難しい理屈は要りません。娘は充分楽しんでました。見終わった後、『お話、わかったか?』との吾輩の問い掛けに『うん、チョット!』と答えておりましたが、それでイイのだ!大人の吾輩でも、ようワカランかったのだから…(^^;。とにかく見ているだけで、とても楽しい気持ちになれました。これって、映画を観る上でとても大切なことですよね?
思ってたより全然いい!!
はっきり言って、自分の中でトトロ超えました。
上映中は気持ち悪いですけど、一人で大分微笑んでました。
ラストは、幸せな気持ちからジ~ンときました。
かなりお勧めです。
ぽにょかわいい。。。
大人も子供も
絶対的な悪!みたいな悪者がいない所が気持ちいいです。
一応ポニョの父親がポニョを連れ戻そうとして魔物っぽいの使うんだけど、彼には彼の理由があって、それは世界を救う為の行動にもなっているから、見方を変えれば彼が正義。
これはなんとなく戦争の縮小版とも言えると思います。
そして所々愛らしいキャラクター達。
ポニョ父かわいすぎ、宗佑素直すぎ、ポニョ自由過ぎ。
テーマには環境問題、高齢者介護、親と子
いろいろ背景に社会問題がみえるのはジブリっぽいですが、個人的には絵が「すごく綺麗!」とは思えなかったことが残念です。内容もあと一歩物足りなさはありましたが…
とにかく、今の子どもたちにはぜひ、それだけではなく親も子供用だと思わないで観てみるのが良いと思います。
実は介護現場のファンタジー
5歳の娘が、観たいみたいとうるさいので、3年生のお兄ちゃんも連れていっしょに観てきた。
知らなかったのだけど、これって海岸にあるデイサービスのお話なのね。
それも保育所併設、泊まりにも対応という、いま風のデイ。(小規模多機能か?)
で介護スタッフ、リサさんの活躍は、助演女優賞もの。
暴風雨と高波に、泊まりの利用者を心配し、5歳の息子(宗介)を家に残して夜中に車で向かったり。宗介がポニョに見染められたばかりに、海の女神さまとも談笑し、ポニョを譲り受けてしまったり。
ポニョを「気味の悪い人面魚」呼ばわりするデイの利用者トキさんもいい。嫌われ系のキャラながら、水没するデイに同行せず、宗介を助ける役どころ。
全編ファンタジーの世界…。
なによりポニョは、嵐を呼ぶ女の子。すっごい一途で身勝手な元気にあふれていて面白かった。幾重にも巨大に重なる波頭をタッタカタッタカ走り回り、家の中でもムダにぴょんぴょん走り回り…。
それでいて、ごはん食べながら、ポンポン船に乗りながら、気づくとウトウト眠っている。うっかり半魚人に戻りかけたり。魔法が切れるということなのだろうけど、屈託ないカンジでいい。
ちょっと残念だったのは、デイの利用者、全員、車イスに乗せられっぱなし。ここでも人材不足で余裕がないのかもしれないが、フツーの椅子に移乗して欲しいし、せめて、ステップを下ろして足を床につけたいところ。ファンタジーなんだし。
自走するならまだしも、と思ったが、スティックで操作する電動車イスが一人、両輪を腕で回して移動していた方が一人。あとはみな介助だ。
せっかく、介護スタッフはリサさんのように、ハツラツとした好イメージで描いてくれているのに、お年寄りがまたこんなイメージでは…。じいさんも全然いないし。
ただ、その後魔法でみんな歩いたり走ったりできるようになる。そのための車イスの強調という訳だが、下肢マヒや筋力低下が解消して、元気になるって、嬉しいんだろうけど、何だか、せっかくの魔法なのに、そんな身体の元気バンザ~イ!みたいなところで終わってしまうのはちょっと惜しい。介護予防か。
ポニョの父が夢見るのは、4億年前の地球。魚類がさかえたデボン紀。両生類が生まれ、生物が海から陸に上がり始めたころ。“生命”のスケールは大きい。
先月、3年生の息子が行きたいとうるさいので、5歳の娘も連れていっしょに出かけた上野の科学博物館。
お目当ては恐竜なのだが、38億年前に海の中の”泡”から生命が生まれ、長い長い時間をかけて進化をとげながら、やがて5、600万年前(ごく最近)、サルからヒトが分かれて広がるまで、ものすごい壮大な展示があった。
どの生物も、細菌も植物も昆虫も動物も人間も、みんな共通する遺伝子をもっているとか。生命の底知れぬ神秘、まさに全類みな兄弟。でっかい昆布の標本とか怖くて泣いてた娘も姉妹。
ポニョは、海なる母から生まれ、魚から半魚人(両生類)を経て、ひとの子(哺乳類)まで、一気に進化する生命そのもの。海を汚す人類に大洪水と落っこちそうな月で警告しつつ、それでもヒトが地球に生まれてきてよかった。
ポニョは宗介と気持ち通わせてくっつけたし、赤ちゃんもお年寄りもおんなじ生命で肯定される。そんなヒトのよさのファンタジーが見え隠れ。
終映後、ムスメは大満足、「ぶぉ~って息するところが面白かった~! ぶぉ~ぶぉ~っ!」「ポニョはね、ハムが好きなんだよ~!」と、タッタカタッタカ劇場の階段を駆け降りていく。
あ~ほんとに屈託のない、まんまるおなかの女の子。
魔法よ切れないで。(泣)
宮崎駿だからこそ許される作品だが、見応えがないわけではない
巨匠・宮崎駿の4年ぶりの新作は、宮崎自身が子供のために作ったと断言する“宮崎版「人魚姫」”。思えば、ここ最近の宮崎アニメは、シリアス路線が多く、どちらかと言えば、大人向けの作品が多かった気がするが、本作は宮崎の言葉どおり子供たちに向けたど真ん中のストレートのような作品だと思う。
では、肝心の作品の出来はどうだろう? 結論から言うと、これまで多大な功績がある宮崎だからこそ許される作品ではないだろうか。中盤以降、明らかにテンションが落ち、尻すぼみになってしまう感じが何とももったいないし、あのラストは、「○○は幸せに暮らしましたとさ。おしまい」で終わる絵本のようで、呆気に取られる観客も多いだろう。また、おそらく宮崎アニメにファンが求めるようなストーリーの魅力が欠けているのが残念。ということで、「ルパン三世/カリオストロの城」や「天空の城のラピュタ」のレベルの興奮は求めないように。
ただ、だからと言って酷い出来の作品かと言うと酷評するほどではないとも思う。何より画が力強い。中でもCGを使わずに、筆書きのタッチで水の表現にこだわったという嵐のシーンの迫力は必見ものだし、荒れ狂う大海原の上をポニョが元気に駆け回るシーンの爽快感と興奮は「さすが、宮崎!」とうならざるを得ない。振り返ってみれば、ごくごく単純なストーリーも、言い換えればシンプルだけど濃縮されたストーリーと言えるかもしれない。そんなわけで、なんだかんだ言って、そこそこ楽しめた。
それから、映画の製作に携わった全ての人への感謝と敬意が感じられるエンドロールは感動的だった。多分、あんなエンドロールは初めてでは? まあ、これは映画の出来とは関係ないのだけれども。。
子供が欲しくなる恐るべきアニメ
観てきました『崖の上のポニョ』。
僕的に、『もののけ姫』以降のジブリ映画の中で一番面白かったです。
そして も の す ご く 子 供 が 欲 し く な っ た 。
以下感想。
どこまでも続くアニヲタ坂を昇り始めた僕は、現在見事なまでに(調子乗ったアニヲタビギナーが陥りがちと思われる)「作画厨」と化しておりまして・・・。
『ポニョ』はまじ神作画の連続。ハンパない。
止まってる絵がほっとんどない!ループもほっとんどない!
とにかく全キャラの動きがめちゃくちゃ素敵です。陳腐な表現だけど、まるで生きているようだった。
子供の動き、台詞が可愛すぎる。尋常じゃない。
「大丈夫だよ、ぼくが守ってあげるからね」「ポニョ、宗介、だぁーいすき!」
セリフや詩とゆーものは、1.DQNなストレート表現→2.詩的な(回りくどい)表現→3.本質的なストレート表現、の順で魅力を増していくものだと思うけど、『ポニョ』内のセリフは、この中でいえば間違いなく「3」。
正直この2点、「動き」と「セリフ」だけで十分泣ける。
映画好きでよかったー!と思える。さいこう。
あと宗介のお母さんがセクシー。
ジブリ史上過去最高にセクシーなキャラじゃないかと思う。
女性の生っぽい感じがすごくよくできてる。
・・・でもこんな女の人は所詮、「男の作った映画」に出てくる「男の夢」だな。現実には一万人に一人もいないだろ、こんなよくできた女。
というわけで、総じてすっごく楽しい、ハッピーで感動する映画だっただけど・・・。
でもいくつか気になる点が。
一つは「男の不在」。
宮崎駿とジェームズ・キャメロンは、僕の中で2大「女がやたら強い映画」の監督なんだけど、今回の『ポニョ』もご多分に漏れず。
主人公の宗介は男の子だけど、もう一人の男性キャラ・フジモトは役割的にはただの物語の「駒」だし、映画内での権力は、(視覚的には違うけれど、実質)すごく小さい。
それに、宗介のお父さんの視点は完全に「物語の外側」からのそれだし、そういう描写を物語の合間合間に入れてくることで、意識的に「男」の存在を蚊帳の外にやってるんだよー、と宣言してる気がした。
これは想像なんだけど、宮崎駿は男の世界しか知らないんじゃないか。だから男に期待はできないと思っているし、女に夢を見すぎてるんじゃないか。と、そんな気がする。使いようによっては無限の可能性を秘めている、選ばれし男のスペシャルアビリティである「童貞マインド」が、悪い方に行っちゃってるように思える。
どういう意図があって男がこんなに弱いのか、僕には全く理解できないのでそこは×。
もう一つはエンドロール。
「この映画をつくった人」みたいな感じで、名前だけがバーっと出てきて終わり。
「監督」とか「原画」とか「動画」とか「美術」とか、役割の表記はまるでなし。
これは正直気味が悪かった。
「みんなで作りました」みたいな意図なのかもしれないけど、「みんなで同じこと」を「同じ量ずつ」やったわけじゃないんだから、このクレジットはおかしい。逆に不平等だろ、こういうのは。
共産主義的なものを感じた。気持ちが悪いのでやめてほしい。
以上、感想でしたー。
なんか宣伝ではストーリーがわからないのでイマイチ観る気がしないという意見が(僕の周りでは)多いのですが、悪いことは言わん、観とけ。
僕的には3,000円払ってもいいと思ったわ。
祝☆テーマソング大ヒット・・・
主題歌のかわいらしさ・・・ポ~ニョポニョポニョ♪の呪文に
導かれて観に行ってしまいました。
ただし妹達の群れ泳ぐ姿には「た~らこ~♪た~らこ~♪」と
いうCMソングが頭をよぎりましたが(^ ^;
でも正直言って、何の世界なのか、ついて行けなかった・・・。
人魚姫?ファインディング・ニモ?海底二万哩にワルキューレ?
あれ?どうして「トトロ」の「メイ」がいるの?(笑)
ポニョが人間の姿に化けて宗介の家に戻って来る辺りまでは
テンポもムードも最高なのに、後はバタバタするかと思えば
冗長に感じられたり、どこかムラのある流れ方で、最後は
あまりにもあっさりと「危機」が去って行くし・・・。
声優陣・・・所ジョージさんは賛否分かれるところではないで
しょうか?
老婆心(←誤用)で見るための映画
いかにも親が子供に見せたがりそうな映画です。子供のための映画じゃありません。
こうあって欲しいという子供像を見事に反映した登場人物たちに、大人たちは歓喜すること間違い無しです。
作中に登場する老婆たちが、まさに観客の写し鏡となることでしょう。主人公に感情移入する人はいなくとも。
壮大な動く絵本
この映画は、虎がぐるぐる回ってバターになっちゃうのと同じような、理屈を無視して見たままを受け止めるタイプの作品だと思う。
そういう意味で、大人が子供の心境に帰る事が否定されている気がする。
”トトロ”や”魔女宅”には大人が子供に帰れるだけの辻褄やノスタルジーがあったが、”ポニョ”は辻褄やノスタルジックさは完全に崩壊している。
海という壮大な舞台と演出の割りに、非常にミニマムな世界観がある。
これは絵本のスケール感だ。
息子の吾郎氏に対する”子供心”の押し付けにも思えた。
”ゲド”で泣きじゃくっている息子を見かねて、
駿監督は絵本を読んで聞かせる事で応えたのではないだろうか。
トトロを期待して観に行ったため物凄いしっぺ返しだったが、
この作品を子供の時に見てみたかったと思わせる何かがあったのは確か。
見た直後より、しばらくしてから思い返したほうが好印象というのも面白い。
大人の事情や屁理屈を抜きにして観れば、きっと素晴らしい作品だろうと思う。
最初から最後までカオス
面白いか面白くないかっていうと、面白いわけではないです。
ポニョの周りに起こる事象一つ一つに満足のいく説明がないです。
絵や動きはすごいので、一見の価値が有るとは思いますが、すごく美しいとか、かなり幻想的とかいうわけでもないので、あんまり印象に残らない感じです。
ただでさえよく分からないストーリーにおいて、一番不快感を覚えたのが最後の十分ぐらいですか。
いきなり「世界が破滅する~」みたいなことを言い始めて完全においてけぼりにされました。
ここまで完全に子供向けなほのぼのとした内容だったのに・・・。そこに刺激を加えようとしたのかわかりませんが、違う意味でひやひやさせられました。
オマケにどう収集つけるのかと思ったら
「ポニョが半漁人でもいいですかー?じゃあ世界は破滅しませーん」
かなり大雑把ですが見た人はわかると思います、本当にこんな感じです。
ただ、子供がいても安心して見せられる内容ではあるので
物語中盤までのほのぼのとした雰囲気・子供でも喜べる内容、というのが一番のセールスポイントでしょうか。
逆に悪い点を挙げるとすれば「意味がわからない」に尽きると思います。
期待して観に行くと、ものたりないしがっかりしたけど雰囲気はよかったからいいかあみたいな不思議な気分が味わえます。
大人が観る場合は
「雰囲気を楽しめる人」と「意味がわからなくて納得いかない人」
の二種類にわかれるように思います。
ただ、周りの人々がぽにょの存在を易々と受け入れたり等々、その他もろもろのカオス加減を楽しむにはいいんじゃないでしょうか。
「ポニョが人間になって帰ってきたよー!」
「あらそう」
「ポニョは魚だったんだよー!」
「ふうん」
みたいな華麗なスルースキルは本当に見物でした。
結論としてこの映画を楽しめる人は
・小さいお子さん
・雰囲気を楽しめる人
・シュールなギャグアニメとして楽しめる人
といったところでしょうか。
私個人としては、雰囲気を楽しめたのでいいんじゃないかと。
誰も損しないし、得もしない映画だと思います。
正直な感想
ん?これでおしまい? あ、そう…
これならレンタルで良かったかなと思いました。
たしかに嵐のシーンはすごかったが
世間でいうほど、映像がキレイってわけでもなかったし。
先生、息子さんのこと、酷評してる場合じゃないですよ。
ビジネス的なしがらみもあるんでしょうけど…。
それとも世間が期待しすぎなんだろうか。
「考える」映画ではなく、「感じる」映画
「考える」映画ではなく、「感じる」映画ですね。
目の前に起こることをどれだけ素直に受け止められるか、
そこがこの作品を傑作と思うか駄作と思うかの分け目・ポイントだと思います。
『ハウルの動く城』がダメだった人は、この『~ポニョ』もきっとダメなんだろ
うなあ。
『千と千尋の神隠し』から始まった“物語の解体”の試み。
『ハウル~』を経てそれはさらに進み、物語を完成させる労力はすべて、
躍動感・いのちの息吹きをフィルムに焼き付ける労力に割かれている印象を受けます。
(その意味で、宮崎氏はもう「完成された物語」を擁する『ナウシカ』『ラピュタ』的な
作品を創る気はないと思いますよ)
画面で起こることの説明が、どうして作品内ですべて用意されていなければ
ならないのでしょう? 目の前で起こることを全力で堪能し、
説明されない世界の理は、観終わった後に自分の想像力でフォローする。
それじゃあダメなんですかね?
ぼくらが生きている現実って、まさにそういうものじゃないですか。
もちろん、『崖の上のポニョ』には大満足です。
理屈抜きに楽しむべき
この作品を見終わった後、様々な謎は残りますが、
余り深く考える必要はないと思います。
絵本の中のおとぎ話は何でもあり。
ポニョの愛らした、素直さ、純真さを素直に楽しむべきです。
途中スリリングなシーンもありますが、
宮崎作品のことだから誰も傷つかず、
最後は丸く収まるんだろうと安心して見てました。
今回はCGは使わず全てをセルで描いているそうです。
そのため絵の温かみが強調され、全体的にふんわりした印象を受けます。
親子で安心して見られるアニメって久々ではないでしょうか。
ポニョってきましたぁ~
いやぁ~言っちゃ悪いけど、
思っていたより面白かったです。w
キャラクターはかわいいし、笑えるし、
最後なんか、涙なんか出しちゃったりして・・・・
ポニョで泣いてしまったぁ~
歳のせいか・・・(笑)
いやいや、ジブリのお話が温かいんですよ。
家族にお勧め確実ですね☆
宮崎駿の騎行。
すでに観る前から、某サイトでは書き込みの嵐が!(爆)
ドエライ評論家筋の皆さんの間でも物議を醸している
本作のようですが…そこまで論争するような作品でも^^;
私は単純に駿先生のお子ちゃま全開加減が面白かった。
だってポニョ可愛いし~♪
あのテーマソングとて、暗記出来るほど聴いて歌って…
我が家に、ちょうど二尾のポニョがいるもんですから(爆)
「あぁ、この子らもそんな風に思ってたりして~♪」と
じーっと水槽を眺めてみたり…(餌を奮発してみるとか?
う~ん、でもハムは食当たりを起こしそうだなxxとか)
いろんな意味で楽しめたこの作品、欲をいえばもちっと、
金魚のポニョを見たかった!あのコシャクな態度も好き~^m^
さて本編。。
「人魚姫」と「ワルキューレ」をモチーフにしてるのは
明らかで(名前がブリュンヒルデよ)その感情のうねりが
高波となって押寄せてくる、躍動感に満ちた内容でした。
特に前半、一目で急に(爆)好きになった宗介のもとへ、
クジラ波?の上をものすごい速さで疾走してくるポニョ。
ここがいちばんのクライマックス!!だといえるくらい、
このシーンは素晴らしいです。「ワルキューレの騎行?」
にのって女の子がまさに、攻め込んで!?くる感じ^m^
私は心の中で「すっげー!」と叫んでいました。
これでしょう!?このスピード感が全てみたいなもの。
このシーンを観るだけでも、価値のある作品です。
魔法の力で人間化した後も、ポニョと宗介の間には、
温かな兄弟愛が流れ、行方不明になった母親のリサを
探しながらポンポン船に乗って(これ!懐かしすぎる~)
流れていく道中もなんだかほのぼの。。
ストーリーがどうもねぇ。という世論は分かるけど^^;
子供の世界感(監督含む)なんてワケ分からないもんです。
確かに説明不足なうえ、まとまりのない作品ですけど(爆)
宮崎駿からの祈りと願い。のようなものが感じられました。
子供は子供らしく生きて、親にはそれを見守って欲しい、
やはり心に愛が必要なんだよ。優しくあろうね。の戒めを
今回は神々しい天上からでなく、子どもの目線で描いた。
やっぱりお母さん大好き♪いなくなったら泣いちゃうよ~
というような、懐かしい切なさを味わえる作品でした。
この人の作品って、いつも子供がしっかりさんなのだけど、
こんなに世間を冷静視できる子供など、そうはいないぞ^^;
駿先生の憧れ?なのかな。
ただ…やっぱり気になったのは、声優陣と親子関係。
子供たちの声を選ぶのは上手いのに、大人になると何故?
(ゴメンねぇ、所のおじさん。市村正親風な顔なんだもん^^;)
父母と子供間の関係が薄いのはいつものことだけれど、
今回は母親を名前で呼ばせている。破天荒な山口智子には
似合っているけれど^^;宗介のキャラには合ってないですね。
彼自身の親子関係を反映しているようで、チト切なかった。
ぽぉ~にょ、ぽ~にょぽにょ、さかなのこぉ~♪
↑こんな歌詞が書けるお婆ちゃんになりたいなぁ…(^-^)
(幾つになっても親は親。子供は子供。ポニョはポニョさ。)
宮崎駿は常に進化している
私もコナン以来宮崎アニメを見てますが
今回はちょっと難しかったです.
たぶん,この映画の価値はあと3年くらい待たないと
「絶賛」の域には届かないのだろうと思う.
それくらい,難しい.
宮崎は「続編」を作らない監督だ.
この映画がちょっと違和感があると感じる人は多いと思う.
それは,宮崎がまた進化したせいだと思う.
私は「もののけ姫」のときは,「これはナウシカと同じじゃないか?」
と思った.だから,あの作品は,個人的には好きでは無い.
このポニョは,これまでのものから見るとまったく異質.
強いて言えば「パンダコパンダ雨降りサーカス」であるが
父母ともに健在で,ちょっと違うと思う.
うまく言えないが,この映画は,観客が楽しむと言うよりも,
「この映画を理解できないならばあなたは未来を生きる価値が無い」
という強いメッセージを発していると思う.
娯楽作品としては最低点を与えるべきであるが,
見てよかったという点では,最高だと思う.
宮崎の盟友である高畑勲は,その作品が時代を反映し,
未来を強く問うているかどうかを評価の基準にしていた.
宮崎作品が,たびたび,監督のサービス精神からエンタテイメントを意識するあまり主題をぼかしてしまっているのを戒めているのだ.
この作品には現代のもつ問題点が鋭く内在している.
老人のためのディサービス施設が出ていることがどれほど凄いことか.
赤ん坊が不機嫌な顔をしていて,それをあやそうとするポニョが出てきたり
する
正直,難しすぎて大ヒットはできないかもしれない.
結局のところ,「面白かった.」
それで十分では無いだろうか.
期待される映画って難しいですね
私たちは宮崎映画という連作に何を期待して
劇場に足を運ぶのであろうか?
素直に 私は期待してる「この次何がおこるの?」
劇中で起こるストーリー展開から
え?w そんな事になるのかw
ウハ スゲェェー ヤッター ガンバレェェー 等
そんな斬新な展開に 私、そして今の幼き子供たちの
冒険心をくすぐらせ 感情移入できる
そんな映画を期待してる
今回、単純そうでポニョ良いかも?って期待しすぎちゃいました
結果 個人的に ダメ出ししちゃいましたよ^;
(どこが気に入らないとかは、とりあえず書きません)
しかし絵力(えぢから)は 買いです!さすがです。
終わった…
もののけ姫以降の宮崎作品は衰退の一途を辿っていると確認出来た作品。盛り上がりも盛り下がりもなく、絵が綺麗だとも幻想的だとも思えない。見始めて少しして帰りたくなり、途中から眠くなってきたのはジブリ作品でこれが初めて。もう、あの人は一線から身を引いた方が良いのではないかと思った。
同じ劇場にいた子供が一番盛り上がっていたのは、作品ではなく上映前のトトロの歌が流れていた時だったように思える。
声は所ジョージ以外はまあまあの出来。山口智子さんの声や口調は三石琴乃さんに似ていた。
宮崎駿監督が国民に与える夢
「天空の城ラピュタ」や「ハウルの動く城」など 夢がある作品が多い。
子供ながらに 空の上には城があって そこに楽園があるかもしれないと思ったり、 自分の家に住んでいながら いろんな所に移動できてしまう不思議な家、すごく夢がある。 4年ぶりの宮崎駿作品という事で注目したが・・・・
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